花火の地上絵が楽しめる、オンライン限定花火イベントが開催

2021.02.27

花火の地上絵「ランドスケープ花火」の他、参加型クイズ企画、お天気キャスターの森田正光氏の解説も楽しめるイベント

東京の花火業者である「日本橋丸玉屋」が、文化庁「文化芸術収益力強化事業」の一環として、オンライン限定花火イベント「【挑戦】スパチャ！上から目線。《花火で地上絵》やってみる」を開催。

2月28日（日） 20：00より約30分間ライブ配信され、新花火演出「ランドスケープ花火」の他、ヤマハ株式会社のリモートチアラー（Remote Cheerer）機能を使った参加型クイズ企画、日本橋丸玉屋スタッフによる生解説、生チャットなどを実施。さらにスペシャルサポーターとして、お天気キャスターの森田正光氏が登場し、「花火と天気」について語る。

例年は、日本各地に約1,500ヶ所、約7,900万人もの動員を誇り（※1）、その経済波及効果は1兆円を超える規模（※2）があった花火大会。しかし、昨年のコロナウイルス感染症の影響により、実に84%もの花火大会が中止を余儀なくされ（※1）、400年以上続いてきた花火の文化が途絶えかねない事態となった。

※1 2020年日本橋丸玉屋調べ

※2 2020年日本経済研究所調べ

そのような中、シークレット花火など、コロナ禍に合わせた打ち揚げ花火が各地でわずかながら開催。日本橋丸玉屋は、花火大会に足を運ばずとも楽しめる花火演出に焦点を当て、地面から噴出する小型の花火を多用し、花火で地上絵を描く新演出を開発した。

この演出は、通常の花火大会のように現地で見ていても演出内容はわからないが、ドローン空撮や花火の下から撮影した映像によってはじめて、地上絵が描かれていることがわかるもの。これは、オンラインでしか楽しめない特別な花火であり、今後標準化されるであろう花火大会の配信において、花火の新たな魅力を体験できるものと期待される。