「昨日はありがとうございました」よりも効果的…接待のプロが「メールの内容と送るタイミング」に力を入れる理由
圧倒的な差を生み出す「5つのポイント」
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飲み会後の「お礼メール」はいつ送ればいいのか。元電通で、会食専門家のyuuuさんは「私は、飲み会の解散前、自宅に着いたとき、そして翌日の『3度のお礼』を欠かさずに実践している。ここで差がつくのが、翌日の『個人あてのお礼メール』だ」という――。
「お礼メール」で圧倒的な差が生まれる
飲み会の後、お礼はどのタイミングで、どのようにすればいいのか――。ビジネスシーンかプライベートかを問わず、この問いに悩む人は多いのではないでしょうか。飲み会の場は、お酒が入っていることもあって記憶が曖昧になりやすいもの。だからこそ、終了後のフォローアップが重要です。
私は、飲み会の解散前、自宅に着いたとき、そして翌日の「3度のお礼」を欠かさずに実践しています。さらに、できれば「+2回」のステップでお礼をすることが効果的だと感じています。最初は「そんなに?」と思われるかもしれませんが、要所さえ押さえれば意外と大きな負担にはなりませんし、何より「お礼の丁寧さ」で相手との距離を縮めやすくなるのです。
本稿では、その具体的なタイミングと内容、そして「なぜそこまで細かくお礼が必要なのか」という背景をお伝えします。
短くていいので、まずは当日に送る
1.飲み会の解散前(まずは直接の挨拶で好印象を残す)
飲み会が終わった際、参加者が席を立って帰るタイミングで「今日はありがとうございました」と直接伝えるのは大前提です。
ここでのポイントは、挨拶をできるだけ一人ひとりに向けて伝えること。バタバタしがちな解散時ですが、笑顔を添えてしっかり口にするだけでも、相手の印象は大きく変わります。ごく短い言葉であっても、個別に軽い雑談を挟むなどして、「あなたとの会話が有意義でした」というニュアンスを加えればより効果的です。
2.自宅に着いたとき(お礼メッセージで当日の熱量を保つ)
自宅に着いたタイミングで、LINEやメールなど、相手とのコミュニケーションツールを使ってすぐにお礼を送るのがおすすめです。これは短いメッセージで構いません。
例:「今日はありがとうございました! ○○さんのお話、とても楽しかったです。また改めてお話しできるのを楽しみにしています」 |
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「当日中にお礼を送る」という行為だけで、「自分との飲み会を大切に思ってくれている」という感覚を相手に与えられます。当日の熱を翌日に持ち越すことなく、即座に共有してしまうイメージです。