妊娠すると体調が変化する人も少なくありません。それにも関わらず、なかなか仕事が休めなくて、大変な思いをされる妊婦さんも多いかもしれません。つわりと上手に付き合って、ストレスなく妊婦生活を送りたいと思うのは、多くの妊婦さんに言えることでしょう。仕事中の辛いつわりや仕事との関わり方、ストレスを少しでも解消できる方法を、先輩ママの体験談と共にご紹介します。
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常に食べていなければ気分が悪くなってしまうつわりや、常に吐き気を感じてしまう人、特定の食べ物の匂いによって吐き気を感じる人など、人によってつわりはさまざまです。
オフィスワークでは、オフィス独特の匂いや、お昼時にこもりがちなお弁当の匂いなどで、つわりがひどくなってしまう場合もあるようです。
立ち仕事などでは、ホルモンバランスの乱れから、立ちくらみがしたり、だるさを感じてしまう妊婦さんも少なくありません。
また時間帯や仕事のストレスでつわりがひどくなったりと、さまざまなケースがあります。逆に、仕事に集中することでつわりを感じにくくなる場合もあるようです。
仕事中のつわりをやわらげる方法は、症状によって異なります。例えば、ずっと何かを食べていなければ、気分が悪くなってしまう場合は、手軽につまめるお菓子などを常に持っておくと安心です。
食べられるものも人それぞれなので、自身の味覚に合わせたものを持っておくといいでしょう。なかでも砂糖不使用などのキャンディーは、妊娠中の体重増加が気になっている人におすすめです。
匂いが原因でつわりを感じてしまう場合は、マスクをするなどして、匂いをカットすると楽に感じる場合があります。吐き気がひどい妊婦さんは、炭酸水を飲むとスッキリ感じたりするようです。上司に相談し、仕事の量を調整してもらうことで、つわりが楽になるケースもあります。
今までは難なくこなしていた仕事も、妊娠を機に大変に感じてしまうこともあります。つわりが原因で、思い通りにいかないことが増え、さらに体調不調となれば、ストレスに感じてしまうことも少なくありません。
その他にも、妊娠するとお肌の調子が悪く感じ、毎朝の支度にストレスを感じてしまうこともあります。妊娠によって、職場の上司や取引先に迷惑をかけないかどうかなど、周囲へ気を遣い過ぎてしまい、ストレスに感じてしまう場合もあるかもしれません。
精神的に敏感になる妊婦さんは、ちょっとしたストレスを感じることで、つわりがひどくなってしまう場合もあるため、ストレスをなるべく溜めないように心がけましょう。
妊娠中は、体調を考慮して無理をしないことが一番と言えます。急に体調が変化してしまう可能性もあるので、妊娠が分かったら時期を見て会社へ報告しておくことをおすすめします。ある程度理解がある職場であれば、つわりなどに配慮してくれる場合もあります。
今までと同じ量の仕事をきっちりこなそうと思っていても、体調の変化などによってできなかった場合には、仕事の量を調整し、余裕を持たせておくことも大切です。また、仲の良い同僚に頼るなど、無理をし過ぎないようにしましょう。
休日は趣味に没頭したり、休息をしっかり取って、身体を休めるようにしましょう。
オフィスワークで、毎日パソコンで仕事をしています。お昼時になると、お弁当を持参している社員も多く、その匂いで強い吐き気を感じてしまい、辛い毎日を過ごしていました。
いろいろな食べ物が混ざったような臭いが、特に不快に感じたので、マスクをしていくことに決めてからは、つわりが軽減されたように思います。職場には屋上があるので、天気のよい日には、屋上でお弁当を食べることにしました。
匂いから解放されることはもちろん、開放的な屋上ではリフレッシュできたのでよかったです。
事務の仕事をしていました。そんなさなか、妊娠が分かりつわりが始まると、仕事がつらく感じてしまうことが増えたので、胎児の心拍が確認できたタイミングで上司に思い切って報告。
上司が女性だったこともあり、快く祝福してくれたので、嬉しかったのを覚えています。思い切って上司に報告し、気持ちの面で楽になったことはもちろん、同僚たちが手伝ってくれて、本当に感謝しています。
しかし、妊娠を祝福してくれる人ばかりではなく、なかにはあまりよい顔をしない人も一部いましたが、「味方がいるんだ!」と思えばなんとか乗り越えられました。
今まで通りの仕事量より減らしてもらったのも、つわり軽減につながったと思います。何でも1人でやろうと思わず、誰かを頼ろうという気持ちを持てただけで気分がとっても楽になりました。
妊娠中の仕事は、辛いことも多く、ストレスに感じてしまうこともあります。周囲に相談することで、理解を得て楽になる場合も少なくありません。1人で何でも抱え込まず、周りに頼るのも、つわりを楽にしてくれる方法の1つかもしれません。
自分のペースを見つけて、ストレスを感じないような、無理のないスタイルを見つけましょう。ときにはリラックスしながら、仕事と体調のバランスを大切にし安心して出産に備えられるようにしましょう。
2017年09月07日
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