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2017年07月24日

幼児期の成長に重要な外遊びやボールを使った運動の種類

幼児期の成長に重要な外遊びやボールを使った運動の種類

文部科学省によると、幼児期(3歳~6歳)は身体的な成長もさることながら、神経系の発達が著しく、運動が能力向上によいと言っています。特に外遊びやボールを使った遊びをすれば能力を適切に伸ばせることから、運動がよい理由やおすすめできる外遊びの種類について参考資料をもとにまとめてみました。

なぜ幼児期(3歳~6歳)に運動が必要なのか

文部科学省が出している「幼児期運動指針」を見てみると、幼児を取り巻く社会の現状と課題として生活が便利になっていることで体を動かす機会や家事の手伝いなどの機会を減少させたと記載があります。便利になるのはとてもいいことですが、それが子どもの育成に影響するとなるとなんとしてでも回避したいと思いますよね。

運動がよい理由や外遊びどのようなことをすればいいのかを、参考資料をもとに解説していきたいと思います。

参考資料:文部科学省「幼児期運動指針」

幼児期は発達が著しい

2歳頃からは身体の成長速度は緩やかになりますが、脳と神経の発達はとどまらずに急成長をしていき、幼児期といわれる3歳前後を迎えるころには、「走る、持つ、投げる」などの基本的な運動動作は遊びや経験を通して動けるようになると言われています。幼児期にたくさん運動をすることで、からだやこころ、脳などが適切に発達をするそうです。

運動をするメリット

運動能力の向上

文部科学省でも言われていますが、幼児期はボールをうまく投げる、蹴るなどを通して力のコントロールをするようになり、運動を調整する能力がぐんと向上する時期のようです。

運動を調整する能力が発達すると、新しいことを始めたときにすぐに適応することができ、「習い事」を始めたときにも、すぐに慣れる能力が身につくでしょう。

持久力が身につく

幼児期での運動を活発に行う子どもは持久力が高い傾向があるそうです。

大きく変化はしませんが緩やかに持久力や体力がついていきますので、より毎日をめいいっぱい遊ぶ、元気な子どもに育っていくでしょう。

朝から元気になる

毎日を活発に動き回り、お腹が空き、よく食べて、よく眠るという良いサイクルが身につきます。

よく眠るため、活力いっぱいの朝をむかえられるでしょう。

丈夫なからだ

丈夫なからだになるためには、丈夫な骨づくりが大切ですよね。骨の形成には、カルシウムやビタミンだけでなく、適度な運動が必要不可欠。栄養たっぷりな食事と適度な運動でバランスのとれたからだづくりを目指せます。

「自信」がもてるようになる

運動を通して「ここまで登れた」「ボールを投げられた」「はやく走れた」というようにさまざまなことを経験、達成することで"自分はできる"と感じるようになっていきます。

自信を持つことで運動が楽しくなったり好きになったり自主的にやる機会が多くなります。また、自信がつきますので、他活動にも意欲的な姿勢で取り組むようになるなど、新たな一面が形成されることもあるのかもしれません。

お友だちを通して遊ぶ喜びを知る

いろいろなお友だちと遊び、行動を共にする喜びを知ることで関係性を気づくきっかけにもなります。
コミュニケーションをとる訓練にもなりますので、小学校入学時に友だちを作る練習にもなります。お互いにルールを変えながら楽しい遊びを考えていく想像力も鍛えられるかもしれません。

どんな運動をするのが効果的なのか?

動きの種類

・「バランス感覚」を身につける
立つ、座る、転ぶ、起きる、回る、などの動き。

・「移動」する動き
歩く、走る、登る、降りる、すべる、などの動き。

・「道具を操作」する動き
投げる、蹴る、運ぶ、押す、引く、などの動き

一人でできる動き(走る、座る、投げる)をしていき、慣れてきたら、友だちや家族も混ざって複数での運動を試みましょう。

外遊びの種類

男の子

外遊びにはどのような種類があるのでしょうか?

瞬発力

<鬼ごっこ>
相手が来たら、瞬発的に逃げる動きを繰り返すため、とつぜんの動きにも対応ができるようになります。瞬発力が鍛えられ、足が速くなると予想できます。

<ぶらんこ>
体幹を鍛えられます。ダンスやスポーツなどでも重心の移動は重要となりますので、今のうちから鍛えておくと良いかもしれません。

集中力

<砂場>
自分のイメージを具現化させて、砂で形を作っていきます。少しの呼吸のずれで、砂が崩れてしまうため、息を潜ませるくらいに集中力が鍛えられるでしょう。

<かくれんぼ>
相手が何を考えているのか、自分だったらどうするだろうか、と考えるために客観性が身につくでしょう。相手の立場にたってものを見ることで、思いやりの気持ちをもつ訓練になるかもしれません。

外でできるボールの運動

単純な動きができるようになったら、子どもといっしょにボールを使って運動してみるのはいかがでしょう。

投げる

投げる動きは、ボールをはじく動きやラケットなどを振る動きと似ていますので、さまざまな運動・スポーツの基礎となりうると言えます。投げるのが楽しいと感じた場合は、野球やラケット競技が向いているかもしれません。

蹴る

投げる動きとは違い、ボールが手元から離れているために、どこにボールがあるのかの遠近感覚をつかんでいけるでしょう。蹴るのが楽しいと感じた場合は、ラグビーやサッカーが向いているかもしれません。

はたく

空中のボールをはたく場合は、空間の認識能力を育んでいけるでしょう。空間を認識することは、バスケットボールではゴールまでの距離、サッカーで言えば、ディフェンスの間合い、バレーボールではスパイクを打つために必要です。はたくが楽しいと感じた場合はいろいろなスポーツに適応できるかもしれません。

つく

ボールをつきながら走る。など、同時に複数の動きをすることになりますので、少し難易度が高くなります。手でつく(ドリブル)が楽しいと感じた場合はバスケットボールが向いているかもしれません。

外遊びや運動にはメリットがたくさん

兄弟

ボール遊びは「ボール」一つで豊富な種類の運動ができ、コストパフォーマンスに優れていて、スポーツが苦手という人でも簡単にできることから、始めやすい運動と言えます。幼児の運動能力を適切に向上させるだけでなく、親子、兄弟でやることでコミュニケーション力も高められますし、子どもの得意、不得意も見えてきて、将来やりたいスポーツが決まってくるかもしれません。外遊びを考えている人は、「ボール遊び」をしてみてはいかがでしょう。

注:文部科学省のデータや内容をもとに、記事制作をしております。※発達については個人差があるのであくまで目安にしてください

参考資料:文部科学省「幼児期運動指針」
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