
妊娠中の仕事と家事の両立が大変だと感じる人は多いかもしれません。旦那さんに協力してほしくても、仕事が忙しいときには頼みにくい、ということもあるのではないでしょうか。仕事で忙しい旦那さんに協力してもらう工夫を、ママたちの経験を交えてご紹介します。
「炊きたてのご飯のにおいが嫌だった」「生魚のにおいがどうしても苦手でした」などにおいに敏感になり、料理をすることに大変さを感じたママが多いようです。
筆者の場合、仕事中は気を張っていたため、それほどつわりの症状がなかったのですが、家に帰って気持ちが落ち着いたときに、吐き気などが出る経験をしました。仕事から帰ってからの夕飯の準備は身体の疲れもあり、他の家事より大変に感じていました。
お腹が大きくなってくると「立つ」「座る」といった動きが大変になる人が多いようです。筆者もお腹が大きくなるにつれ腰痛にも悩まされ、掃除で前かがみになることや、下に落ちたものを拾うことが大変な時期がありました。
中でもお風呂掃除や床掃除など、しゃがむことが多い家事は、バランスを崩してお腹をぶつけないよう注意も必要になり、重いお腹を抱えての家事に疲れを感じることが多くあるようです。
ママたちの声で「妊娠中は仕事場に迷惑かけないように気を使っているため、その分、家に帰ったら『何もせずにのんびりしたい!』」という意見がありました。
筆者も、妊娠中は掃除機をかける頻度を減らしたり、夕食もお惣菜やお弁当を利用したりして、少しでも休める時間を作っていました。家事には手を抜けるものと、毎日やらなければいけないものがあるかもしれませんが、手を抜けるものは思い切って手を抜いてみることも必要かもしれません。
「旦那さんの仕事が忙しいのも分かるけど1人で家事をするのは大変。本当は旦那さんにも家事を手伝ってほしい」という声がありました。
妊娠中は重いものを持ったり、立ちっぱなしで料理をしたりすると、疲れを感じやすいことがあるでしょう。ゴミ出しや食器洗いなど、仕事で忙しい旦那さんでもできそうなことを見つけ、話し合いながら協力してもらえるとよいですね。
「妊娠中の不安なことや気になることは、すぐに旦那さんに話したかったのに、ゆっくり話す時間がなくて寂しかった」というママの声もありました。大きなお腹を抱えて1人で家事も仕事も頑張っていると、旦那さんと話す時間がないことに、寂しいと感じるママもいるようです。
筆者の妊娠中も、旦那さんの仕事が夜勤だったり、帰りが遅かったりで、家でゆっくり話す時間が少なかったように思います。1日にあったことや仕事の愚痴、たまには弱音を聞いてほしいと思えるのも、心を許せる旦那さんだからこそではないでしょうか。
妊娠中や仕事の不安など、短い時間でもしっかり聞いてくれる旦那さんがいると、ママも安心できるかもしれません。
妊娠中のつわりの大変さや身体の疲れやすさなど、旦那さんにはなかなか理解してもらないことがあるようです。ママたちの間でも、旦那さんに「家事をさぼっている」と思われたママがいました。
「つわりで気分が悪くて」「いつもより身体が重くて疲れやすい」と、普段通りの家事ができないことを旦那さんに理解してもらうことも、妊娠中にとっては大きな協力につながるのではないでしょうか。
テレビを見ながら、スマホをいじりながらではなく、しっかりとお互いの顔を見て話す時間があると、嬉しいと感じるママも多いのではないでしょうか。
筆者は、旦那さんが仕事から帰るのが夜遅くて忙しいときは、仕事に行く前の朝食の時間に、自分やお腹の赤ちゃんのわずかな変化などを話していました。
妊娠中、筆者は仕事のある平日の掃除は最小限にし、休日に大変な場所の掃除や重たいものの買い物を旦那さんとまとめてやるようにしていました。旦那さんも、身体を動かすことが大変そうな筆者を見て「いっしょにやろう」という変化がありました。
1人ですべてを頑張ろうとせずに、旦那さんとの休日を上手く使い、2人で家事をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。
「どんな些細なことでも旦那さんがしてくれたことに『ありがとう』と伝えていたら、やってくれることが増えました」という声もありました。
それまで何もしたことのなかった旦那さんに、突然家事を手伝ってほしい、とお願いしてもなかなか難しいかもしれません。まずは、どんな些細なことでも、旦那さんがやってくれたことに感謝をしてみてはいかがでしょう。
ママからの「助かる」「ありがとう」という感謝の気持ちが嬉しくて、だんだんと家事を手伝ってくれるようになるかもしれません。
妊娠中に「仕事と家事の両立は大変」と感じたママは多いようです。仕事で忙しい旦那さんに「手伝って」とは、なかなか言いにくいかもしれませんが、周りのママたちに話を聞いてみると「お願いすれば手伝ってくれた」という旦那さんも多くいることが分かりました。
妊娠中は1人で頑張りすぎず、2人で協力できる時間を見つけて、大変な家事もいっしょに取り組めるように話し合ってみてはいかがでしょうか。
2017年10月12日
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