幼児に教えるキャッチボール。初心者でもわかりやすい基本的な練習方法とは

幼児に教えるキャッチボール。初心者でもわかりやすい基本的な練習方法とは

2018.03.03

子どもが男の子の場合、5、6歳くらいになるとそろそろ子どもとキャッチボールを楽しみたいと考えるママ・パパもいるようです。今回は初心者にキャッチボールを教える際の基本的な練習方法や、一人でもできる練習方法など、ママ・パパが幼児にわかりやすく教えられるキャッチボールの練習方法について調べてみました。

キャッチボールをはじめる前準備

初めて子どもとキャッチボールの練習をする際には、事前に用意するものや決めておいた方がよいことがあるようです。まずはママ・パパがどのような準備をすればよいのでしょうか?


道具を揃える

まずはキャッチボールに必要不可欠なグローブとボールを買い揃えましょう。グローブはママが一人で買いにいかずに、必ず子どもにも試着させたうえで子どもの手に合ったサイズの幼児用グローブを、ボールは軟式ボールを用意するとよいでしょう。

幼児用グローブを購入した場合は、最初は皮が固くて使いづらいため、あらかじめ柔軟スプレーなどを用いてグローブを柔らかくしておくと子どもが練習しやすくなるようです。


練習場所を決める

子どものためにも、練習場所はしっかりと下見をしておいた方がよいかもしれません。道路や駐車場などは、自動車や人との衝突を避けるためにも幼児のキャッチボールの練習場所には適していないかもしれません。

幼児のキャッチボールの練習には、土手や公園など、安心して練習できそうな開けた場所を選んだ方がよさそうです。


ママ・パパの心構え

「早く子どもとキャッチボールを楽しみたい」と思うあまり、練習中につい熱くなってしまうママ・パパもいるかもしれません。しかし、まずは子どもに「楽しい」と思ってもらえないと、前向きにキャッチボールの練習をすることが難しくなってしまうでしょう。

「練習は楽しく」「怒らない」など、親が事前に心構えなどを決めて共有しておくことで、和やかな雰囲気で練習に取り組めるようになるかもしれません。

基本の投げる練習

キャッチボール 子ども
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では、実際にキャッチボールの練習をする際、子どもにどのように教えたらよいのでしょうか。まずは基本的な投げる練習から見ていきましょう。


上半身を使う

アドバイスをせずに、まずは子どもに一人でボールを投げさせてみましょう。多くの場合、思うようにボールが遠くに飛ばないケースがほとんどではないでしょうか。その原因の多くが手だけで投げようとしているからで、キャッチボール初心者の多くがこの「手だけ投げ」をしてしまうようです。

なかなかうまくいかない場合は、投げ方の動画を見せるなどしてイメージトレーニングをするのもよいようです。


足の向き

前足のつま先を投げる方向に向かってまっすぐ向けることも、上手にキャッチボールをするポイントのようです。子どもがボールを投げる際の足の向きがどうなっているかを確認し、うまくできていない場合は「つま先がママにまっすぐ向くよう踏み込んでみて」など、具体的にアドバイスをするようにしましょう。


視線

視線は必ず相手のグローブを見るように教えてあげましょう。視線がブレなくなると、ボールを投げる際に子どもの頭もブレにくくなるので、コントロールがしやすくなるようです。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、まずは短い距離から少しずつ練習を重ねていきましょう。鏡の前でボールを持たずに投げるフォームの練習をするなど、子どもが自宅で一人でも練習できる方法もあるようです。

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基本の捕る練習

キャッチボール 教え方
© sirtravelalot - Fotolia

上手にキャッチボールをするには、投げるだけではなく捕る練習も必要になってきます。次は基本的なボールを捕る練習について見ていきましょう。


体の正面で

ボールを上手に捕るためには、体の正面の胸の高さでボールを受け止めることがポイントになるようです。そのため、最初のうちはママ・パパがなるべく子どもの胸の位置にまっすぐボールを投げてあげるよう意識してあげましょう。

慣れてきたら、ボールを投げる場所を少し上下左右に振ってあげ、子ども自身が足を曲げたりフットワークを使って体の正面でボールを受け止められるよう練習を進めるとよさそうです。


片手を添える

キャッチボール初心者のうちは、せっかくボールをキャッチしてもその直後にポロっと落としてしまうこともよくあるようです。このようなボールのとりこぼしを防ぐためにも、ボールを捕った後にすぐ、グローブをつけていないもう片方の手をグローブに添えて、グローブからボールがこぼれないよう指導してあげてもよいかもしれません。

捕る練習を始めてすぐのうちは、子どもがボールをうまく捕れずに体に当たってしまうこともあるかもしれません。痛い思いをするとボールに対して恐怖心を抱いてしまう子どももいるようなので、最初のうちは軟式のテニスボールなどを使って素手でボールを捕る練習をしてみてもよいかもしれませんね。

基本的な捕る動作ができてきたら、グローブとボールを使って、壁に向かって投げたボールをキャッチするなどの一人練習もできるようになるようです。

最初はみんな初心者

キャッチボール 親子
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子どもと初めてキャッチボールの練習をする場合、子どもがキャッチボール初心者なのはもちろん、ママ・パパも幼児にキャッチボールを教えるのは初心者だというケースが多いのではないでしょうか。初心者同士、まずは基本的な練習をコツコツと楽しみながら重ねていくことが大切なのかもしれません。

子どもが一人で上手にボールを投げたり捕ったりできるようになるその日まで、親子で和気あいあいとキャッチボールの練習を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2018.03.03

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