七夕のアレンジそうめんレシピ。そうめんに合わせた献立や七夕の由来など

七夕のアレンジそうめんレシピ。そうめんに合わせた献立や七夕の由来など

7月7日の七夕の日に、特別なレシピで子どもと楽しめるおすすめのレシピが気になるというママもいるのではないでしょうか。七夕の行事食には、そうめんを食べるのが一般的といわれる地域もあるようです。今回の記事では七夕にぴったりのそうめんレシピと献立、七夕にそうめんを食べる理由や由来についてご紹介します。

地域によって異なる七夕の食べ物

画像
© sakura - Fotolia

7月7日の七夕は「笹の節句」とも呼ばれ、桃の節句や端午の節句に並ぶ五節句のひとつといわれているそうです。七夕には、願いごとを書いた短冊や飾りを笹に飾って子どもと楽しむママもいるのではないでしょうか。桃の節句にはちらし寿司やお吸い物といったレシピも思い浮ぶかもしれませんが、七夕の行事食というと何を作ったらよいか思いつかないというママもいるかもしれません。

実は7月7日は「そうめんの日」ともいわれており、地域によっては七夕にはそうめんを食べる風習があるそうです。七夕のそうめんは、北海道や東北では一般的といわれているそうですが、長野県の一部ではほうとう、九州ではみょうが饅頭を食べるところもあるなど、地域によってさまざまなようです。

七夕にそうめんを食べる理由

七夕にそうめんを食べるようになったことには、どのような理由があるのでしょうか。


中国のお菓子が由来

画像
© norikko - Fotolia

七夕にそうめんを食べるようになった由来は諸説ありますが、中国のお菓子である索餅(さくべい)が由来といわれているそうです。索餅とは、小麦粉と水を練って作られており、縄を編んだような形をしています。索餅は索麺(さくめん)とも呼ばれ、時代を経て日本でも馴染みのある白くて細いそうめんへと変化していったそうです。

中国では7月7日に無病息災を願い索餅をお供えする習慣があったようで、これが平安時代に日本に伝わってきたともいわれています。


織姫や天の川にまつわる由来

七夕にそうめんを食べるようになったのは、織姫や天の川が由来になっているという説もあるようです。白い糸のようなそうめんを、織姫が織っている着物に使われている糸に見立てたともいわれており、そうめんを食べることで裁縫や芸事が上手になるように願うといったいわれもあるそうです。

織姫と彦星の間に天の川が流れている様子とそうめんが似ていることから、七夕に食べられるようになったという説もあるようです。

こちらの記事も読まれています

七夕のアレンジそうめんレシピ

画像
polymanu/Shutterstock.com

七夕によく食べられるそうめんのアレンジレシピをご紹介します。


七夕5色そうめん

七夕の歌の歌詞に出てくる「五色の短冊」の色は赤、黄、黒、青、白の5色だったという歴史があるそうです。歌詞にちなんで、それぞれの色の具材を使った5色そうめんを作ってみてはいかがでしょうか。

一口で食べられる量のそうめんを、菜箸にくるくると巻きつけて菜箸から外してお皿に並べましょう。同じものを5つ作り、赤色にはさいの目に切ったトマト、黄色には錦糸卵、黒色には肉味噌、青(緑)には枝豆や千切りにしたレタスといった具材を乗せていきます。プレーンな白のそうめんと合わせて5色そうめんの完成です。一口サイズにすることで、子どもも食べやすいかもしれませんね。


ちらし寿司風そうめん

画像
© tamayura39 - Fotolia

茹でたそうめんに錦糸卵やきゅうりの千切り、ハムなどを使ってちらし寿司風のそうめんを作ってみてはいかがでしょうか。トッピングにはエビやオクラ、トマトなどを使うのもよさそうです。盛り付けるときには、カップに1人分ずつ層になるようにそれぞれの具材を順番に重ねましょう。一人分ずつ盛り付けることで、そうめんがくっついて取りにくくなることも防げそうです。


七夕のデザインプレート

七夕にそうめんで作るデザインプレートには、天の川をモチーフにした盛り付けをしてみてはいかがでしょうか。平らなお皿の中央に流れる川のような形にそうめんを盛り付けて、星の型抜きでくり抜いたきゅうりやハム、にんじんなどを飾ると七夕らしいプレートになります。
ガラスなどの透明なお皿を使うと、涼しげで七夕の季節にもピッタリの盛り付けになるかもしれません。

そうめんに合わせた七夕の献立

そうめんだけでは物足りないと感じるママもいるかもしれません。そうめんと合わせるのにおすすめの七夕の献立についてママたちに聞いてみました。


星型コロッケ

「そうめんの付け合わせには、子どもが好きなコロッケをよく作ります。七夕には星の形にしてから揚げるとかわいいコロッケになります」(20代ママ)

夜空の天の川に浮かぶ星のモチーフは、七夕の献立にもぴったりのレシピではないでしょうか。小さな星型のコロッケを作ると、子どもにも食べやすいかもしれません。


いなり寿司

画像
iStock.com/keiichihiki

「酢飯を入れたいなり寿司を、包まずにデコレーションして織姫と彦星を作りました。酢飯の上に錦糸卵やきゅうりを乗せて、顔の部分は小さく丸めた酢飯に海苔で髪や顔のパーツをつけました」(30代ママ)

いなり寿司をあえて包まないレシピは、オープンいなりとも呼ばれているそうです。上に乗せる具材は、桜でんぶやいくら、えびなどお好みで変えてみるのもよいですね。


七夕ゼリー

「青りんごゼリーとぶどうゼリーを別の容器で作り、フォークでくずしてから交互にグラスに盛り付けて、上に星型にくり抜いたりんごを飾りました。最初にくずしておいたので、3歳の娘もスプーンですくいやすかったようです」(30代ママ)

涼しげな色合いのゼリーは、七夕のデザートにもよいかもしれません。さまざまなフルーツを入れたゼリーを大きな型で作り、切り分けながら食べたというママの声もありました。

七夕を楽しもう

七夕にそうめんを食べる理由は、中国のお菓子が由来になったともいわれており、地域によってはそうめん以外のものを食べる風習もあるようです。そうめんは、野菜やハムなどさまざまな食材と組み合わせることで、子どもが喜ぶ七夕らしいメニューを作ることができそうです。今年はそうめんや七夕の献立レシピを取り入れて、家族で七夕を楽しんでみるのもよいですね。

画像
© hakase420 - Fotolia

2018.03.01

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【KIDSNA STYLE】一緒に盛り上げてくれるアンバサダーを大募集

KIDSNA STYLEと一緒に、全てのママへ素敵な子育て情報を届けよう!KIDSNAアンバサダーに登録された方には限定プレゼント、記事出演やイベントを通じたアンバサダー同士の交流会をご用意しております。限られた子育て期間を、素敵にアップデートしてみませんか。