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1歳からはじまった突然の夜泣き。保護者が考えた原因と実践した対策法
1歳になって急に夜泣きが始まったり、夜泣きが復活して困っている方もいるかもしれません。今まで夜泣きをあまりしてこなかった子どもが突然夜泣き叫んだりすると戸惑ってしまいますよね。今回の記事では1歳から1歳半で突然始まった夜泣きについて、保護者の体験談と実践した夜泣き予防と対策法を紹介します。
1歳から1歳半で突然始まる夜泣き
1歳から1歳半の間で夜泣きが突然始まったという保護者に様子を聞いてみました。
1歳での夜泣き
「保育園に行き始めた頃、突然夜泣きが始まりました。深夜に必ず1度大泣きし、いつもなら添い乳をすれば寝てくれましたが、このときは自分からおっぱいを離してしまうため、ひたすら抱っこをして寝かしつけていました。夜泣きは1週間ほどで終わりましたが、その後も対策法を試行錯誤していました」(30代ママ)
「下の子を妊娠したため断乳したところ、夜泣きするようになりました。その頃は食が細かったので、夜中に空腹感を感じるのが夜泣きしの原因かもしれないと思いました」(30代ママ)
ちょっとした環境の変化が、子どもの夜泣きにつながることもあるようです。環境の変化に慣れ始めると、子どもの夜泣きも自然と収まったというママの声も多いようです。
夜泣きの原因はさまざまですが、成長過程の一つとして捉えることも大切かもしれません。また、夜泣きをさせないための対策を考えることもあるでしょうが、ある程度は仕方のないこととして受け入れる心構えも必要かもしれません。
乳児期との夜泣きの違い
「乳児期は夜中に1〜2度少しぐずる程度で、添い乳をすればすぐに寝てくれましたが、1歳2カ月頃からの夜泣きは頻度が増し、一日中家で過ごした日は特に1〜2時間おきに泣き声で起こされていました。原因が分からずさまざまな対策法を試しましたが、細切れの睡眠が続き、疲れがたまりました」(30代ママ)
「1歳頃は、夜中に細切れに起きて泣くことが多かったように記憶しています。夜中に泣けばおっぱいがもらえる、という口寂しさが夜泣きの原因かなと考えていました」(30代ママ)
子どもの夜泣きの様子は乳児期と1歳頃とでそれぞれ違うようですが、夜泣きをする期間はずっと続くわけではないようです。
この時期の夜泣きは、子どもの心身の発達や環境の変化が原因となることが多いようです。その子にあった対策法を工夫しながら、子どもの成長を見守れるとよいかもしれません。
夜泣きに関する記事や保育士さんなどのアドバイスを参考にしながら対策法を模索したという保護者の声もありました。
1歳児がぐっすり眠るための方法
1歳の子が夜泣きせずぐっすり眠るために、保護者が夜泣き予防対策として日常生活のなかでで見直した対策法を紹介します。
昼間の遊ぶ時間を増やす
「子育て支援センターに行く頻度や時間を増やしてみました。昼間の疲れでぐっすり眠ってくれているのか、多少夜泣きが落ち着いたように感じます」(30代ママ)
「夜泣きがひどく細切れ睡眠が続いたので、ぐっすり眠って夜泣きをさせないように、日中は一日中家の中で遊ぶのではなく公園などで外遊びをさせてみました」(30代ママ)
1歳頃になると、家の中の遊びだけでは体力があり余っているかもしれません。夜に熟睡できるように、外に出て遊ばせるママも多いようです。天候や体調に合わせて無理なく遊べるとよいでしょう。
十分な運動は夜泣き予防に効果的ですが、子どもの体力や興味に合わせて遊びを選んでみるのもよいでしょう。また、外遊びだけでなく、室内でも体を動かす遊びを取り入れることで、夜泣きさせない環境づくりにつながるかもしれません。
お昼寝時間を早める
「お昼寝の後も遊ぶ時間を作れるほうがよいかと思い、夕方の遅い時間にお昼寝しないように、お昼寝の時間を早めてみました。一日中家にいる日でも午前中にできるだけたくさん遊ばせて、昼食後にお昼寝できるように心がけました」(30代ママ)
「夜泣き予防のため、お昼寝の時間を調整しました。以前は夕方まで寝ていましたが、午後3時頃に起こすようにしたところ、夜の睡眠リズムが整い、夜泣きが減りました。子どもの様子を見ながら、適切なお昼寝時間を見つけることが大切だと感じました」(30代ママ)
1歳から1歳半の時期は、まだまだお昼寝も大切なようです。睡眠リズムの乱れが夜泣きの原因と考えた保護者も多く、夜にしっかり眠れるよう、お昼寝のタイミングを調整したという声がありました。
お昼寝の時間や長さは個人差が大きいため、自分の子どもに合った方法を見つけられるとよいでしょう。また、お昼寝の環境を整えることも、夜の睡眠の質を高めるのに役立つかもしれません。部屋を少し暗くしたり、静かな環境を作ったりすることで、より深い眠りにつながる可能性があるようです。
お風呂に入る
「夜泣き対策として、お風呂の時間を就寝の1~2時間前に設定しました。温かいお風呂でリラックスさせ、風呂上がりにゆっくりスキンシップをとることで、子どもの気持ちが落ち着き、夜泣きが減ったように感じます」(30代ママ)
「お風呂上がりに、ベビーマッサージを取り入れてみました。優しくマッサージすることで、子どもがリラックスして、夜泣きが減ったように思います。また、マッサージを通じて親子のスキンシップも深まり、子どもの安心感にもつながったようです」(30代ママ)
お風呂は夜泣き予防に効果的な方法の一つです。温かいお湯でリラックスすることで、子どもの心身が落ち着き、安定した睡眠につながる可能性があります。また、風呂上がりのスキンシップは、親子の絆を深めるだけでなく、子どもに安心感を与え、夜泣きを減らす効果が期待できます。ただし、お風呂の時間や温度は個々の子どもに合わせて調整することが大切です。
リラックスタイムを作る
「子どもが寝る前に、照明を早めに落としたり、好きな絵本の読み聞かせをしたり、抱っこしたりして、リラックスできる時間を長めに取りました」(30代ママ)
「断乳をした時期でもあったので、寝る前に温かい白湯を飲ませるようにしたら、落ち着いて寝てくれることが増えました」(30代ママ)
「保育園に通い始め、寂しさから夜泣きするようになったと感じたので、保育園の送り迎えのとき、ぎゅーっと抱きしめるようにしました。数日で夜泣きしなくなりました」(30代ママ)
就寝前に意識してリラックスタイムを作っている方や、昼間の子どもの不安を少しでも取り除けるようにと、子どもとのふれ合いタイムを作っているという声もありました。リラックスタイムは夜泣き予防に効果的ですが、子どもによって好みや効果的な方法が異なります。
絵本、軽いマッサージ、静かな音楽や子守歌など、さまざまな方法を試してみて、自分の子どもに合ったリラックス方法を見つけることが大切です。また、日中のスキンシップも夜泣き対策として有効かもしれません。
1歳からの夜泣き対策は睡眠環境作りも大切
子どもが熟睡できるように、保護者が工夫した夜泣きの対処法を紹介します。
衣類や身につけるもの
「1歳半頃、掛布団を嫌がったため、腹巻付きのパジャマに変えて掛布団をなくしてみました。掛布団がないことがよかったらしく、夜泣きが減ったように感じます」(30代ママ)
「1歳頃から睡眠中の寝相が悪く、はねのけたタオルケットを掛け直すときに夜泣きし始めることが多かったのですが、スリーパーに変えたところ夜泣きが減りました」(30代ママ)
衣類や身につけるものを少し変えるだけで、夜泣き対策につながるかもしれません。季節の変わり目は半袖から長袖に、タオルケットから掛布団に、など毎日の気温の変化に合わせて組み合わせを変えてみるのもよさそうです。
子どもの寝息を聞きながら、快適な睡眠環境を整えることが大切です。また、室温や湿度にも注意を払い、子どもが快適に眠れる環境を作ることで、夜泣きを予防できる可能性があります。
夜間授乳
「断乳をしました。断乳後3日ほどは夜泣きしていましたが、ひたすら寝息をたてて寝たふりをしていると自然といっしょに寝るようになり、ほとんど夜泣きしなくなりました」(30代ママ)
「すでに卒乳していたため、お茶を枕元に置いていました。夜泣きしたら枕元のお茶をすぐ飲ませているうちにグズらず寝てくれるようになりました」(30代ママ)
「夜間授乳だけやめようと試みましたが、夜泣きがひどくなってしまいました。やっぱり添い乳で寝かしつけるほうが子どもも私も安心できると実感し、夜間授乳を続けていました」(30代ママ)
「断乳をしたら自然と夜泣きも少なくなった。という声もありましたが、断乳をすることで、子どもにとってストレスとなり、夜泣きにつながることもあるようです。子どもが落ち着いて眠れる方法をいろいろ試してみるのもよいでしょう。
夜間授乳は子どもや家族の状況に応じて判断することが大切です。無理に中止せず、徐々に回数を減らしていくなど、子どもの反応を見ながら進めていくことが効果的かもしれません。また、夜間授乳の代わりに温かい飲み物を与えるなど、代替方法を見つけることも夜泣き対策の一つという声もありました。
安心するアイテム
「お気に入りのぬいぐるみといっしょに寝るようにしました。泣き始めたときにちょっと起こして、ぬいぐるみがあることを確認させると泣き止んで寝息をたてることがよくありました」(30代ママ)
「パパの匂いのついた枕をそばに置くと、夜泣きしてもその枕に顔を近づけてまた寝ることがありました」(30代ママ)
夜泣きした子どものそばに安心するアイテムがあると、泣き止んだり再び寝入る子どももいるようです。匂い、肌ざわり、大きさなど安心できるアイテムは子どもそれぞれにありそうです。
安心アイテムは子どもに精神的な安定をもたらし、夜泣きを予防する効果があります。ただし、窒息の危険性がないよう、安全性に十分注意することが重要です。また、子どもの好みや反応を観察しながら、最適な安心アイテムを見つけていくことが大切です。
夜泣きしてしまう場合の対策法
夜泣き予防の対策を行っても、完全に夜泣きをなくすことは難しいかもしれません。夜泣きしてしまった場合の対処法をいくつか紹介します。これらを試しながら、自分の子どもに合った対策法を見つけていけるとよいでしょう。
パパと分担して対応
「妻と夜泣き対応を分担することにしました。交代で対応することで、お互いの睡眠時間を確保でき、疲労を軽減できました。また、パパである私が対応することで、子どもとの絆も深まったように感じます。夜泣きの頻度も徐々に減っていきました」(30代ママ)
「夫婦で夜泣き対応を分担したことで、精神的な負担が軽くなりました。パパが対応する時は、私は別室で休むようにし、睡眠時間を確保しました。お互いにサポートし合うことで、夜泣き期を乗り越えられたと思います」(30代ママ)
パパとママで夜泣き対応を分担することは、双方の負担を軽減し、より効果的に夜泣きに対処できる方法です。また、パパが積極的に夜泣き対応に関わることで、子どもとの絆が深まり、子育ての喜びを共有できます。
ただし、仕事の都合などで完全な分担が難しい場合は、できる範囲での協力体制を築くことが大切です。夫婦でコミュニケーションを取りながら、最適な分担方法を見つけていくことが重要です。
子守歌を聴かせる
「子守唄を歌うことで、夜泣きが落ち着くことがありました。毎晩同じ曲を歌うことで、子どもにとって睡眠の合図になったようです。優しく歌いかけることですやすや寝息をたててくれると安心しました」(30代ママ)
「子守唄のCDを用意し、夜泣きが始まったときにかけるようにしました。同じメロディを繰り返し聴くことで、子どもがリラックスして眠りにつくことが多くなりました。私自身も子守唄を聴きながらリラックスでき、夜泣き対応のストレスが軽減されました」(30代ママ)
子守唄は古くから伝わる夜泣き対策の一つです。優しいメロディーと親の声が子どもをリラックスさせ、安心感を与えることで夜泣きを軽減する効果があります。歌う子守唄でも、CDなどの録音された子守唄でも効果が期待できそうです。
ただし、子どもによって好みや反応が異なるため、さまざまな曲や方法を試してみることが大切です。また、子守唄を寝かしつけの習慣の一部とすることで、睡眠のリズムを整えるのに役立つかもしれません。
ママパパがストレスを溜めない工夫
「夜泣き期間中は自分の時間が持てず、ストレスを感じていました。そこで、子どもが寝ている間の短い時間でも自分のリラックスタイムを作るようにしました。好きな本を読んだり、軽い運動をしたりすることで、気持ちがリフレッシュでき、夜泣き対応も前向きに取り組めるようになりました」(30代ママ)
「夜泣きの対応で疲れていた妻のために、休日は積極的に子どもの世話を引き受けるようにしました。妻にゆっくり休んでもらうことで、夫婦で協力して夜泣き期を乗り越えられました。また、お互いの努力を認め合い、感謝の言葉を伝え合うことで、精神的な支えになりました」(30代ママ)
夜泣き対応は長期間続くこともあり、親のストレスや疲労が蓄積する状況になりやすいでしょう。そのため、親自身のケアも必要になってきます。可能な範囲で自分の時間を作ったり、パパなどパートナーと協力して休息時間を確保したりすることが大切かもしれません。
また、友人や家族に相談したり、育児サークルに参加したりして、気持ちを共有できる場を持つという声もありました。
ストレスを軽減することで、より落ち着いて夜泣きに対応できるようになり、結果的に子どもにもよい影響を与えることができると考える保護者も多いようです。
泣き止まないときは病院へ行く?受診の判断軸
1歳を過ぎた頃から突然始まる夜泣きに悩む保護者は少なくありません。夜泣きが続くと、病気や発達の問題ではないかと心配になることもあるでしょう。
しかし、どのような場合に病院を受診すべきなのでしょうか。ここでは、夜泣きの際の受診の判断基準について、実際の保護者の体験談を交えながら解説します。
「1歳2ヶ月の息子が突然夜泣きを始めました。最初は歯が生えてくる痛みかなと思っていましたが、1週間以上続いたので不安になり、かかりつけの小児科を受診しました。結果的には特に問題なかったのですが、医師から夜泣きの一般的な対処法をアドバイスしてもらえて安心しました」(30代ママ)
「1歳半の娘が夜中に激しく泣き叫ぶようになり、とても心配でした。特に熱もなく、日中は元気だったのですが、3日連続で同じ症状が続いたので受診を決意しました。結果、夜驚症という睡眠障害の可能性を指摘されました。早めに相談して良かったです」(30代ママ)
「1歳3ヶ月の息子の夜泣きが2週間ほど続きました。食欲も落ちていたので心配でしたが、昼間は元気だったので様子を見ていました。ただ、体重が少し減ってきたので受診したところ、中耳炎が見つかりました。夜泣きだけでなく、全体的な様子の変化にも注意が必要だと学びました」(20代ママ)
保護者の声をまとめると、夜泣きの際の受診するかどうかの判断には、以下のようにいくつかのポイントがあるようです。
- ひどい夜泣きが1週間以上継続して続く
- 普段と明らかに異なる激しい泣き方をする
- 発熱、食欲不振、嘔吐などの症状をともなう
- 夜泣きだけでなく、日中の活動や機嫌にも変化がある
- 夜泣きにともなって体重が著しく減少している
夜泣きは多くの場合、成長の過程で起こる一時的なもので、誰もが通る道です。とはいえ、上記のような明らかに心配な点がある場合は念のため医療機関に相談してもよいかもしれません。
専門家のアドバイスを得ることで、適切な対処法を見つけられることや、医学的な問題がないと分かれば、保護者の不安も軽減されるというメリットもありそうです。
夜泣きもひとつの成長ととらえる
1歳から1歳半で、これまでになかった夜泣きが突然始まると心配になるかもしれませんが、日常生活や睡眠環境のちょっとした見直しが夜泣きの対策になりそうです。いろいろな方法を試しているうちに「昨夜は夜泣きで起こされなかった!」と驚く朝がくるかもしれません。
夜泣きは子どもの成長過程の一つであり、必ずしも悪いことばかりではないと言えます。子どもの発達や環境の変化にともなう自然な反応であることを理解し、長期的な視点で対策していきたいですね。さまざまな夜泣き対策を試みながら、子どもの成長を見守れるとよいでしょう。
夜泣き対策は家族それぞれの状況に合わせて柔軟に調整していきましょう。この記事で紹介した方法を参考にしながら、それぞれの子どもや家庭に最適な対処法を見つけていけるとよいでしょう。また夜泣き予防や対策は、一朝一夕で効果が現れないことも特徴の一つと言えるでしょう。
夜泣きの原因や対処法が分からなくても、焦らずに根気強く取り組むしかないというパパの声もありました。夜泣きでつらいときはママがひとりで抱え込まず、パパと協力して乗り切れるとよいですね。