梅宮アンナ52歳のビビビ婚…婚活カウンセラーが「出会って10日での即決入籍は大正解」と断言するワケ
同い年、乳がんサバイバーの女性が見た「梅宮アンナという生き方」
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タレント・モデルの梅宮アンナが5月23日にデザイナーの男性と婚姻届を出したことを報告。婚活サイトを主宰する川崎貴子さんは「アンナさんは52歳。しかも乳がん闘病中ということもあって、逆に思い切った決断ができたのではないか」という――。
氷河期世代どまんなか、梅宮アンナ52歳での電撃再婚
最近明るいニュースが少なかったせいか、梅宮アンナさんの結婚報道には思わず「おめでとう!」とスタンディングオベーションばりに祝福の念を送ってしまいました。私もアンナさんと同じ1972年生まれなのですが、就職氷河期世代、第二次ベビーブーム世代で、就職も結婚もうまくいかなかったと最近特に語られがちなジェネレーションなのであります。そこに来て御年52歳の再婚が決まったという彼女のこの報道には、私と同じようにはしゃいだアラフィフも多かったのではないでしょうか。
若い人はご存じないかもしれませんが、梅宮アンナさんと言えば、かつて、大御所俳優「梅宮辰夫の娘」として彗星のように現れ、モデルやタレントとして活躍していたものです。しつこいようですが私は同年なので、彼女が世に出てきた頃のことをよく覚えていますが、ハーフ特有の抜群なスタイルと美貌でファッション誌やテレビで何度もお見かけしました。
ただ、彼女の名を一躍全国区にしたのは、主に彼女の私生活によるもので、20代の頃、当時の恋人(何かと問題を起こしていた羽賀研二)、その交際を反対する父(梅宮辰夫)、それでも別れない娘(梅宮アンナ)の様子がワイドショーでしょっちゅう取り上げられたからだと記憶しています。羽賀研二がいかにダメ男だったかはここでは割愛しますが、彼の借金を返すために二人で写真集を出したり、盲目的かつ献身的に尽くす彼女に、当時、日本国民全員が「その男はやめておけ!」と辰夫側に付いたものです。
その後も長いことすったもんだがあり、やっと羽賀研二と別れ、一般男性と結婚して一女を儲けたと報道されるも結局離婚。そう、私たち同世代にとって「梅宮アンナさん」と言えば、生まれながらに富も美貌も持っていたのに「なぜか男運が悪い」代名詞的存在だったのでした。
昨年から乳がんで闘病中、同じ病気の経験者として応援してきた
そんな彼女が時を経て、昨年、乳がんを患い、ステージ3Aであるという発表をしました。私も彼女と同じ小葉がんという珍しいタイプの乳がん経験者で、同じように右胸の全摘手術した過去があり、再び彼女に注目するようになりました。
Instagramなどで、時に泣きながら、闘病の状況を発信している姿に、私も思わずもらい泣き。抗がん剤治療、右胸摘出手術、そしてリハビリ……。決して簡単な日々ではなかったはずです。それでも彼女は前向きに、包み隠さず自分の状況を発信し、多くの人たちに勇気を与えてくれました。大病に立ち向かった彼女が今、新たな人生のパートナーと出会い、結婚という大きな節目を迎えたこと。それはもう、心から「よかったね!」と言いたくなるニュースです。いろいろな経験をしてきた彼女だからこそ見つけられたお相手、そして夫婦という形。ぜひともこれからは、愛する人と一緒に、穏やかで幸せな日々を過ごしてほしい。そんなふうに思わせてくれる、素敵なニュースでした。