子どもの鉄棒の逆上がりのコツ。蹴上がりやタオルを使った練習方法など

子どもの鉄棒の逆上がりのコツ。蹴上がりやタオルを使った練習方法など

2018.04.20

鉄棒にはグライダーやこうもりなどの様々な技がありますが、中でも逆上がりは苦手意識を持つ子どもが多いようです。子どもが逆上がりをできるようになるには、蹴上がりやタオルを使った練習方法が効果的なようですが、具体的にはどのようなコツがあるのでしょうか?今回は逆上がりのコツや練習方法について調べてみました。

逆上がりができるようになる年齢は?

鉄棒は公園や保育園、学校など、子どもが集まる施設でよく目にするメジャーな遊具でしょう。そのため、年齢が幼い内からこうもりなどの簡単な鉄棒技を楽しみながら、鉄棒に慣れ親しんでいる子どもも多いようです。早い子であれば保育園や幼稚園に通っている間に逆上がりをマスターし、小学校中学年くらいになると学年の半数以上の子が逆上がりをできるようになるケースが多いようです。

ママとしては焦ることはないと考えるかもしれませんが、周りがどんどん逆上がりができるようになると、逆上がりができない子どもにとっては一大事かもしれません。同い年の子が逆上がり以外にも、グライダーなどの難しい鉄棒技を楽しんでいる姿を見たら、逆上がりができない子どもは焦りを感じてしまうこともあるでしょう。

子どもが無理なく逆上がりを習得するためには、どのようなコツや練習方法があるのでしょうか?

逆上がりができない原因

鉄棒にぶら下がる子ども
sc0rpi0nce/Shutterstock.com

逆上がりができない原因にはどのようなことがあるのでしょうか。まずは子どもが逆上がりができない原因について見ていきましょう。


腕の力がない

鉄棒で逆上がりをするには、最低限自分の腕で自分の体を支えることが必要になるでしょう。しかし、逆上がりができない子どもは腕の力が弱く、自分の体重を腕で支えきれないケースが多いようです。また、腕の力を上手く使えず、腕が伸びきってしまっている場合も逆上がりができない原因の一つのようです。


蹴上がりができていない

逆上がりをするには上手な蹴上がりが必須になります。蹴上がりは鉄棒を握って足を踏み切った後、足を振り上げる際の反動を上手く利用しなければなりませんが、逆上がりができない子どもはそのバランスやタイミングがうまく取れないことが多いようです。


恐怖心

「逆さまになるのが怖い」「落ちたらどうしよう」などの理由で鉄棒に対して恐怖心を抱いてしまっていると、子どもが逆上がりをするのは難しいかもしれません。その場合は、まずは前周りやこうもりなどの簡単な鉄棒技で鉄棒に慣れ親しむことが大切かもしれません。

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逆上がりのコツ

逆上がりをする女の子
Purino /Shutterstock.com

次に鉄棒で逆上がりをする際のコツについて見ていきましょう。ママがコツを押さえられたら、子どもの逆上がりの練習に付き合う際に具体的なアドバイスがしやすくなるかもしれません。


鉄棒をお腹に引き寄せる

逆上がりはお腹が鉄棒から離れてしまっていると失敗しがちなようです。そのため、子どもに逆上がりを成功させるには鉄棒をお腹に引き寄せることがコツになるようです。最初のうちは回転する際に子どものお腹と鉄棒の距離が離れてしまわないよう、ママが子どもの腰を支えて補助してあげるとよいかもしれません。


目線は背中側の景色

逆上がりが成功すると、最終的に子どもの目線はもともと自分が立っていた背中側の景色を見ることになるでしょう。目線が安定することで姿勢もブレにくくなるため、子どもが蹴上がりをしたタイミングで「後ろを見て」など、ママが子どもに背中側の景色を見るよう目線のアドバイスをしてあげるのもよいかもしれません。


嫌がるときはお休みする

子どもと逆上がりの練習をする際は、ママが子どものモチベーションを下げさせないことも一つのコツでしょう。ただでさえ鉄棒が苦手な子どもの場合、嫌々逆上がりの練習をしてもなかなか上達しないことも多いようです。子どもが練習を嫌がっていそうなときは、休憩を挟んだり明日に持ち越すなど、ママがおおらかな心で見守ることも大切かもしれません。

逆上がりの練習方法

ママが逆上がりのコツを押さえられたら、実際に近所の公園の鉄棒などで子どもと逆上がりの練習をしてみましょう。逆上がりにはどのような練習方法があるのでしょうか?


ダンゴムシ体操

まずは子どもの腕の筋肉を鍛えるために「ダンゴムシ体操」や「ダンゴムシポーズ」と呼ばれる体勢を取る練習をしてみましょう。鉄棒を握って顎と鉄棒が同じ高さになるよう腕を曲げ、その高さをキープしたまま足を持ち上げダンゴムシのような体勢を取る練習です。この体勢を数秒キープできるようになると、自然と逆上がりのコツを覚えやすくなるようです。


蹴上がり練習の反復

先にも述べたように、逆上がりには上手な蹴上がりが必須になるため、蹴上がり練習の反復が大切になるでしょう。逆上がりができない子の蹴上がりは、本来真上に蹴り上げなければならない足を、斜め前に蹴り上げてしまっているケースが多いようです。真上への蹴上がりがなかなかうまくできない場合、ママが鉄棒の前に立ち、子どもがママの太ももあたりを補助台の代わりにして足を真上に上げる練習をするのもよいようです。


タオルで補助する

タオルを使った練習は、子どもに回転するイメージを持たせるのによいかもしれません。タオルの中央部分を子どもの腰か背中に回し、両端を鉄棒にかぶせ、その上からタオルといっしょに鉄棒を握ります。その状態から回ると、タオルが背中をサポートしてくれているので、簡単に回りやすくなるようです。タオルを使うことで滑りやすくなっているため、ママは注意とサポートに気を配るようにしましょう。

逆上がりを習得して自信をつけよう

鉄棒で逆上がりをする子ども
makieni/Shutterstock.com

逆上がりができない子どもが練習を積んで逆上がりができるようになると、それは子どもにとって大きな自信になるかもしれません。最初のうちはこうもりなどの簡単な鉄棒技しかできなかった子も、逆上がりができるようになるとグライダーなどの高度な技までできるようになる場合もあるようです。

子どもにとって逆上がりを習得することが気持ちの面でもよい経験になるよう、ママも蹴上がりやタオルなどでの練習方法のコツを押さえ、親子で前向きに練習に取り組めるとよいですね。

2018.04.20

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