離乳食はいつから?さつまいもの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?さつまいもの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食のさつまいもはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

さつまいもを離乳食で始める前に

さつまいもはアクがある食材なので、水に浸してアク抜きをするとよいそうです。甘みもあり、冷凍保存もしやすいさつまいもは離乳食として用いられることが多く、完了期には92.8%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

さつまいもはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5~6カ月から与えられているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。
厚生労働省の資料によると37.5%のママがこの時期にさつまいもを離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると79.5%のママがこの時期に離乳食でさつまいもを与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料による90.2%のママがこの時期に離乳食でさつまいもを与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると92.8%のママがこの時期に離乳食でさつまいもを与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省
離乳食の食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は10~15g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g

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さつまいもを使った離乳食のメニュー例

さつまいものりんご煮

「生後7カ月の頃に作ったメニューです。やわらかく茹でたさつまいもに、すりおろしたりんごを混ぜて電子レンジで加熱しました。子どもの大好きなメニューでよく作っていました」(30代ママ)

さつまいもは甘みもあり、ペースト状にもしやすいので、子どもが食べやすい食材のようです。


さつまいものおやき

「生後11カ月の頃に手づかみで食べられるように作ったメニューです。マッシュしたさつまいもをひと口サイズに平たく丸め、薄く小麦粉をまぶして焼きました。さつまいもは甘みもあるので、パクパクと食べていました」(30代ママ)

後期から完了期は、子どもが自分から食事できるように工夫して、離乳食を作っていたようです。

保存方法

初期・中期

「やわらかく茹でて、すりつぶしたさつまいもにお湯で伸ばしてペースト状にしてから製氷皿に保存していました」(20代ママ)

製氷皿がない場合は、ジップ付きの袋に入れて菜箸などで一回分ずつ切れ目をつけ冷凍していたという声もありました。


後期・完了期

「1センチほどの角切りにして、竹串がすっと通るぐらいのやわらかさに茹でて冷凍していました。他の野菜と合わせたり、つぶしておやきにしたりとさつまいもはよく離乳食で使いました」(20代ママ)

自然な甘みのあるさつまいもは、おやつとしても利用するママもいました。

気をつけていた点

下ごしらえ

「2センチほどの輪切りにして、アク抜きしたあと茹でてから皮をむきました。皮の近くは繊維が多くなっているので、厚めに皮をむくようにしました」(20代ママ)

10分ほど水に浸すだけでアクがとれるようです。アクには苦味などがあるため、離乳食でさつまいもを使うときには、アク抜きをしたほうがよさそうです。


調理時

「6カ月のときに裏ごししたさつまいもを与えました。繊維があり、うまくゴックンができないようだったので、お粥に混ぜたり、ミルクで和えるなどして、喉に通りやすいようにしました」(30代ママ)

子どもの様子を見ながら、少しずつ食べやすい工夫をしてあげるとよさそうです。

主食からおやつまで使える万能食材

離乳食を食べる赤ちゃん
© ziggy - Fotolia

さつまいもは離乳食の初期、中期、後期、完了期のいつからでも使える食材でしょう。冷凍保存もしやすく、加熱するとペースト状にしやすいため離乳食に取り入れるママも多いようです。

主食にもおやつにも使える便利な食材のため、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。

家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年12月11日時点で作成した記事になります。

2017.12.12

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