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離乳食完了期で寒天を使うときの注意点
寒天を離乳食に取り入れたいと思っているママパパもいるのではないでしょうか。離乳食完了期に食べられる簡単に作れる寒天レシピ、寒天の下準備や保存方法などをご紹介します。離乳食で寒天を使うときの注意点も併せて説明します。
離乳食完了期の食べ進め方
離乳食完了期に入り食べられる食材が増えると、どのような調理法をしたらよいかと日々悩んでいるママパパも多いのではないでしょうか。
離乳食完了期に入っても離乳食が完了するわけではありません。大人の料理と同じメニューを作っていっしょに食事を楽しめると調理の手間も省けて嬉しいですね。
離乳食完了期の時期と食材の固さの目安
離乳食完了期は生後12カ月から18カ月頃で、形のある食べ物を歯でかみつぶすことができるようになります。
1日3回食で生活リズムを整えてあげましょう。手づかみ食べで、自分で食べる意欲を高めてあげたいですね。前歯で噛める練習になるような食事を与えましょう。
離乳食完了期の量の目安
穀類(軟飯80g~ご飯80g)
野菜・果物(40~50g)
魚・肉(15~20g)
魚・肉の代わりに豆腐、卵、乳製品を使ってもよいので、日々いろいろな食材を与えると良いですね。
離乳食で困ったこと
厚生労働省が出している資料の中で離乳食で困ったこととして、このような内容が挙げられています。
作るのが負担・大変/33.5%
もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%
食べる量が少ない/21.8%
食べものの種類が偏っている/21.2%
食べさせるのが負担、大変/17.8%
食べるのをいやがる/15.9%
作り方がわからない/5.3%
(回答数:1240)
離乳食完了期になっても毎日の離乳食をどう進めていけばよいのかと迷っているママは多いようです。
離乳食で寒天を使うときの注意点
海藻が原材料で植物繊維が豊富な寒天ですが、離乳食で寒天を使うときにはどどのようなことに注意をしたらよいのでしょうか。
固さ
寒天を離乳食で与える場合には固すぎないよう注意が必要です。通常より多めのお湯で寒天を柔らかめに作るとよいでしょう。
大きさ
離乳食では寒天が喉つまりしないように、小さく切って与えるようにしましょう。
寒天の下準備
寒天を離乳食で与える前に下ごしらえをしましょう。多めの水を使い柔らかく仕上げることがポイントです。
棒(角)寒天・糸寒天
1. 糸寒天をよく洗う
2. 適当な大きさに割り、水に20分ほどつけて戻す
3. もみ洗いをして寒天が柔らかくなったら固く絞る
4. 分量より多めの水にちぎった糸寒天を投入し煮溶かす
粉寒天
1. 分量より多めの水に粉寒天を入れ、中火で煮る
2. 沸騰したら弱火にして粉寒天を煮溶かす
寒天の保存方法
棒寒天や糸寒天、粉寒天などは乾物なので常温で保存ができるようです。
寒天を煮溶かして作ったゼリーは冷蔵庫で2.3日保存がきくようですが、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存をすると食感や味覚が変わってしまうので避けたほうがよさそうです。
離乳食完了期の寒天レシピ
下準備で煮溶かした寒天を使って、完了期の離乳食を作ってみましょう。
キウイの寒天ゼリー
1. キウイをミキサーでペースト状にする
2. 煮溶かした寒天を加えて混ぜる
3. 冷蔵庫で冷やす
キウイをミキサーでペースト状にして、離乳食完了期に寒天ゼリーを作ったママがいました。
牛乳の寒天ケーキ
1. 煮溶かした寒天に牛乳を入れて煮込む
2. 冷蔵庫で冷やす
3. 固まったらイチゴやミカンを細かく刻んで飾り付けをする
丸い型で冷やし皿に移せばホールケーキ風に仕上がります。
牛乳が苦手な子どもにはフォローアップミルクで代用するとよいかもしれません。
野菜の寒天テリーヌ
1. みじん切りにしたにんじんとピーマンを柔らかくなるまで煮る
2. 煮溶かした寒天を加えて混ぜる
3. 冷蔵庫で冷やす
鶏ひき肉や玉ねぎなどの野菜を加えても美味しそうですね。いろいろなアレンジを試してみましょう。
離乳食完了期に寒天を取り入れてみよう
離乳食完了期になり食べられる食材が増え、調理法に悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
完了期では歯茎でつぶせるようになるので、大人の食事より少し柔らかめに作るとよいようです。寒天の固さを調節し、喉つまりしないよう小さく切って与えるとよいでしょう。
寒天にはさまざまな種類がありますが、離乳食では戻す手間なく下準備の楽な粉寒天が使いやすいようです。
寒天は果物や野菜と組み合わせられるので、色鮮やかでさまざまな味のゼリーが作れそうです。
完了期の子どもは手づかみ食べをしながら食への好奇心を高めていくようです。寒天と彩りのよい食材を合わせて作ってあげると、子どもは喜んで手づかみ食べをしてくれるかもしれません。
離乳食完了期に寒天を使ったメニューをおいしく食べてもらえるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年8月29日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。