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ローラースケートのコツ。子どもと始める際の上手な滑り方・教え方と、練習に最適な場所や必要なもの
クワッドスケートやインラインスケートなどの種類についても
子どもがローラースケートを始めたいと言うようになり、始めるのに戸惑ってしまう保護者もいるかと思います。わかりやすい教え方や滑り方、乗り方のコツを動画付きで紹介します。さらに、ローラースケートを練習するために最適な場所や靴、ケガ防止のために必要なものなども併せて解説していきます。
ローラースケートは何歳頃から始めた?
子どもが何歳くらいからローラースケートを始めたか、保護者に聞いてみました。
20代ママ
30代ママ
上の子は6歳から、下の子は5歳からローラースケートを始めました。年齢差はありましたが、どちらも半年ほどで基本的な動きをマスターしました。けがが心配でしたが、必ずヘルメットと膝・肘のプロテクターを着用させたので、大きな怪我もなく楽しめています。
ローラースケートを始める適切な年齢は、子どもの身体能力や興味によって異なりますが、一般的には4〜6歳頃から始めたという声がありました。この年齢になると、基本的な平衡感覚が発達し、簡単な指示を理解できるようになる子が多いようです。
ローラースケートシューズの販売サイトなどを見てみると、14cmサイズから販売されていることが多いことから、靴のサイズが合うようになり、ルールや指示が聞けるようになる年齢が匙めるのに適していると言えるかもしれません。
ローラースケートで滑ってみよう
ローラースケートは、雨の日でも場所を選べば室内で体を動かせる遊びの一つかもしれません。滑り方・乗り方・教え方のコツさえつかめば、女の子でも男の子でも大きな差がなくローラースケートを乗りこなすことができそうです。
まずは、安全のためのヘルメット・ひざあて・ひじあて、もしある場合には専用のグローブ、ない場合は手袋や軍手などを準備しましょう。グローブは転んだ時に、手を前につくとケガをする場合があるため着用しましょう。
このように、全身にプロテクターを付けると安心でしょう。競技としての情報が少ないこともあるため、もし身近に参考になる人がいなければ、ローラースケートを取り扱っているスポーツ用品店で必要なもの聞いてみるなどの情報収集も必要かもしれません。
ローラースケートの教え方
実際にローラースケートの滑り方の教え方を順番に見ていきましょう。もし滑った経験がない場合も、動画を参考にするとわかりやすいのでチャレンジしてみてくださいね。
立つことを目標に
ローラースケートの初心者、もしくは苦手な子どもは、ローラースケートをはくと立てない場合があるようです。そのため、いきなり滑り方を教えるのではなく、最初は子どもの手を取りながらまずは立てるようになることを目標にしましょう。
立てるようになったら前進できるようにしていきましょう。
前へ進んでみよう
ローラースケートで前進するときも、転びやすいので保護者が手で重心をとれるようにサポートすることが必要でしょう。なるべく手に重心がかからないようになってきたら、一人で進めるようになってきたサインのようです。
このとき、重心が後ろにいくとお尻から転んでしまうかもしれません。なるべく、前に重心をかけつつも前後どちらかに偏らないように重心をコントロールしましょう。
実際の教え方としては、大人もいっしょにローラースケートをはいて滑り方や乗り方、重心のかけかたのコツを見せると子どもにも伝わりやすいかもしれません。
ローラースケートが一つしかない場合には年齢に合わせて手足を使って教えてあげてくださいね。
脚をハの字にして止める
”脚をハの字にして止まる”ということを伝えるのには、手をハの字にして「ハ」を意識させるなど、動きについて手を使ったり、大人が実際の動きを見せると子供にもわかりやすいでしょう。滑れるようになってきたら後ろからサポートすると前進しやすいかもしれません。
また、スキーの得意な幼児は滑りやすい傾向にあるでしょう。その際は、ボーゲンなどスキーの滑り方を例に出して教えるとわかりやすいかもしれません。
滑れてくるとこのように歩きながらも前に進むことができます。スムーズな滑り方が難しくても、ローラースケートの乗り方はマスターしてるようです。滑り方のコツを実際につかむとスムーズに滑りながら前進できそうです。
ローラースケートの選び方
ローラーがついて遊べる靴には、主に2種類のシューズがあるようです。
ローラースケート
靴に4つの車輪が装着しているスケートのようです。シューズに車輪を装着するパターンのものもあり、これらも含めてクワッドスケートとも呼ばれているようです。初心者にはバランスが取りやすくコツをつかみやすいかもしれません。
インラインスケート
インラインスケートとは、アイススケート靴の裏のブレードのように、4つのローラーが直線状に装着されたスケートシューズを履いて滑る競技です。両足で立つことに時間がかかる場合もありますが、慣れたらスピードが出て楽しめます。
競技として技を競う大会などもあり、女の子でも世界大会で優勝した日本人が話題になったことも。エクストリームスポーツとしても人気が高いようです。
ローラースケートができる場所
サイクリングロードを持つ公園など、実際に調べてみてローラースケートの使用が禁止されていないか確認が必要かもしれません。
とはいえ、ローラースケートが滑れる専用の公園は日本各地にあるようです。無料の場所から有料の場所まであり、予約が必要な場所もあるので事前にリサーチが必要でしょう。
スケートリンク
室内で滑れるスケートリンクやスケートパークでは、ローラースケートやプロテクターを貸し出しているサービスを行っている場所があるようです。
室内のスケートリンクは床がなめらかで専用のスケートリンクとして作られていて初心者には滑りやすいようです。さらに、雨の日でも遊べるので練習するにはよいかもしれません。
屋内外のスケートボードやBMX用に作られているパークでも、インラインスケートの滑走を許可しているところもあるようです。クワッドスケートの際は事前に確認してみましょう。
ローラースケートをする上での注意点
乗り方・滑り方・コツをつかんで、滑りやすくなってきたときに特に気をつけておきたい点をご紹介します。
親が目を離さない
慣れてくると一人でも滑れるようになり、自由に好きな場所に行けるようになるでしょう。人が多い・少ないに関係なく、保護者は手が離れても目は離さないようにしましょう。
時間帯を考える(混み合う時間を避ける)
専用のスケートリンクやパークにしても、ローラースケートが禁止されていない公園などでも人が多い時間帯はプロのスケーターやスケート上級者がいる場合が多いので避けた方がよいかもしれません。
上達度でゲレンデ上のコースが分かれているスキーのようにはいかないため、練習している人が多い時間帯を事前にリサーチして避けるなどの対策をとりながら、安心して練習に望みたいですね。
プロテクターを身に着ける
練習の際、最初は立ちづらく転びやすいのでヘルメットやレガース、ひじ・ひざあてなどのプロテクターが欠かせなかったという声を聞きました。
コンクリートで地面に砂利があると転んだときに、大きなケガにつながりやすい場合もあります。貸し出し用のプロテクターや初心者に適した靴などを貸し出しているようなスケートリンクやパークを利用できるとよいかもしれませんね。
ケガ防止のための転び方と右足ブレーキ
ローラースケートを楽しむ上で、転び方や右足ブレーキのかけ方を知ることはケガ防止につながります。以下のような転び方を練習するのも上達への近道かもしれません。
転び方のコツ
転び方は主に以下の3方向への転倒と転び方のコツをイメージして練習してみるとよいでしょう。スキーでの転び方練習も参考になりそうです。
- 前方への転び方 手のひらを地面に付けず、腕を曲げて前腕で受け止めましょう。
- 後方への転び方 尻もちをつくように腰を落とし、顎を引いて頭を守ります。
- 側方への転び方 転ぶ側の腕を伸ばして体を支え、反対側の手で頭を守ります。
どの方向への転び方を練習する場合でも、転んだ時に手をつくとケガをする場合があるため、必ずグローブを着用しましょう。
右足ブレーキの使い方
シューズの種類にもよるようですが、インラインスケートには標準として右足ブレーキが付いているものが多くあります。この使い方を練習することで、安全に止まることができます。
右足ブレーキで止まる際は、ひざを曲げながら腰を落として、右足を前に出しながらブレーキをかける練習をするとよいようです。
この右足ブレーキは標準として右足についていますが、どちらの足にも付け替えられるものもあるので、聞き足が左の場合は付け替えができるタイプのものを選ぶ方もいるようです。
また、クワッドスケートには右足ブレーキが標準装備されていないことが多いようです。左右どちらかのトゥを地面に付けたり、脚をハの字にするなどして減速しながら止まることができます。
転び方や右足ブレーキのかけ方といった情報を参考にしながら練習することがケガ防止につながります。プロテクターの着用とあわせてローラースケートを安全に楽しみながら上達を目指しましょう。
親子で楽しみながら練習しよう
女の子でも男の子でも性差や身体の大きさなどに関係なく楽しめるローラースケートの滑り方・乗り方・選び方・教え方のコツを紹介しました。ケガ防止のための転び方や右足ブレーキなども含めて、動画で乗り方や詳しい情報などを子どもと一緒に見てから練習するとコツをつかみやすいかもしれませんね。
クワッドスケートと呼ばれるスタンダードなローラースケートやスピードが出るインラインスケートなど子どもの個性に合わせて種類を選び、親子で楽しみながら上達できる遊びとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
息子は4歳の誕生日プレゼントでローラースケートをもらいました。最初は転んでばかりでしたが、3ヶ月ほど練習を重ねると、公園を一人で滑れるようになりました。バランス感覚が良くなったのか、自転車の練習もスムーズにできるようになって驚きました。