
毎晩の寝かしつけ、苦労しているママも多いのではないでしょうか。寝かしつけの授乳はいつまで続くの?と不安に思う場合もあるかもしれません。周りのママたちに話を聞くと「授乳をやめたい」「卒乳させたい」という声が多くありました。寝かしつけの授乳をやめたママたちに、当時の悩みややめ方を聞いてみました。
子どもを寝かしつける方法として、毎晩授乳をしているママも多いのではないでしょうか。母乳じゃなきゃ寝ない、哺乳瓶をくわえていないと寝ない、そんな場合もあるでしょう。授乳後すぐに寝てくれたらよいのですが、そう簡単ではないですよね。
1歳前後の時期になると、卒乳や断乳を考えるママも多いようです。周りのママたちはどうやって授乳をやめたのでしょう。当時の悩みなどを合わせ、やめ方などを聞いてみました。
ママたちの声を集めると、寝かしつけの授乳についていろいろな悩みがあるようです。対策も合わせてご紹介します。
「げっぷさせないまま寝かしつけして、吐き戻して喉に詰まってしまわないか心配でした。しばらく横向きで寝かせて背中をトントンしていました」(30代ママ)
「ミルクを飲みながら寝てしまう日もあり、げっぷを毎回だせませんでした。傾斜のあるクッションに寝かせ、しばらく様子をみていた時期もありました」(20代ママ)
月齢が低ければ低いほど、げっぷをきちんと出させてあげたいと思うママは多いようです。吐き戻しても対処しやすいよう、仰向けは控えたほうがよさそうですね。
「歯磨きせずにそのまま寝かしつけした日も多かったです。ただ虫歯も気になったので、寝かせたまま歯磨きシートでこっそり磨いていました」(20代ママ)
「歯が生え始めてからは虫歯にならないか心配でした。起こしてまで歯磨きする気にはなれず、翌朝起きたらまず歯磨きしていました」(30代ママ)
授乳しながら寝ついてしまった場合、歯磨きをためらう場合も多いようです。歯磨きができないため、虫歯を心配しているママの声もたくさんありました。歯磨きシートなら寝たままでも使いやすいようなので、試してみてもよさそうですね。
「添い乳で寝かしつけていましたが、授乳時間が長く辛かったです。なかなか寝ない日も多く、いつまで続くの?と不安でした。パパに寝かしつけを任せて自分一人の時間を作るなどして乗り越えました」(20代ママ)
「1歳を過ぎているのに毎晩授乳しないと寝ついてくれず、いつまで続くのかと不安になりました。朝起きたら昨日よりもっと疲れているような気がして、日中は子どもとお昼寝して過ごしました」(20代ママ)
長い授乳時間に悩んでいるママや、いつまで授乳が続くのか不安に思うママも多いようです。なかなか眠れないのは、子どももママも大変ではないでしょうか。辛いと感じたときはパパに任せるなどして自分の時間を上手に確保しながら、ママ自身が休む時間も大切にできるとよいですね。
寝かしつけの授乳はいつまで続いたのでしょう。卒乳、断乳後の寝かしつけ方法について聞いてみました。
「歯が生え、離乳食のすすみもよかったので生後8カ月で断乳しました。泣いても絵本の読み聞かせで寝かし続け、1歳のころには絵本を眺めているだけで寝るようになり嬉しかったです」(30代ママ)
「ミルクのあとに、絵本を静かに読んで寝かしつけをしていました。絵本が好きな子だったので、読んで興奮しないよう気をつけました。1歳半には卒乳し、以降は絵本だけで寝てくれました」(20代ママ)
絵本を読み聞かせて寝かしつけているママは多いようです。授乳よりもママの体勢を変えやすいので、身体への負担も減らせそうですよね。「夜だけに読む絵本を用意した」というママの声もありました。選ぶ絵本や読み方を工夫すると、自然に授乳をやめられるかもしれませんね。
「1歳2ヶ月の頃、私の体調不良がきっかけで断乳しました。断乳後はよく泣いていたので、抱っこして寝かしつけしていました」(30代ママ)
「離乳食もたくさん食べていたので、1歳の誕生日に断乳しました。寝かしつけはひたすら抱っこしていて、夜に抱っこ紐をつかって散歩へ行く日も多かったです」(30代ママ)
抱っこをして寝かしつけているママの声もたくさんありました。子どもが成長し体重が重くなってくると、抱っこ紐を使って散歩に行くママも多いようです。抱っこの時間が長いと腕を痛めてしまうかもしれないので、無理しないよう工夫できるとよさそうですね。
「1歳3カ月のときに卒乳しました。温めた牛乳を哺乳瓶であげたところ、いつものように寝てくれました。1週間くらいは牛乳を飲みましたが、それ以降はお水を少し飲んで寝るようになりました」(20代ママ)
「1歳半に卒乳しました。1歳5カ月ごろからコップでミルクを飲む練習を始めて、約1カ月たったころミルクから麦茶に変えました。3日くらいは麦茶を嫌がりましたが、そのうち慣れてくれました」(30代ママ)
母乳やミルク以外の飲み物で代用し、卒乳させたママもいるようです。離乳食をしっかり食べていたり、日中はミルクなしで過ごしているようなら、授乳をやめる選択肢を選んでもよいかもしれませんね。子どもが困惑しないよう、コップやほかの飲み物に少しずつ慣れさせてみてはいかがでしょうか。
寝かしつけの授乳は大変に感じる育児の一つかもしれません。いつまで続くのか不安に思ったり授乳をやめたいと思ったら、授乳以外の寝かしつけ方法や授乳のやめ方を取り入れてみてもよさそうですね。夜にはママもしっかり休めるよう、寝かしつけ方法を見直してみてはいかがでしょうか。
2018年05月31日
赤ちゃんへの授乳中に胸がチクチク痛む。そんな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。なかには病気かもしれないと不安に感じる方もいるかもしれません。授乳の時間が快適なものになるよう、胸が痛む原因と対処法を正しく知っておきましょう。
河井恵美(エミリオット助産院)
男性の育児休業取得を促進する「育児・介護休業法」が改正、順次施行。性別を問わず、育児と仕事を両立させる社会の実現が今、望まれています。そこで、試行錯誤をしながら早くから育休制度の設計や運用を実施。6年連続で1ヶ月間の男性育休取得率100%を実現するピジョン株式会社の取り組みとその軌跡を紹介します。
授乳中の飲み物として「お茶」は飲んでも問題ないのか迷うママもいるのではないでしょうか。ノンカフェインのお茶についても、どのような種類があるか気になりますよね。そこで今回は、授乳中にお茶は飲んでよいか、カフェインを避けるべき理由、おすすめのお茶、母乳の分泌が良くなるお茶はあるのか、お茶を飲む時のポイントについて調べてみました。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
出産後に夫婦関係が悪化してしまう「産後クライシス」。具体的にどういった状態をさし、なぜ起きてしまうのでしょうか。今回は、産後クライシスとは何か、原因や判断のためのチェックリスト、解決策、パパの産後クライシス、ママたちの体験談についてご紹介します。
河井恵美(エミリオット助産院)
不妊治療の助成拡充に続き、2022年4月から、保険適用が決定。子を持つための選択肢が広がった今、長きにわたる不妊治療の末に双子のお子さんを授かった大山加奈さんに、ご自身の多胎児育児についてお話いただきました。
仕事の都合や急な用事、保護者のリフレッシュなど、家庭での保育が難しいときに子どもをどこに預けようか悩んだ経験がある方も少なくないかもしれません。今回は、一時保育やベビーシッターなど、保護者が安心して利用するための流れやポイントをまとめてご紹介します。
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただくお悩み相談コーナー。今回は丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄先生が、産後のセックスレスのお悩みに答えます。
宋美玄(ソンミヒョン)
赤ちゃんへの授乳中にココアを飲んでいいのか、気になるママもいるようです。そこで今回の記事では、ココアの成分、特にカフェイン量や、乳腺炎との関係などについて調べてみました。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
新生児のよだれはいつから出るのでしょうか。また、どうして数ヶ月経つとよだれが増えるのでしょうか。よだれの量や形状、その中で注意すべき症状にはどのようなものがあるのか、よだれによる「かぶれ」やスタイの活用方法、服やおもちゃによだれがついた時の対処法も合わせてお伝えします。
保科しほ(医療法人社団 敦保会 恵比寿こどもクリニック)
赤ちゃんが突然発する奇声にはどのような理由があるのでしょうか。日々の生活の中であまりに奇声が続くと、発達障害との関係を不安に思う方もいるかもしれません。保護者が疑問に感じる、赤ちゃんの奇声について、原因や対処法をまとめました。
保科しほ(医療法人社団 敦保会 恵比寿こどもクリニック)
育休は、働くパパ・ママを助けてくれる嬉しい制度。しかし実際に妊娠をするまで、いつからいつまで育休を取得できるのかはよく知らないという方が多いかもしれません。育休と合わせて、産休の場合はいつからいつまで取得できるのか制度の違いや、男性における育休取得などについても合わせて紹介します。
育児のなかでママたちを悩ませる、断乳のタイミング。さまざまな事情から断乳せざるを得ない場合もあるでしょう。今回は、ママたちの体験談をもとに、断乳の進め方やコツ、断乳を行うときの注意点などをご紹介します。