子ども用のスキー用品の選び方。ウェアのサイズや板の長さの目安など

 子ども用のスキー用品の選び方。ウェアのサイズや板の長さの目安など

子どもにスキーをさせてあげようと考えるママにとって、子ども用スキー用品はサイズや長さの目安、選び方など悩むことがあるのではないでしょうか。ウェア・インナー、板・ストック(ポール)・ブーツ、ヘルメット・ゴーグル・グローブの選び方を、スキーの指導員の資格を持っている知人の声を交えてご紹介します。

子どものスキーデビュー

先輩ママたちに、スキーを始めた時期や教え方、スキー場の選び方などを聞いてみました。

「子どもが3歳のときに初めてスキーに連れて行きました。最初の年は親が教えましたが、翌年はスクールに入れて教えてもらいました」(20代/5歳児のママ)

「スキーが得意な知人に教えてもらいました」(30代/4歳児のママ)

早くて3歳から子どものスキーデビューをさせていて、親が教えたりスキースクールで習ったりしているようです。スクールに入れた場合は年齢の近いお友だちといっしょにできるので、親が教えるよりやる気が増し、上達が早かったというママの意見もありました。

「子どもが安全にスキーを滑れるように、ファミリーゲレンデのあるスキー場を選びました」(30代/4歳児のママ)

スキー場によっては、子ども専用ゲレンデの「ファミリーゲレンデ」、スキーと雪遊びができる「キッズパーク」など、子どもが安全に楽しめるようです。キッズスキースクールの有無や、「小学生以下リフト無料」の設定があるスキー場もあるようなので、小さな子どもも楽しめるかなど、スキー場の情報を調べてから行く場所を選ぶとよいかもしれません。

子ども用のスキー用品

子どものスキー用品
MaszaS/Shutterstock.com

必要なもの

ウェア・インナーウェア・ソックス、ヘルメット・ゴーグル・グローブなどの身につけるものや、板・ストック(ポール)・ブーツなどのスキーの道具が必要になります。


あると便利なもの

寒さ対策にネックウォーマーやニット帽、冬場でも紫外線対策に日焼け止めがあるとよいかもしれません。雪遊びをする際には、スノーブーツが活躍するようです。

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スキー用品のサイズや長さの目安と選び方

スキー板とストック
maradon 333/Shutterstock.com

指導員の資格を持っている知人の声を交えて、スキー用品のサイズや長さの目安と選びかたについてご紹介します。


ウェア

スキーウェアには、上下つながったつなぎタイプと、ジャケットとズボンに分かれているセパレートタイプがあります。つなぎタイプは背中が出ないので転んでも雪が入りにくく、セパレートタイプは子どもがトイレに行くときも脱ぎやすいため便利のようです。

ウェアは、袖丈や股下をサイズ調整できるものを選ぶと、子どもの成長に合わせて長く着用できるでしょう。スキーウェアは着る機会も限られているため、筆者も子ども用のウェアを購入する際には、サイズ調整できるウェアを選びました。


インナー

ウェアの下に着るインナーは、保温性のあるものを選ぶとよいようです。筆者も子どもの頃にスキーの経験がありますが、滑っている間はとても暑く、汗をかいていたのを覚えています。

綿素材のインナーは汗を吸っても乾きにくい特徴があるようなので、汗で体が冷えてしまうのを防ぐためにも、避けた方がよさそうです。防寒対策にはインナーの上にフリースを重ねたり、タイツを合わせたりするとよいかもしれません。


ソックス

インナーと同様に、綿素材ではない保温性のあるソックスを選ぶとよいでしょう。ケガ防止のためにも、厚手のものや膝下まで丈のあるソックスを選ぶと安心だそうです。


子ども用のスキー板の選び方は、身長によって違うようです。

・身長が110cm未満の子ども
スキー板の長さ=身長から10~15cm短かいもの

・身長が110cm以上の子ども
スキー板の長さ=身長から0~10cm短いもの

目安として、子どもに合わせた板を選んであげるとよいでしょう。スキー板はレンタルでもよいので、板の滑走面の両端の角が削れていないプラスチックの板を使うのではなく、しっかり削れているウッド素材の板を使うと、ターンやストップがうまくできるようになるのだそうです。


ストック(ポール)

ストックを持った体勢で、肘の角度を80度くらい曲げることができる程度の長さがよいようです。伸縮するストックを選ぶと、子どもの身長に合わせて長さを変えられるので、長く使えて便利でしょう。


ブーツ

普段履いているサイズと同じだと窮屈に感じるようなので、普段より1cmくらい大きいサイズにするとよいようです。逆に少し大きい場合は、フェルトなどをインソールの中に入れて調整するとよいかもしれません。


ヘルメット

ヘルメットには、「レーシングモデル」と「フリースタイルモデル」があります。子ども用には、一般のスキーヤー用の「フリースタイルモデル」がよいでしょう。

日本製と海外製では頭の形もデザインも違うので、子どもの頭に合うサイズを試着して選ぶほうがよいそうです。サイズ調整ができるタイプや、耳パッドの取り外しができて通気性がよいタイプもあるようです。


ゴーグル

ゴーグルは雪が目に入るのを防いだり、紫外線から目を守ったりしてくれます。「シングルレンズ」と「ダブルレンズ」の2種類があります。

レンズを2枚重ねた「ダブルレンズ」は、レンズが曇りにくく視界が良好なのが特徴で、「シングルレンズ」は視界の歪みがないようですが、レンズが曇りやすいようです。レンズの色で見やすさが違うので、天候によって使い分けるとよいかもしれません。


グローブ

子ども用のグローブには、親指だけ分かれている二股タイプで保温性のある「ミトン」と、親指が5本に分かれていて、雪遊びなどに自由に指を動かせる「グローブ」があります。

グローブは手首でサイズ調整ができるものが多いため、少し大きめのサイズを選んであげると長く使えるでしょう。

子どもは手が冷たいとスキーに集中できないようなので、グローブは保温性のあるものを選び、手を暖かくしてあげるとよりスキーを楽しめるそうです。

正しい子どものスキー用品選びで楽しいスキーを

スキーをする親子
Microgen/Shutterstock.com

子ども用のスキー用品には、ウェア・インナー、板・ストック(ポール)・ブーツ、ヘルメット・ゴーグル・グローブなどたくさんの種類や選び方があるようです。

ここで紹介したウェアのサイズやスキー板の長さの目安を参考に、スキー用品を選んでみてはいかがでしょうか。子どもに合った正しいスキー用品を使い、親子でスキーを楽しみましょう。

2017.12.20

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