きのこで作る幼児食。椎茸やエリンギなどきのこの簡単レシピ

幼児食にきのこを使うときのポイント

きのこで作る幼児食。椎茸やエリンギなどきのこの簡単レシピ

いろいろな種類のあるきのこを使って、幼児食を作ってみたいママもいるでしょう。きのこを使った幼児食にはどのような料理があるのでしょうか。今回はきのこの種類別に作る幼児食のレシピや、きのこを幼児食に使うときのポイントをご紹介します。

幼児食に使うきのこの種類

きのこは秋が旬の食材ですが、スーパーなどでは一年を通していろいろな種類のきのこが手に入りますよね。

椎茸、しめじ、舞茸、なめこ、エリンギ、えのきなど、一般的に大人の料理に使われるきのこは、調理するときに子どもが食べやすいよう工夫すれば、幼児食にも使えるようです。

今回はそれぞれのきのこを使って作る幼児食レシピをご紹介します。

6種のきのこを幼児食で使うときのポイント

きのこを幼児食に使うときにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。今回はスーパーなどでよく販売されている代表的な6種のきのこについてご紹介します。


椎茸

椎茸が汚れていたら水で濡らしたキッチンペーパーで拭き取り、軸を取り除いたあとにカサの部分をたたいて汚れを落としましょう。

椎茸を幼児食に使うときには子どもが食べやすい大きさに包丁で切るか、手でさいてから調理をしましょう。


しめじ

しめじの石づきをとるときは株のまま包丁を入れるより、小株に分けてからの方が取りやすいかもしれません。

1本1本はそれほど大きくないしめじですが、子どもにとっては噛み切りにくい場合もあるので、食べやすいよう小さく切って与えましょう。


舞茸

舞茸
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舞茸が汚れていたら水で濡らしたキッチンペーパーで拭き取りましょう。

石づきが固い場合は切り落とし、手を使って食べやすい大きさにほぐしましょう。


なめこ

なめこで和え物やサラダを作るときは耐熱皿にざるをのせてなめこを入れ、熱湯をかけて湯通しをします。水気をきってから調理をしましょう。

味噌汁や炒め物になめこを使う場合は水で下ごしらえをします。なめこが浸かる程度の水の中でなめこを軽く揉み洗いしましょう。なめこの食感を残すため、洗いすぎに注意をしましょう。

そのままの大きさでも幼児食に活用できますが、気になる場合は細かく切ってもよいかもしれません。


エリンギ

エリンギは石づきを切り落としたあとそのまま調理に使える食材です。

しっかりとした噛み応えのある種類なので、子どもが食べやすいよう小さめに切って与えるようにしましょう。


えのき

えのきは袋入りで販売されている場合がほとんどでしょう。色の変わる根の部分は、袋に入れたまま包丁でカットして切り落とすと、残った部分がバラバラになりにくいかもしれません。

えのきを袋から出し、手でほぐして調理をしましょう。子どもが食べにくいようなら短く切って与えるとよいでしょう。

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【種類別】幼児食に作るきのこの簡単レシピ

椎茸、しめじ、舞茸、なめこ、エリンギ、えのき、それぞれのきのこを使って作る幼児食のレシピをご紹介します。

調理する前に下ごしらえを済ませ、子どもの食べやすい大きさにきのこを準備しておきましょう。


椎茸のホイル焼き

  1. 椎茸を食べやすい大きさに切りホイルにのせ、椎茸に少量のマヨネーズをぬる
  2. 1にチーズをのせ、オーブントースターで焼く

椎茸をホイルで包まずむき出しのままオーブントースターで焼くとチーズに焼き色がつき、見た目にもおいしそうに仕上がります。

チーズが好きな子どももよろこんで食べてくれそうですね。焼き加減に注意して調理をしましょう。


しめじのバター醤油ソテー

しめじのバター醤油ソテー
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  1. フライパンにバターを熱し、しめじを炒める
  2. しめじがしんなりしたら醤油を絡めてさらに炒める

もう1品欲しいとき短時間で作れるレシピです。仕上げに少量の塩をふってもバターの風味が引き立ちそうですね。

薄味に作り、子ども用に取り分けてから大人用に濃い味つけに仕上げると、大人もいっしょにたのしめそうですね。


舞茸のミルクスープ

  1. フライパンにバターを熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める
  2. 1に舞茸を加えてさらに炒め、火をとめる
  3. 2に小麦粉を入れて混ぜ合わせる
  4. 水と牛乳を加えて煮込み、少量の醤油と胡椒で味を整える

舞茸を使ってマイルドな風味のスープを作ってみましょう。

細かく切ったウインナーやベーコンなど、子どもの好きな具材を加えてアレンジしてみてはいかがでしょうか。


なめこのおひたし

  1. 小松菜を細かく刻む
  2. 耐熱皿に小松菜を入れ、電子レンジで加熱する
  3. 沸騰したお湯になめこを入れ、中火で2分程加熱する
  4. 2に水気を切った3を混ぜ合わせ、醤油とだしを加えて味を整える

味噌汁によく使われるなめこですが、おひたしにするとなめこのつるんとした食感をより楽しめるかもしれません。

のどごしがよく子どもが食べやすいメニューですが、大人のおつまみの一品としてもおいしく食べられそうですね。


エリンギのハンバーグ

  1. エリンギとたまねぎを細かく刻む
  2. 1に鶏ひき肉を合わせ片栗粉を加えてこねる
  3. フライパンに油を熱し、成形した2を入れて両面をじっくり焼く

エリンギの食感を活かして、子どもが食べやすい大きさのハンバーグを作ってみましょう。

豆腐やほうれん草など、いろいろな素材を組み合わせてアレンジしても楽しいですね。


えのきのなめたけ

  1. えのきを短く切る
  2. フライパンにえのきと酒を入れてかき混ぜる
  3. 弱火にかけて蓋をし、蒸気が出てきたら蓋を外す
  4. 3に醤油、みりん、砂糖を加えて混ぜ合わせる
  5. 弱火でじっくり煮詰め、とろみが出てきたら火を止める

最後に少量の酢を加えて混ぜ合わせると、より味が引き立つでしょう。子どもに与える料理のため、アルコールが飛ぶようにしっかり加熱しましょう。

ご飯のお供に作ってみてはいかがでしょうか。

幼児食にいろいろなきのこを取り入れてみよう

夕食を食べる家族
iStock.com/JohnnyGreig

今回は椎茸、しめじ、舞茸、なめこ、エリンギ、えのきの、6種類のきのこそれぞれの幼児食レシピをご紹介しました。きのこの風味を活かし煮物でも焼き物でもおいしく味わえそうですね。

複数のきのこを合わせて調理をしたり、卵料理や豆腐料理にきのこを加えてみたりと、いろいろ試してみてもよいかもしれません。きのこを使ったレシピを幼児食に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2019.11.06

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