
離乳食後期のヨーグルトの進め方や食べさせる量に悩むママもいるのではないでしょうか。ヨーグルトを食べさせるときは加熱が必要なのか、毎日与えてもよいのか、冷凍保存できるのかなど気になる疑問をママたちの声を元に解説します。併せてプレーンヨーグルトを食べやすくする方法やヨーグルトを使ったレシピを紹介します。
離乳食後期に入ると赤ちゃんやママも毎日の離乳食に慣れてきたころでしょう。少しずつ噛みごたえのあるものを食べられるようになり、自分で食べたい欲求がでてくる時期を迎えます。食べ物の好き嫌いが始まるなど新しい悩みが出てくることもあるようです。
基本的な離乳食後期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。
厚生労働省の資料によると、生後9カ月から11カ月頃が離乳食後期と呼ばれています。中期と同じように、離乳食の進み具合に合わせ、与える食材の種類を増やしていきます。
硬さの目安は、スプーンや歯ぐきで簡単につぶせるバナナくらいとされています。硬すぎたり、柔らかすぎたりすると、食べ物を丸飲みする習慣がついてしまうので、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ硬さや一口の大きさを調節していくのがよいようです。
離乳食後期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。
・穀類:全がゆ90g~軟飯80g
・野菜:果物:30g~40g
・魚:15g
・肉:15g
・豆腐:45g
・卵:全卵1/2個
・乳製品:80g
離乳食中期にヨーグルトを1回で食べさせる量は、ヨーグルト以外の乳製品と合わせ、80gを目安としましょう。
市販されているカップに入ったヨーグルトの内容量はメーカーによって異なりますが、一般的に70g前後のものが多いようです。離乳食にヨーグルトを与えるときは、少量を頻繁に与えるほうがよいかもしれません。
厚生労働省の資料を参考にママが子どもの離乳食で困ったことについてご紹介します。
作るのが負担・大変/33.5%
もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%
食べる量が少ない/21.8%
食べるものの種類が偏っている/21.2%
食べさせるのが負担、大変/17.8%
食べるのをいやがる/15.9%
作り方がわからない/5.3%
開始の時期がわからない/3.5%
(回答数:1240)
離乳食作りを負担に感じていたり、食べる量が少なくて悩んでいるというママが多くいるようです。ヨーグルトは、加熱や調理をせずにそのまま離乳食として食べさせてあげられる食材で、赤ちゃんが食べやすい口当たりなので、少量ずつ取り入れていけるとよいですね。
離乳食後期にヨーグルトをどのように食べさせたのかママたちに聞いてみました。
赤ちゃんにヨーグルトを与えるときは、なるべく砂糖や添加物が入っていないプレーンヨーグルトを選んでいたというママの声が多くありました。
無糖プレーンヨーグルトの酸味が苦手な赤ちゃんには、甘味がある果物と合わせるとよいようです。飽きずに食べてくれるようにママたちは工夫しているみたいです。
水切りヨーグルトは、そのままの状態よりも程よく水分が抜け、味が濃厚になります。他の食材と絡みやすくなるので、苦手な野菜を食べさせる工夫に水切りヨーグルトを使うとよいかもしれませんね。
料理の材料としてヨーグルトを使っていたというママもいました。ヨーグルトの柔らかな酸味は、調味料があまり使えない離乳食の味のアクセントになりそうですね。
ヨーグルトは冷凍すると水分が分離したり、舌触りがざらつくことがあるので、開封したらなるべく早めに使い切るようにしましょう。冷凍したものを解凍して使うときは、そのまま与えるのではなく、離乳食の材料として加熱してから使用する方がよいかもしれません。
離乳食後期の赤ちゃん向けのヨーグルトを使ったレシピをご紹介します。
かぼちゃとヨーグルト、2つの材料で作ることができます。にんじんやほうれん草などの野菜を使ってバリエーションも増やせそうですね。食欲が落ちやすい夏はさっぱり食べられるように冷やし、冬は温かいままなど、赤ちゃんがたくさん食べられるように工夫してみましょう。
ヨーグルトをマヨネーズの代わりにしたポテトサラダ風のレシピです。手づかみしやすいようにカットしたスティックパンに薄く塗って食べさせてあげてもよいかもしれません。
ヨーグルトと牛乳の量を調節し赤ちゃんが食べやすい硬さにしましょう。作り置きして1個ずつラップに包み、冷凍ストックしておくと便利かもしれません。食べるときはレンジで再加熱してあげましょう。
ヨーグルトは、加熱や下処理が必要ないので調理の手間が少なく、少量ずつ食べさせてあげられると便利かもしれませんね。ヨーグルトをそのまま冷凍すると分離してしまったり、味が変わってしまうこともあるようです。食べきれなかったヨーグルトは、今回ご紹介したレシピを参考に調理してから冷凍保存するとよいでしょう。
離乳食後期に上手にヨーグルトを取り入れられるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月18日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年07月18日
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