フォローアップミルクを使ったおすすめ簡単レシピ。冷凍保存できる離乳食メニュー

フォローアップミルクを使ったおすすめ簡単レシピ。冷凍保存できる離乳食メニュー

フォローアップミルクを料理に使うポイント

2020.03.21

フォローアップミルクを使って作る離乳食について気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、フォローアップミルクを活用したおすすめ簡単レシピや、冷凍保存できるメニュー、フォローアップミルクを料理に使うときのポイントなどについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

フォローアップミルクを離乳食に混ぜるとき

離乳期に入った子どもの栄養サポートに、フォローアップミルクを飲ませているママもいるのではないでしょうか。フォローアップミルクから牛乳に移行し始めたり、液体としてはフォローアップミルクを飲まなくなってきた場合などに、離乳食に活用したいと考えるママもいるかもしれません。

今回は、フォローアップミルクを使った離乳食レシピや、料理に使うときのポイントなどについてご紹介します。


フォローアップミルクに含まれる栄養素は

フォローアップミルクは、離乳食が順調に進んでいるものの、鉄やカルシウムなどの栄養素が不足しがちな時期に、それらを補う目的で使用される栄養補助食品です。母乳や育児用ミルクの代替品ではなく、あくまで離乳食からの栄養摂取を基本とし、不足分を補う役割を果たします。

特に、離乳期後期から幼児期にかけて不足しがちな鉄分やカルシウムが強化されているのが特徴です。また、たんぱく質やビタミン類なども含まれていますが、乳児にとっての消化器官への負担を考慮し、乳児用ミルクとは異なる成分調整がされています。使用の際は、離乳食の進み具合や摂取状況に応じて判断し、過剰摂取にならないよう注意が必要です。

出典:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)/厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04345.html


フォローアップミルクを使った離乳食おすすめ簡単レシピ

フォローアップミルクを使った離乳食レシピについて、ママたちに作り方を聞いてみました。

ミルククリームうどん

マカロニ
Igor Dutina/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

溶かしたフォローアップミルク60mlにコンソメひとつまみを入れ、クリームスープを作ります。スープにうどんと、細かく切ったほうれん草を入れてひと煮立ちさせたら完成です。うちの子はごはんよりも麺類が好きなので、よく食べます。


フォローアップミルクとコンソメをあわせて、クリームうどんを作ったママがいました。茹で野菜や白身魚のほぐし身を入れて、食感も楽しめそうなレシピにアレンジすることもできそうです。チーズをトッピングしてもおいしそうです。

お麩のプディング

20代ママ
20代ママ

ボウルに卵1個、溶かしたフォローアップミルク100mlを入れよく混ぜあわせ、戻して水気を切ったお麩を卵液に浸します。小さめの耐熱皿に浸したお麩と卵液を流し込み、オーブントースターで15~20分程焼き粗熱が取れたら完成です。途中でアルミ箔をかぶせると焦げにくくなります。


牛乳の代わりに、フォローアップミルクを使ったプディングを作ったママがいました。お麩はしっかり卵液に浸すと、ぷるぷるとした食感になるようです。お好みで、いちごやバナナなどトッピングしてもよさそうですね。

鶏のハンバーグ

40代ママ
40代ママ

息子が生後11カ月の頃から託児所に預けるようになったので、お弁当には息子の大好きなハンバーグを作ってあげました。鶏ひき肉200gにみじん切りにした野菜、つなぎの代わりにフォローアップミルク大さじ2を入れ混ぜあわたら、成形してフランパンで焼いて完成です。たんぱく質も摂れるのでよく作っていました。


フォローアップミルクを、ハンバーグのつなぎとして利用したママがいました。手づかみサイズに成形すれば、自分で食べる練習にもなりそうですね。食パンにもごはんにも合うおかずになりそうです。


フォローアップミルクを使った冷凍保存できるおすすめ簡単レシピ

フォローアップミルクを使った離乳食の冷凍保存レシピと活用法について、ママたちに聞いてみました。

ケークサレ

ケークサレ
margouillat photo/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

ホットケーキミックス100gに、溶かしたフォローアップミルク100ml、角切りりんごやバナナ、野菜などを入れて混ぜあわせます。生地をパウンドケーキ型に流し入れ、180度に予熱したオーブンで40分焼いて完成です。冷めたら1食分ずつカットして、ラップで包み保存袋に入れて冷凍保存しています。


主食やおやつにもぴったりなおかずケーキのケークサレを作ったママがいました。食べるときは常温で1時間くらい自然解凍すると、食べやすい食感に戻るようです。

ホワイトシチュー

30代ママ
30代ママ

離乳食の作り置きに、フォローアップミルクを使ったホワイトシチューを作りました。みじん切りにした玉ねぎとにんじんを油で炒めたら、溶かしたフォローアップミルク200mlを注ぎ弱火で煮たら完成です。刻んだほうれん草などを入れてもいいと思います。

冷めたら製氷容器に入れて、1週間以内には使い切るようにしています。グラタンやコロッケなどさまざまな離乳食レシピにアレンジできるので便利です。


冷凍保存できるホワイトシチューを作り置きしているママがいました。食パンをひたす、パスタやうどんにかける、ごはんを入れてリゾットにするなどのアレンジをしたママもいるようです。

おやき

30代ママ
30代ママ

茹でた野菜やしらすなどををみじん切りにし、フォローアップミルク大さじ2と片栗粉適量を混ぜて手づかみサイズに成形し、焦がさないように両面を焼いて完成です。具の違うおやきを2~3日分まとめて作り、ラップで個包装して冷凍保存しておくと便利です。チーズを混ぜてもおいしいです。

具だくさんのおやきにフォローアップミルクを入れ、栄養バランスを考慮したメニューを作ったママがいました。しらすや小エビなどでカルシウムやたんぱく質を補完していたという声もありました。離乳食期にあわせて、具材の大きさや味つけを変えてみてもよいかもしれませんね。

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フォローアップミルクを料理に使うときのポイント

フォローアップミルクを料理用に使うときは、どのようなことをポイントに作ればよいのでしょうか。ママたちに料理に使うときのポイントを聞いてみました。

よく溶かす

30代ママ
30代ママ

フォローアップミルクは、ダマにならないようお湯でよく溶かしてから料理に使うようにしています。蒸しパンなどの生地を作るときなどは、粗熱を取ってから混ぜるのがポイントです。


料理用としてフォローアップミルクを使うときは、お湯でよく溶かしてから使っているママがいるようです。焼き菓子などを作るときは、そのまま小麦粉と混ぜるなど、レシピにあわせて加え方を工夫するとよいかもしれませんね。

他の材料と混ぜて使う

30代ママ
30代ママ

ホワイトソースやシチューなどは、フォローアップミルクのみで作るのではなく牛乳や豆乳、チーズなど他の食材と混ぜて使うようにしています。他の食材とあわせることで、フォローアップミルクのみで作るよりも自然な味に仕上がるような気がしています。


他の食材と混ぜて使うことも、フォローアップミルクを料理に使うときのポイントのようです。離乳食期にあわせて、調味料などを加えたママもいるようです。

虫歯に要注意


30代ママ
30代ママ

フォローアップミルクを料理に使う際も、虫歯への注意が必要と聞きました。フォローアップミルクには糖分が含まれていて、特に甘みを加える目的で多用したり、だらだらと食べさせたりすると、口の中に糖分が残りやすくなる場合があるみたいです。


虫歯に気を付けるというママの意見がありました。口の中に糖分が残ると、虫歯菌が酸を作り出し、歯のエナメル質を溶かしてしまうリスクが高まることも考えられます。料理に使用する際は、適量を心がけ、食後はお茶や水を与える、または歯磨きをするなど、口腔ケアを徹底することが大切でしょう。


離乳食にフォローアップミルクを使うメリットとデメリット

メリット

フォローアップミルクは、離乳食からの栄養だけでは不足しがちな鉄分やカルシウムなどを効率よく補給できる点が大きなメリットです。通常の育児用ミルクよりたんぱく質も多く含まれています。特に、離乳食で肉や魚の摂取量が少ない場合や、偏食気味で栄養バランスが気になる際に栄養補助食品として役立つでしょう。

牛乳よりも消化吸収に配慮されており、乳児の消化器官への負担を抑えつつ、必要な栄養素をプラスできると考えられます。離乳食作りのバリエーションを増やし、子どもが食べやすい味に調整できるのも利点かもしれませんね。

デメリット

フォローアップミルクを離乳食に多用しすぎると、子どもが離乳食そのものから栄養を摂る意欲が低下してしまう可能性があります。また、甘みがあるため味覚が偏る原因になったり、過剰な摂取は肥満につながったり負担となることも考えられます。

さらに、離乳食の代替として与え続けると、固形物を食べる練習の機会が減り、咀嚼力や嚥下の発達に影響が出る可能性もあります。あくまで栄養補助食品であり、適切な量とタイミングでの使用が重要でしょう。


フォローアップミルクを使って離乳食を作ろう

離乳食
leungchopan/Shutterstock.com

フォローアップミルクを離乳食として使ったママたちは、クリームうどんやプディングなど牛乳の代用としてや、ハンバーグのつなぎとしてレシピに活用していました。フォローアップミルクで作った離乳食を冷凍保存する場合は、小分けにするなど保存の仕方を工夫するとよいかもしれません。

今回紹介したおすすめ簡単レシピを参考に、残ったフォローアップミルクを活用できるとよいですね。


フォローアップミルクは必要?取り入れるときの時期や量の目安

https://kidsna.com/magazine/lifestyle-lecture-19102507-8932

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