温厚な国税職員が"取り締まりスイッチ"ONの瞬間…故人の長男が隠す8000万円の在りか吐くまでの一部始終
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【関連記事】そりゃ何億も貯まるわ…富裕層宅に足を踏み入れた元国税専門官が見た"気づけば貯まっていた人"の鉄則2つ 国税職員は脱税を試みようとする人をどのように追及するのか。国税職員として約13年間勤務したマネーライターの小林義崇さんは「嘘をつかれたり、話のつじつまが合わなかったりすると国税職員が引き下がることはなく、真実を聞き出すためにさまざまな角度からアプローチする」という――。 ※本稿は、小林義崇『相続税調査でわかった 富裕層が大事にしている「お金の基本」』(講談社+α新書)の一部を再編集したものです。
国税職員は敵か味方か? 私が体験した調査事例
国税職員に対して、「少しでも多く税金を取ろうとする怖い人たち」というイメージがあるかもしれません。しかし、それは半分正しく、半分は間違いです。
私が東京国税局の新人職員として受けた研修で教わったのは、「脱税と節税はまったく違う。我々が是正すべきは前者である」ということでした。国税職員の使命は、「適正申告・適正納税」の実現であり、法律に則った形であれば、何も問題はありません。
私個人としても、合法的な節税をする人に対して「ズルい」などと思ったことは一度もなく、むしろ賢明だと感じていました。しかし、脱税の証拠を見つけたときは、徹底的に追及しました。
私に限らず、多くの国税職員には、「誠実な相手には誠実に、悪質な相手には厳しく」という二面性があります。その背景には、国税庁という組織そのものがもつ多面性が挙げられます。なお、国税職員は次のような行動規範が定められています。
〈任務遂行に当たっての行動規範〉 〈職員の行動規範〉 |
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