離乳食のお粥はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。
離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はお粥です。
お米を離乳食に取り入れるときは、全粥から始め、軟飯、ご飯と順に進めていくようです。冷凍保存がしやすいようで、離乳食として最も用いられることが多いようで、完了期に97.8%の方が取り入れているようです。
お粥はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月頃から子どもに与えられるとされています。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると74.8%のママがこの時期にお米を離乳食で与えているようです。
離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると96.7%のママがこの時期に離乳食でお米を与えているようです。
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると98.0%のママがこの時期に離乳食でお米を与えているようです。
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると97.8%のママがこの時期に離乳食でお米を与えているようです。
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は50~80g
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は90~80g
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は90~80g
「離乳食を始めた5カ月頃に作りました。土鍋に米1カップに対し水を10カップ入れて30分ほど浸し、強火にかけ沸騰したら弱火にして蓋をし、40分くらい炊きます。火を止めて10分蒸らしてからすり潰してペースト状にしました。初めての離乳食だったので食べてくれるか心配でしたが、たくさん食べてくれました」(20代ママ)
離乳食を始めた頃は、お粥に慣れてもらおうと子どもの食事の様子をみながら与えているママが多くいました。
「離乳食のお粥をご飯から作るときは、ご飯をざるに入れてさっと洗ってぬめりを取り、鍋にご飯1に対して5倍の水を入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして30分煮て火を止め、10分蒸らします。大人用のご飯からお粥が作れるのでよく作っていました」(30代ママ)
大人用のご飯からお粥を作るのは簡単で時短にもなりそうですね。
「離乳食初期の6カ月頃、10倍粥をまとめて作り置きしていました。ミキサーですり潰して、製氷器に入れて冷凍保存していました」(30代ママ)
10倍粥はまとめて冷蔵保存しているママが多くいました。あらかじめすり潰しておけば食事の用意もスムーズにできそうです。
「炊飯器で炊いた全粥を、1食分ずつ小分けにして、冷凍保存しています」(30代ママ)
離乳食後期からは一回分ずつにして冷凍保存しているママが多くいました。
「土鍋でお粥を作るときに、沸騰してから弱火で炊き込むときに蓋をしますが、きちんとフタをしてしまうと吹きこぼれやすいので、フタを少しずらして鍋に乗せるようにしています。また炊き込み中にしゃもじで混ぜると粘りが出てしまい、子どもが食べずらそうにしていたので、気をつけていました」(20代ママ)
鍋でお粥を作るときは、子どもが食べやすいように調理の気をつけるポイントを間違えないようにしているママが多いようでした。
「5カ月頃、全粥を初めてあげるときは、1さじだけ与えました。検診で、初めての食材は早い時間にあげるようにと言われたので、午前中にあげるようにしました」(30代ママ)
離乳食初期のすり潰したお粥を初めて与えるときは、子どもの様子を見ながら与えたママが多くいました。
お粥は離乳食初期・中期・後期・完了期を通して使える食材です。離乳食を進めていく中で子どもの様子を見ながら、お粥の硬さを変えいくとよいでしょう。お粥の作り方もさまざまな方法があり、冷凍保存もしやすいようなので試してみてもよいかもしれません。
お粥に慣れてくると野菜のペーストや魚を加えたり、食べやすいように味に工夫をしているようでした。混ぜる食材を少しずつ増やしていって、食べる楽しさを感じてもらえるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月25日時点の情報となります。
2017年12月25日
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