子どもに椅子はいつから必要?子ども用の椅子の種類などをご紹介

子どもに椅子はいつから必要?子ども用の椅子の種類などをご紹介

子どもの成長はあっという間で、5カ月を迎える頃には離乳食が始まる子も少なくなく、いっしょに食卓を囲む機会も増えます。その際に必要になるのが子ども用の椅子。ハイチェア、ローチェア、成長によって高さを変更できる椅子など、さまざまな種類があります。今回は、子ども用の椅子が必要になる時期、種類、購入するときのポイントについてご紹介をしていきます。

子ども用の椅子はいつから必要?

子ども用の椅子はいつから必要なのでしょうか。必要になる時期についてご紹介します。


首がすわってから

一般的に、首がすわるようになる時期は、生後3カ月から5カ月頃と言われています。ずっと寝てばかりだった赤ちゃんも、起きている時間が少しずつ長くなっていきます。日中、ベッドに寝かせると泣いてしまう赤ちゃん用に、椅子があるとママやパパにとって便利でしょう。


離乳食をスタートしてから

離乳食をスタートする時期は、生後5カ月以降が多いようです。首はすわっていますが、まだ腰は完全にすわっていない子どもが多い時期ですので、子どもを椅子に安定して座らせると、ママやパパは楽に離乳食をあげられるでしょう。


お絵かきや学習用として

お絵描き幼児

お絵かきや工作などの一人遊びができるようになる年齢になると、一人で椅子に上手に座っていられるようになる子も多いようです。食事用とは別に、椅子があると便利でしょう。

子ども用の椅子の種類とおすすめの年齢

子ども用の椅子にはどのような種類があるのでしょうか。椅子の種類、メリット・デメリット、おすすめの年齢についてご紹介します。(購入した椅子によって、使用できる年齢は異なります。実際に使用する場合は、椅子の説明書をご確認ください)


ハイチェア

椅子に座る赤ちゃん

ハイチェアは、座面が高い位置にある椅子です。ダイニングテーブルでの食事に向いています。

・メリット:ダイニングテーブルで大人といっしょに食事ができる

・デメリット:お座りができるようになるまで使えない場合が多い

・おすすめの年齢:1歳~3歳(お座りができる時期)


ローチェア

ローチェアは、座面が低い位置にある椅子です。ローテーブルでの食事や、一人遊びに向いています。

・メリット:子ども一人でも座りやすい

・デメリット:お座りができるようになるまで使えない場合が多い

・おすすめの年齢:1歳~3歳(お座りができてくる時期)、3歳~6歳(お座り+お絵かきや学習などができてくる時期)

おしりがすっぽり収まる形の椅子

おしりがすっぽり収まる形の椅子は、赤ちゃんのおしりが収まり安定感があるのが特長です。

・メリット:生後3カ月頃から使える形がある

・デメリット:使用期間が比較的短い場合が多い

・おすすめの年齢:0歳~1歳(ちゃんとしたお座りが難しい時期)


成長によって高さや機能を変えられる椅子

座面、足置き、背もたれ位置などが調整可能な椅子。

・メリット:赤ちゃん時期に使っていた椅子を大人になっても使用できることもある

・デメリット:成長に合わせて椅子を調整しなくてはならない場合もある

・おすすめの年齢:1歳~3歳(お座りができてくる時期)、3歳~6歳(お座り+お絵かきや学習などができてくる時期)、6歳以降


収納機能付きの椅子

座面を持ち上げて、おもちゃや洋服など、ものを収納することができる椅子。

・メリット:おもちゃや洋服などが収納できる

・デメリット:おもちゃや洋服などで椅子が重くなる可能性がある

・おすすめの年齢:3~6歳(お座り+お絵かきや学習などができてくる時期)、6歳以降


手作り椅子

家具屋などで販売しているキットを利用して作ったり、木材を購入してパパとママが作ったりする手作り椅子。

・メリット:オーダーメイドで作れる

・デメリット:手間と技術が必要

・おすすめの年齢:1歳~3歳(お座りができてくる時期)、3歳~6歳(お座り+お絵かきや学習などができてくる時期)

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子ども用の椅子を購入するときのポイント

さまざまな種類がある子ども用の椅子。購入するときのポイントについてご紹介します。


年齢ごとに気になるポイントをチェック

子どもは、大人が予想できないような動きをします。0歳~1歳の子どもは、気になるものは何でも口に入れてしまうので、椅子の塗装に注意しましょう。1歳~3歳の子どもは、よく動き転びやすいので、椅子の角が鋭角の椅子は避ける方が無難です。3歳~6歳の子どもは、椅子の上でジャンプしたりする場合があるので、安定感があり倒れにくい椅子を選ぶと良いでしょう。


正しい姿勢で座れるか

子どもが椅子に座ったとき、肘はテーブルより上、足は足置き場や床にきちんとつくか確認しましょう。


顔が見えるような高さを選ぼう

椅子の高さがテーブルと合っていないと、食事がしづらくなってしまいます。また、子どもから大人の顔がよく見えなくなってしまいますので、子どもが座ったときに、椅子とテーブルの高さのバランスが良いものにしてあげましょう。


部屋のインテリアに合う

シンプルなデザインの椅子からキャラクター色が強い椅子まで、さまざまなデザインで販売されている子ども用の椅子。インテリアのイメージに合わせて、子ども用の椅子を選ぶのもよいでしょう。

【体験談】子ども用の椅子を手作り

筆者が子どもと通っていた児童館には、牛乳パックで作られた椅子がありました。筆者も作ってみようと、半年間かけて1リットルの牛乳パックを40本用意し、周りにお気に入りの布を貼り、背もたれのないローチェアが完成しました。子どもにちょうど良い高さで、一人遊び用としても使用しています。大人も座れる丈夫な椅子で、子どもの踏み台としても使っています。

子どもの成長に合った椅子を選ぼう

座る幼児

子ども用の椅子について、必要になる時期、種類、購入するときのポイントをご紹介しました。赤ちゃんの時期から子ども、大人になるまで生活に必要な椅子。成長を支える家具の一つとして、大切な一脚を選びましょう。

2017.10.14

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