こちらの記事も読まれています
簡単な手書き家計簿をつけよう!使い方や項目、メリットを紹介
家計を預かる身になると、食費や交際費など日々出ていくお金がたくさんあって、一体何にどれだけ使ったか把握しきれないことがありますよね。家計簿をつけた方が良いのは分かるけれど、面倒そうでなかなか手が出ない、と悩む方もいるかもしれません。今回は、簡単に手書きで家計簿をつけるメリットや、記載する項目など家計簿のつけ方を見てみましょう。
家計簿のメリットと書き方
家計簿をつけると、具体的にどんなことがわかるのか、わかりやすい家計簿の書き方のポイントなどを整理してみました。
家計簿をつけるメリット
家計簿をつけずにいると、自分の使ったお金の流れを把握することも難しく、将来的にいつ頃どの程度のまとまったお金が必要になるかイメージしにくいのではないでしょうか。
家計簿をつけるメリットは、先を見通した予算計画をもって家計の運営ができるようになることです。
たとえば子どものいる家庭では、大学などで大きな教育費がかかる時期がくることを見通せますよね。家計簿をつけておくと、先を見通せるようになり、今、どのくらい貯金しておく必要があるかわかるようになります。
また、日々のお金の動きを把握することによって、何月にどんな出費が多いかをチェックすることもできます。さらに、無駄遣いを減らし、貯金を増やすことにつながりやすいのも、メリットのひとつです。
簡単にすぐつけられる手書き家計簿がおすすめ
家計簿をつけるには、ノートとペンさえあれば簡単に始められる手書きの家計簿がおすすめ。
最初に記入する項目は、その月の収入です。そこから貯金をひいてしまうと、貯蓄額を増やしやすくなります。余ったお金を貯金に回す予定でも、ついつい使い過ぎてしまうことが多いので、収入を得たらまず貯金をしてしまいましょう。
貯金には、純粋に貯蓄額を増やしていく場合と、出ていくことが決まっている項目に関して積み立て貯金を行う場合があります。たとえば、夏休みに家族で旅行に行く場合、予算の24万円を1カ月2万円ずつ積み立てて12カ月で満額になる、といったケースです。
次に、支出の内訳に関する項目ですが、大きく「固定費」と「変動費」に分けることが可能です。「固定費」は、住居費や保険費、車のローンなど、毎月もしくは毎年金額が変わることのない項目を指します。家計簿をつける際は、1カ月の収入を書いた後は、貯金と積み立て貯金、固定支出の項目を記入してしまいましょう。
家計簿の使い方
収入から貯金や、積み立て貯金、固定費などの支出を除いた額が、ひと月に使えるお金ということになります。月ごとに変動する可能性のある「変動費」といわれるものです。
具体的には、光熱費、食費、日用雑貨費、医療費、衣類費、交通費、交際費などの項目のことです。
たとえば、真夏と真冬は冷暖房器具を多く使うので、春と秋に比べて光熱費が高くなりがちです。その差が倍近くなることもあります。また、家族の誕生日がある月などは、レストランで外食をしたりプレゼントを購入したりと、普段よりも食費や交際費が増えることになりますよね。余ったお金は、くりこし費として翌月に回しましょう。医療費など臨時の支出が多くなる月もあるので、そのときはくりこし費を使って全体として赤字が出ないように調整できます。
変動費に関しては、買い物をしたときにこまめに記入しておくことが肝心。簡単で良いのでその日に使ったお金の内訳を手帳やノートに記帳しておきましょう。ノートでつける家計簿の場合、レシートを貼っておくだけでも良いので便利です。
年単位でもお金の動きを把握
家計簿をつけ始めた最初の頃は、日々の支出の内訳を把握することに追われますが、ある程度データがとれてくると、年間を通してその家庭で必要な支出額が把握されてきます。
ひと月ごとに予算を追うのではなく、年単位でよりきちんとした家計管理を行うことができるようになるのです。また、ボーナスで大きく入ってくる収入も、計画的に貯蓄に回したり、大きな買い物に回したりすることができるようになるでしょう。
大きな目標も家計簿にのせて
家計簿をつける際、夢や目標も合わせて書いておくと、普段の生活で無駄遣いをせずメリハリのある使い方がしやすくなりますよ。
たとえば、数年に一度は家族で海外旅行に行くために月々数万円ずつ積み立て貯金をするとか、来年までに車を買い替えるなどの目標をもつと、家計簿をつけるのが楽しくなってくるでしょう。
実際はどう?家計簿にまつわる体験談
家計簿をつけてみて実際にその家のお金についての増え方や動きが変わるのでしょうか。前はやっていなかったのに、家計簿をつけ始めた人に、家計簿をつけてみての感想を聞いてみました。
ペットボトル代を節約する気持ちに
26歳の専業主婦で夫の収入のみで家計を運営しています。夫が頑張って稼いできてくれたお金なので、お金の流れを把握して報告してあげたいと思い、家計簿をつけ始めました。つけ始めてみてから良かったことは、
普段使う無駄遣いに気がつけたことと、小さな節約ができるようになったことです。
外出先でペットボトルのお茶を買うことが積み重なってひと月に数千円使っていることが分かったので、マイボトルをもつようにするなど、小さな節約ですが実行できるようになりました。
夫婦で家計に関する会話をすることが増えた
33歳の共働きで、夫の給料を家の生活費に回し、私の収入は基本的には貯蓄しています。
家計簿をつけ始めてから、年間予算の見通しを立てることができるようになり、家計簿を見ながら将来的に必要なお金に関することなど夫婦で会話するようになりました。
家計簿をつけず、貯金額が足りないのではないかと漠然と不安を抱えていた頃に比べて、実際の数字を見ながら建設的に主人と話し合いができるので、喧嘩も減ったように感じます。
家計簿は手書きで簡単にして継続しやすく
家計簿をつけると、収入と支出の管理ができるようになってきます。家計簿は、継続することが大切。簡単な手書き方式の家計簿であれば、毎日つけやすいので、継続しやすいですよ。
家計簿をつけるのは大変そうでも、収入と支出のバランスが把握できたり、年間予算を立てて家計を管理することができるようになったりとメリットもたくさんあります。手書きでぱっと簡単に項目をうめていくだけの家計簿であれば、家計簿をつけるのもハードルが下がったように感じませんか?ぜひ挑戦してみてくださいね。