子どもの晴れ舞台に着物を着せよう。男の子の着物の選び方と着付け方

男の子の着物を着付けるときに工夫したこと

子どもの晴れ舞台に着物を着せよう。男の子の着物の選び方と着付け方

子どもの晴れ舞台に着物を着せるのに、男の子の着物の種類や着せ方などを知りたいママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、アンサンブルタイプや汚れにくい素材についてや、着物の入手方法、男の子の着付け方法、着付けるときに工夫したことなどについてママたちの体験談を交えてご紹介します。

子どもの着物を揃えたいとき

子どもの着物の入手方法について、ママたちに聞いてみました。


レンタル

写真館
Africa Studio/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

サイズアウトしてしまうことや、自宅でのケアを考えずに済むので、子どもの着物はいつもレンタルしています。

子どもの着物を揃えるとき、レンタルを選ぶママがいました。着物を着せる機会が撮影用のみと考える場合は、写真館や呉服店でのレンタルを活用してもよいかもしれません。レンタルは汚してしまうと弁償代がかかることもあるので、外出や食事の際は気をつけているというママの声もありました。


お店で購入

20代ママ
20代ママ

初めての七五三に、新しい着物を着せてあげたかったのでお店で購入しました。下の子のお下がりとしても着まわせるので、着物を新調するときはお店で新品を購入しています。

子どもの晴れ舞台に、新しい着物を用意してあげたいと考えるママがいました。天候や体調などを優先してお祝いをする日を決められるので、購入してよかったといった声もありました。


いただきもの

30代ママ
30代ママ

端午の節句や七五三にあわせて、親から貰った着物を着せています。親も、自分たちが選んだ着物を孫が着ることを喜んでくれています。

親や義両親から着物をいただいた方がいました。親戚や友だちの子どものお下がりをいただいたママもいるようです。事前にいただけるとわかっている場合、可能であれば希望のサイズや種類を伝えておくとよいかもしれません。

子どもの着物選びのポイント

着物を選ぶときのポイントについて、ママたちに聞いてみました。


デザイン

30代ママ
30代ママ

袴と羽織物のデザインに迷ったので、アンサンブルタイプを選びました。アンサンブルは上下柄が統一されているものを選んだので、組みあわせに悩むことがありませんでした。

子どもの着物のデザインは種類が豊富なので迷う方もいるかもしれません。コーディネートに悩むときは、オーソドックスな着こなしができるアンサンブルタイプを選んでもよいかもしれません。


素材

画像
Africa Studio/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

汚れてしまうことも考慮して、洗える着物を選びました。予定していた日が、雨降りだったので、クリーニングもできるポリエステル製の着物を選んでよかったです。

着物が汚れてしまうことも考え、洗える素材の着物を選んだママがいました。着物をレンタルするときも、お手入れがしやすい素材を選ぶようにしたというママの声もありました。


サイズ

20代ママ
20代ママ

息子のお宮参り用に、着物をいただききました。義両親が、初節句や七五三でも着られるようにと大きめのサイズをお直ししてくれたので、長く活用することができました。

着物を購入するときは、成長を見越したサイズをポイントに選ぶとよいかもしれません。お宮参り時の着物の仕立て方によっては、7歳の七五三まで活用することができるようです。

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男の子の着物の着付け方法

男の子の着付けに必要なものと、着付け方法についてご紹介します。


必要なもの

  • 着物
  • 肌襦袢
  • 腰紐
  • 足袋

男の子の場合は、七五三にあわせて3歳のときは被布、7歳のときは羽織や袴、角帯など年齢によって用意するものの種類が一部異なるようです。必要なものが揃っているフルセットを活用してみるのもよいかもしれません。


襦袢と着物の着付け方

  1. 下着の上に半襟をつけた長襦袢を着付けて腰紐を締めます。
  2. 襦袢の上に着物を着せます。着物の裾はくるぶしくらいになるようにして腰紐を締め、半襟が見えるように襟元を整えます。
  3. 腰紐の上に角帯を2回巻いて、後ろで水平に形を整えて結びます。

襦袢が長い場合は、事前に腰上げをして丈を調節しておくとよさそうです。袴を着たときに裾が見えないように襦袢を短めに着付けるのもポイントのようです。


袴の着付け方

  1. 袴の裾を足の甲くらいになるようにはかせ、前紐は帯と同じ高さにあわせます。
  2. 前紐は後ろの帯の結び目の上を通して交差させてから前に回します。
  3. 前紐をおへその前あたりで交差させて再び後ろに回し、帯の真下で蝶結びにします。
  4. 袴の後ろを背中につけ、腰板についているへらを帯に挟んで安定させます。
  5. 後ろ紐を前に回し、前紐の下で十文字になるように結びます。
  6. 最後に扇子、懐剣、お守りを脇に差します。

後ろ紐を結ぶときは、上下に紐を出さずに一文字に結んでもよいようです。前紐や後ろ紐が窮屈に感じないように、子どもの様子をみながら結んであげるとよいかもしれません。

男の子の着物を着付けで工夫したこと

男の子に着物を着付けるとき、どのようなことを工夫したのかママたちに聞いてみました。


グッズを使う

20代ママ
20代ママ

袴を着せるときに、ずり下がり防止にサスペンダーを使いました。羽織で隠れる位置につければ着用していることがわかりづらく、着物姿でたくさん動いても着崩れしにくく便利でした。

着崩れを防止するグッズを使っているママがいました。簡単に長さの調節ができるマジックテープ式のベルトを、腰紐の代わりに使ったママもいるようです。


褒めながら着付ける

20代ママ
20代ママ

七五三の記念撮影のために、写真館で着付けをお願いしました。スタッフの方が、「かっこいいね」と褒めながら着付けてくれたので、息子も動き回らず得意げに着付けてもらっていました。

子どもが着付けをしている間は、褒めながら着付けたという声がありました。鏡を見せながら声掛けをすれば、子ども自身も着付けが進む様子を楽しんでくれるかもしれませんね。


着替えや靴を持って行く

30代ママ
30代ママ

七五三の撮影で着物を着用したのですが、 黒のスニーカーも持って行きました。移動中は歩きやすいスニーカーに履き替えましたが、黒にしたので違和感もなく転んで着物を汚すこともありませんでした。

着慣れない着物での移動を考え、歩きやすい靴を用意したママがいました。着物を着て外に出かけるときは、汚れることや子どもの体調も考慮して着替えを準備しておくとよいかもしれません。

子どもの晴れ舞台に着物を着せよう

和傘
leungchopan/Shutterstock.com

子どもの着物について、選び方や着付け方法についてママの声をご紹介しました。初節句や七五三で男の子に着物を着せたい方は、レンタルやいただきものを活用してみてもよさそうです。着物のデザインで迷うときは、上下統一柄のアンサンブルタイプを選んでもよいかもしれません。着崩れを防止するグッズなどを利用して、子どもの晴れ舞台を素敵な着物姿でお祝いできるとよいですね。

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