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離乳食の味付けはいつから?離乳食に使える調味料、薄味にするポイントとレシピ
離乳食の味付けをいつから、どのようにしたらよいのか悩むママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食はいつから味付けをしてよいのか、味付けをする際の調味料や薄味にするポイント、薄味でもおいしい離乳食レシピを、ママたちの体験談を含めてご紹介します。
離乳食に味付けできるのはいつから?
子どもの離乳食が進み、食べられる食材やメニューが増えてくると、調味料はいつからどのように使い始めればよいのか、気になるママもいるかもしれません。
厚生労働省の資料によると、離乳の開始頃では調味料は必要ないとされているようです。離乳食の進行に応じて食塩や砂糖などの調味料を使用する場合は、食材そのものの味を生かしながら薄味で調理し、油脂類も少量の使用にするとよいとされています。
実際にママたちはいつから離乳食の味付けを始めたのでしょうか。
「素材そのものの味に飽きてしまったようなので、食べ慣れたものから少しずつ味付けをするようにしました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
「手づかみ食べを始めようとした頃から野菜をあまり食べなくなってしまったので、少しでも食べやすくなるようにと少量の味付けをしたら、また食べてくれるようになりました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
ママたちは、赤ちゃんの離乳食が進み、食べることにも慣れてきた頃から味付けを始めようと考えたようです。食材や形状を変えても赤ちゃんが離乳食をなかなか食べてくれないというときは、味付けを少量から始めてみるとよいかもしれません。
離乳食の味付けに使う調味料は?
離乳食で使った調味料とその取り入れ方について、ママたちに聞いてみました。
油脂類
「離乳食後期の頃、パンを卵黄と豆乳を混ぜた液に漬けてから無塩バターを少しひいたフライパンで焼いて、簡単なフレンチトーストを作っていました。パンに飽きてた様子だったのですが、フレンチトーストは喜んで食べてくれました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
「9カ月くらいから、白身魚を使ったレシピのときに少しだけごま油を加えていました。あっさりした白身魚も、ごま油の風味がつくことで食べやすくなるようでした」(11カ月の赤ちゃんのママ)
離乳食に味の変化をつけるために、バターやごま油などの油脂類を使うママもいるようです。油脂量を使う場合は、風味付け程度のごく少量にとどめるとよいかもしれません。
砂糖
「子どもが8カ月の頃、ヨーグルトの酸味が苦手なようだったので、砂糖をほんの少し足してあげたらおいしかったのかパクパク食べていました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
「離乳食が進むにつれて野菜を食べないことがあったので、試しに茹でたあとのにんじんを少しの無塩バターと砂糖を入れてグラッセにしてあげたら、すんなり食べてくれました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
酸味や苦みのある食材をあげるときやなかなか野菜が進まないときに、砂糖を少し足してあげるというママもいるようです。砂糖を使わずに、果物の果汁やバナナやさつまいもなどの甘味の強い野菜で糖分を足しているというママもいました。
しょうゆ、みそ、塩
「10カ月になった頃は、味付けをする前の大人用のみそ汁を取り分けて、うどんと少量のみそを加えて煮込んでいました。野菜とだしのうまみが出ているので、みそは風味付け程度にしか入れませんでした」(11カ月の赤ちゃんのママ)
ママたちは、塩やしょうゆ、みそは塩分が強いので、味付けに使う場合は風味付け程度に使用しているようです。赤ちゃんにあった塩分の濃さを知るために、市販のベビーフードを味付けの参考にしたというママもいました。
離乳食を薄味にするポイント
離乳食を薄味にするためにはどのようなポイントがあるのでしょうか。調理のときのポイントをママたちに聞いてみました。
だしをしっかりとる
「にんじんや大根を茹でるときに、昆布だしといっしょに煮ていました。だしのうまみがしっかり出ていると、薄味でも子どもはしっかり食べてくれました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
だしをしっかりとることで、ほんの少しの調味料でもおいしく感じられるようです。離乳食に気軽に加えられるように、昆布やかつおのだし、野菜を煮込んだスープなどを多めに作って冷凍庫などにストックしておくとよいですね。
乳製品でコクを加える
「茹でたじゃがいもに粉チーズを少しだけ混ぜてあげていました。気に入ったようで、このメニューは残さず食べてくれます」(11カ月の赤ちゃんのママ)
バターやホワイトソースなどの乳製品を使うと、離乳食にコクが出るようです。チーズに含まれる塩分を利用して離乳食に味付けをしているというママもいました。ホワイトソースはバター、小麦粉、牛乳で簡単に作ることができるので、塩分が気になる場合は手作りするのもよいかもしれません。
風味のあるものを足す
「おかゆをあげるときに、きな粉を混ぜてからあげていました。子どももパクパク食べてくれたし、簡単に食材を足せるので便利でした」(8カ月の赤ちゃんのママ)
きな粉やのり、ごまなどの風味のあるものを足すと、風味が加わって薄味でもおいしく感じられるようです。のりを使う場合は、味付きののりではなく焼きのりを使うとよいかもしれません。
薄味でもおいしい離乳食レシピ
赤ちゃんが離乳食を薄味でも食べてくれるためには、味付けにどのような工夫ができるのでしょうか。薄味でもおいしい離乳食レシピをご紹介します。
さつまいものバターおやき
1.耐熱の器に皮をむいたさつまいもと水を少量入れて加熱したら、熱いうちに潰して、片栗粉を加えて混ぜます。
2.食べやすい大きさに丸め、バターを少量ひいたフライパンで焼いて完成です。
さつまいもの自然な甘みとバターのコクで、子どもに人気のメニューとなるかもしれませんね。おかずにもおやつにもなり、手づかみ食べをする赤ちゃんにも食べやすそうです。塩分を摂りすぎないように使い始めは無塩バターにし、有塩バターは慣れてきてから使用するとよいかもしれません。
じゃがいもの青のり和え
1.一口大に切ったじゃがいもをやわらかく茹で、ザルにあげます。
2.しょうゆ数滴と青のりを全体にからまるように混ぜたら完成です。
青のりをふりかけるだけで簡単に風味付けができるようです。青のりを粉チーズやごま、乾燥パセリなどに変えると、離乳食のレシピの幅が広がりそうです。
調味料を上手に使って離乳食を作ろう
離乳食では素材の味を楽しみ、味付けは塩分や糖分が濃くなりすぎないように注意することが大切なようです。薄味でも工夫次第でおいしく調理することができるので、調味料や食材を上手に使って、離乳食づくりを楽しめるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月10日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。