農林水産省が「世界食料デー」に合わせてドキュメント・ムービーを公開
コロナ禍で生活環境が変化し続ける中、改めて「食の大切さ」「国産食材の大切さ」を広い世代に向けて呼びかけ、国産食材を食べるきっかけづくりに
農林水産省が、ドキュメント・ムービー「世界にひとつのレシピ」を作成し、「世界の食料問題を考える日」として国際連合が制定した10月16日の「世界食料デー」に合わせて公開。
10月は「世界食料デー」月間として食料問題について考え、行動することを国連機関などが呼びかけ、情報発信を行っている。
世界では飢餓やフードロスなどの食料問題があるが、日本でも、食料自給率が低下する昨今、令和元年の食料国産率(生産額ベース)も69%にとどまっていることなどが問題になっている。
現在、国内では新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や輸出停滞などの影響で、国産の農林水産物で価格低下や売り上げ減少などが生じている一方、需要の急変に対応することが困難な農林水産業では、いま生産を止めてしまうと、簡単には生産を再開することは難しく、将来の食料供給に支障を来す可能性も。
そのような状況を受け、農林水産省は、日本の農林水産業を支え、将来にわたって継続できるよう、幅広い層の消費者が食べて元気になり、生産者を応援する消費を呼びかける「#元気いただきますプロジェクト」を推進。
プロジェクトの一環として、コロナ禍で生活環境が変化し続ける中、旬の食材、日本の家庭料理に焦点を当て、国産食材を食べるきっかけづくりとなるよう、改めて「食の大切さ」「国産食材の大切さ」を広い世代に向けて呼びかける。
また、動画公開に合わせて、自分にとっての“我が家の味”を投稿するSNS企画「#我が家の味自慢」などを併せて開始。
日本の農林水産業を元気にする取り組みを、ぜひチェックしてみては。
世界にひとつのレシピ