
子育てをしていると、さまざまなことで悩むことやなかなか相談できない場合もあるかもしれません。今回の記事では、0歳から2歳など年齢毎に感じた子育ての悩みとそのときの対応、悩んだときの気持ちの切り替え方についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
子育てをしていると、自分の思うようにならなかったり、つい他と比べてしまったりして悩みを持つママもいるのではないでしょうか。子どもが成長するにつれ、悩みが変わることもあるかもしれません。子どもの年齢によって、どのようなことで悩んでいたのかママたちに聞いてみました。
「赤ちゃんのときは授乳とオムツ替え、寝かしつけと、同じ作業を何度も繰り返しているうちに1日が終わってしまい、自分の時間が取れないことや夜もきちんと眠れないため疲れが取れず悩むことがありました」(20代ママ)
「子どもが1歳をすぎ歩くようになると、目が離せなくなりました。徐々に自分の意思を表現するようになると、こちらの思うように事が運ばないことに悩みました」(30代ママ)
0歳から2歳頃の子どもを持つママは、頻回な授乳やお世話のために疲れが貯まることや、子どもの自己主張が始まって自分のペースで物事が進まないことに悩みを持つことがあるようです。イヤイヤ期が始まり、何をするにも時間がかかるようになり、時間のやりくりが難しくなったというママの声もありました。
「少しずつ自分のことができるようになったのは嬉しかったですが、自分のやりたいようにできないと騒いだり大声で泣いたりすることもあって、どうしつけてよいかに悩むことがありました」(40代ママ)
「幼稚園に入園して集団生活が始まると、周りの子どもと比べてしまうことが増えました。周りと比べて子どものできないことに目がいってしまい、悩むことがありました」(30代ママ)
2歳から4歳頃になると、少しずつ自分のことができるようになる反面、まだうまくいかないともあり子どもの気持ちが不安定になったり、集団生活のなかで周りと比べたりして悩むこともあるようです。本当は甘えたいのに、うらはらなことを言って困らせるような行動にどう対応してよいのか悩むというママの声もありました。
「年中くらいになると反抗的な態度になることが増えました。こちらもつい感情的になってしまい、あとから自己嫌悪になり悩みました」(40代ママ)
「うちの子は何かに集中していると声掛けをしても受け答えできないことがあり、小学校に上がってからうまくやっていけるのか不安になりました」(30代ママ)
4歳から6歳頃は、お世話などの手間が楽になってくることもあるかもしれませんが、しつけ方や小学校への入学を控えどのように接してよいか悩む時期かもしれません。じっとしているのが苦手なようで、入学してから勉強についていけるか不安で悩んだというママの声もありました。
子育てで悩むときはどうしたらよいでしょうか。実際にママたちがどのように行動したのか聞いてみました。
「共働きで毎日を慌ただしくすごしていると、子どものささいないたずらなどにも感情的になってしまうことがありました。夫に子どものお世話や家事を協力してもらい、1人で抱え込まないようにしたら気持ちにも余裕ができ、子どもに優しく接することができるようになりました」(30代ママ)
「子育てに悩みを感じて疲れてしまうこともありました。一時保育やベビーシッターも利用しながら自分1人で抱え込まないようにしたら、心にゆとりができ子どもに対しても前向きな気持ちで向きあえました」(30代ママ)
子育てで悩むときは、1人で抱え込まずに誰かを頼ったママもいるようです。誰かに協力してもらうことでママが笑顔ですごせると、子どもも安心できるかもしれませんね。
「初めての子どもを育てていたとき、初めは相談できないことも多かったのですが、思い切ってママ友に悩みを相談しました。話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなり、そんなに悩まなくてもよいのかもしれないと前向きになれました」(20代ママ)
「周囲にあまり相談できないような育児の悩みがあるときは、自治体が運営する専門家との相談窓口を利用しました。アドバイスをもらうだけでなく、『大変だよね』と共感してもらえたことにとても救われました」(30代ママ)
悩んだときは誰かに悩みを聞いてもらうのもよいかもしれません。言葉に出して話すことで自分の気持ちも整理できたというママの声もありました。
子育てに悩むとき、どのように気持ちを切り替えればよいか知りたいママもいるかもしれません。子育てに悩むときの気持ちの切り替え方をママたちに聞いてみました。
「子育てをしていると、育児本に書かれているように対応してもその通り子どもが行動しないことが多く、悩むことがありました。子どもは1人1人違うので、教科書通りにいかなくても当たり前だと考えて、完璧を目指さないようにしました」(30代ママ)
子育てでは完璧を目指さないようにしたママもいるようです。その子の個性を認めて受け入れるようにしたら、小さいことは気にならなくなったというママの声もありました。
「子育てでは、つい周りと比べてしまい、我が子のできないことに目が行きがちになっていました。比べるのではなく、その子自身のなかでできたことに目を向けるようにすると前向きな会話が増え、私も子どもも笑顔が増えたように思いました」(40代ママ)
周りと比べずに、その子自身の成長に目を向けるようにしたママもいるようです。その子のペースで成長していくと考えて周りのことは気にしないようにしたというママの声もありました。
「子育てに悩みを感じて疲れてしまうこともありました。夫の仕事が休みのときは子どものお世話を夫にお願いして、自分の時間を持つようにすると、気持ちがリセットされました」(30代ママ)
子育てでは自分の時間が思うように取れないことも多いのではないでしょうか。自分の時間を持つことで、ママも元気になれると子どもも嬉しく感じるかもしれませんね。
子育てをしていると、なかなか人に相談できない悩みもあるかもしれません。0歳1歳2歳など、子どもの成長とともにまた違った悩みが出てくる場合もあるようです。子育てに悩むときは1人で抱え込まないように誰かを頼ることや、完璧を目指さないことで気持ちが軽くなることもあるかもしれません。子育てに悩むときは、自分にあった対応方法がみつかるとよいですね。
2018年11月03日
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