お歳暮の名前入れはどうする?お歳暮に使う「のし」のマナーや名前の書き方

お歳暮の名前入れはどうする?お歳暮に使う「のし」のマナーや名前の書き方

お歳暮を贈るときにつける「のし」に名前を入れるのか、どう入れればよいのか悩むママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、お歳暮につける「のし」のマナーや種類、名前入れについてやのし紙に自分で名前を書く場合の方法などをご紹介します。

お歳暮に使うのし紙についてのマナー

お歳暮に限らず、贈答品にはのし紙を使うことが一般的とされていますが、お歳暮のときにはどのようなのしを使えばよいのか、気になるママもいるのではないでしょうか。お歳暮で使うのし紙についてのマナーや選び方についてご紹介します。


「のし」とは

「のし」とは、贈答品の右上についている飾りのことを言うようです。のしは「のしあわび」の略称で、不老長寿の象徴で高級な食材であるあわびを伸ばして干したものを贈答品に添えたことが「のし」の始まりとされています。

昔からお歳暮やお中元には、贈り物に白い奉書紙を掛け、水引を結び、のしをつけるのが基本とされてきたようです。最近では、白い紙にのしと水引が印刷された「のし紙」を使うことが一般的なのだそうです。


お歳暮で使うのし紙

のし紙
© oval16 - Fotolia

のし紙に印刷されている水引には「結び切り」「あわじ結び」「蝶結び」などいくつかの種類があるそうです。お歳暮に使う水引は、結び目が何度でも結び直せるということから、何度あってもよいお祝いごとやお礼に使われる「蝶結び」を使うとよいようです。

自分やお歳暮を贈る相手が喪中のときは、慶事を表す紅白の水引やのしを使わず、短冊状ののし紙を使うのがよいとされています。また、お歳暮に海産物などを贈る場合には、「のし」がなく水引だけが印刷されたのし紙を使うのがよいようです。

お歳暮の表書きと名前の入れ方

お歳暮を贈るとき、表書きと名前はどのように書くのがよいのでしょうか。


表書き

「のし紙を用意して、水引の上部分の真ん中に『お歳暮』と書きました。書きなれない筆ペンで書いたのですが、字が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしないよう、何度も練習しました」(30代ママ)

「年内中に渡すことができなくなりそうだったので、表書きを『お年賀』に変えて年明け早々に渡すことにしました」(30代ママ)

のし紙の水引より上の部分には贈る目的を書くので、この部分に「お歳暮」と書くようにしましょう。お歳暮を贈る時期は、地域によって違いもあるようですが、11月末頃から12月20日頃までに贈るのがよいようです。それまでに用意できない場合はお年賀や寒中見舞いという表書きで贈るようにするとよいそうです。


名前の入れ方

「実家を含め親戚に贈るものは、名字だけでなく名前を入れるほうが誰から贈られたかすぐにわかってよいと思い、夫のフルネームを入れました」(30代ママ)

「私の職場の上司に贈るお歳暮は私個人の名前でもよかったのですが、夫もお世話になっているので、夫婦の連名で送りました」(30代ママ)

「実家の親に直接手渡しするつもりだったので、名前入れなくてもわかるかなと思い、名前は書きませんでした」(30代ママ)

のし紙の、水引より下の真ん中の部分には名前を入れるとよいようです。お歳暮を贈るときの名前は誰から贈られたのもかがわかるようにフルネームで名前を入れるとよいようですが、年下の人や親しい友人に贈る場合は姓だけでもよいそうです。夫婦連名で書く場合は男性が右側、女性が左側で、男性はフルネーム、女性は名前だけを書くとよいとされています。

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お歳暮の名前入れはどうした?

筆ペンで書く人
iStock.com/NalYukoY

お歳暮を贈るときののし紙の用意や名前入れは自分でやるものか、お店で頼むのか、悩んでいるママもいるかもしれません。お歳暮の名前入れについてママたちに聞いてみました。

「お中元もお歳暮も果物を贈ることにしているのですが、農家に注文して送ってもらうのでのしがついていません。果物が届く前に自分でのし紙を用意して表書きと名前書くようにしています」(30代ママ)

「デパートでお歳暮を注文して配送まで頼むので、のし紙の名前入れもデパートでお願いしています」(30代ママ)

のし紙の用意や名前入れを自分でやっているママもいれば、お歳暮を注文したお店にすべてお願いしているママもいました。お歳暮を選ぶお店で、のし紙への名前入れサービスをしているかどうか事前に確認できるとよいかもしれませんね。

外のしと内のしの使い分けはどうする?

お歳暮にのし紙をかける際、「外のし」にすればよいのか「内のし」にすればよいのか、悩むママもいるのではないでしょうか。外のしと内のしの違いや使い分けについて、ママたちに話を聞いてみました。

「お世話になっている夫の上司の家に直接持っていくので、品物の目的がはっきりわかるように外のしで用意しました」(30代ママ)

「遠方の方へ郵送でお歳暮を贈るときは、のしが汚れないよう、内のしでお願いするようにしています。店員さんからも、郵送するお歳暮に対しては内のしにするかどうかの確認がありました」(30代ママ)

「近所に住む友人へ渡すお歳暮だったので、あまり大げさにしたくないと思い、内のしにしました」(30代ママ)

品物の目的が相手にはっきりわかるようにする場合には外のし、控えめにしたい場合は内のしにするとよいようです。お歳暮を郵送する場合は、のしが汚れたりしないよう内のしにすることもあるそうです。外のしと内のし、どちらにするのかは贈る相手と贈る手段で決められるとよいかもしれませんね。

一年の感謝を込めてお歳暮を贈ろう

家族の風景
iStock.com/kohei_hara

お歳暮ののし紙は、表書きと名前を入れることで贈る目的と贈り主がわかるようにする大切なもののようです。名前入れを自分でするのか、お店に書くのをお願いするのかは、購入したお店や品物などで判断するとよいかもしれません。一年の感謝と末永いお付き合いを願う気持ちを込めて、お歳暮を贈ることができるとよいですね。

2018.08.13

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