女性はがんばるほど、幸せから遠ざかる…脳科学者が「男性脳と女性脳」を分析してわかった“決定的違い”
女性は直感力、男性は俯瞰力に優れている
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人間の脳はどんな仕組みなのか。脳科学者の黒川伊保子さんは「考える力を司る左脳と、感じる力を司る右脳を脳梁がつないでいる。女性はこの脳梁が男性に比べて生まれつき太い傾向があり、気づく、察するといった直感力に優れている」という――。(第1回/全2回) ※本稿は、黒川伊保子『運のトリセツ』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。
女性と男性の「がんばり」は大きく違う
「しあわせになりたいけれど、しあわせになれない女性」が、ついおかしてしまいがちなミスがあります。
それは、もっとやせたら、もっとおしゃれになれば、もっといい女になれば、愛されると思うこと。あるいは、夜も寝ないでがんばれば職場で認められるはず、と思ってしまうこと。
たしかに、そのがんばりは認めてあげたいところなのですが、女の脳が考える「ステキ」や「がんばり」と、男の脳が考え、求めていることは、大きく違う。空回りしている女性たちは、たいてい大きな勘違いをしているのです。
実は、男性脳・女性脳の研究をしているうちに、私はある法則に気づいてしまいました。それが、「女は、がんばるほど、しあわせから遠ざかる」という恐ろしい法則です。
「がんばる」よりも大切なこと。
それは、「脳のはたらき」と「男と女の脳の違い」を知って、自然体で生きること。
すると直感力が上がり、素の自分を認めてくれる人と出逢えます。そのうえで、男性脳の特性や、ことば使いの癖を知っていれば、無駄に疑ったり恨んだりすることなく、スムーズに関係を構築でき、幸せに生きていけるのです。
「目標」や「成果」(こうなりたい自分)にこだわりすぎると、直感が鈍り、本来の自分も見失うことに。がんばればがんばるほど、人生が、自分の気持ちから離れていきます。