1歳の子どもへの食パンのアレンジレシピ。食パンの選び方やおすすめレシピを紹介

1歳の子どもへの食パンのアレンジレシピ。食パンの選び方やおすすめレシピを紹介

食パンの選び方や与えるときの注意点

2020.01.27

1歳の子どもの食事を考えるとき、パンは手づかみで手軽に食べることができるため、欠かせない食べ物かもしれません。離乳食の頃、食パンに助けられたというママやパパもいるでしょう。今回の記事では、幼児食へ移行する1歳頃に食べるパンの注意点や保存方法、アレンジレシピなどをご紹介します。

1歳の子どもが食べるパン

1歳頃の子どもは手を使って、物のかたちや感触を確かめるような動きをしますよね。

食事で手づかみ食べをする子もいるでしょう。手づかみで食べられるパンは1歳頃の子どもの食事にも適している食べ物かもしれません。

離乳食から徐々に幼児食に移行する1歳頃の子どもが手づかみで食べられるように、市販のパンを使うときも固さや大きさに配慮して、パンを用意するようにしましょう。

離乳食初期から食べられるパン

パン
iStock.com/SasaJo

パンはいつから食べられるのか知りたいママやパパもいるでしょう。パンは糖分、塩分、油分が少ない食パンであれば、離乳食初期から与えることができるようです。

離乳食初期には、お湯やミルクでふやかすと食べやすいため、食パンをパン粥にして赤ちゃんに与えるママも多いようです。1歳前後でも、基本的には添加物が含まれていない食パンやバターロール、ミルクパンなどのシンプルなパンを選び、さまざまな食材でアレンジするとよいでしょう。ただし、バターロールは使用されているバターの油分に注意が必要かもしれません。

1歳の子どもにパンを与えるときの注意点

忙しい朝にも簡単に準備できるため、パンを朝ごはんにするママも多いでしょう。手軽に準備できるパンですが、どのような点に気をつけて、子どもに与えるとよいのでしょうか。


アレルギー食材に注意する

離乳食初期から使用できるパンですが、食物アレルギーを発症しやすい食材を使っているものもあるため注意が必要です。具体的に、パンの主な原材料は小麦ですが、卵や乳製品、ナッツ類を含んでいるものもあります。パンを買うときには原材料を確認し、子どもに食べさせる際には少量からはじめて、アレルギー反応が出ていないかどうか確認しましょう。


食べやすい大きさにする

1歳頃の子どもにパンを与えるときは、大きさに気をつけましょう。パンをそのまますべて渡すと食べにくいだけでなく、口に入れすぎてしまうことがあるかもしれません。

サンドイッチ用パンを選ぶと、パンの耳を処理する必要がなくカットしやすいようです。食パンをアレンジしたい場合は、サンドイッチ用パンを選ぶといいかもしれません。大きすぎないように一口サイズにし、パンを切る際にはつぶれないようにパン切り包丁を準備しておくと便利でしょう。


手づかみ食べできているか確認する

1歳頃の子どもに手づかみ食べの練習をさせるために、ママがパンを少し大きめにして与えることもあるかもしれません。子どもが手づかみ食べをするときは、喉に詰まらせないように食べる様子をきちんと確認しましょう。


パンの耳は控える

子どもによって個人差はあるものの、1歳頃の子どもの中にはまだ歯が生えそろっていない子もいるかもしれません。

パンの耳は1歳児にはかたいこともあるので、避けるようにしましょう。ママと子どもが安心して食べられるように、子どもの様子を見ながら判断したいですね。食パンの耳の処理が不要なサンドイッチ用パンを選ぶと、食べさせやすいかもしれません。


シンプルな味付けのパンを選ぶ

惣菜パンはバターやマヨネーズなど高カロリーのものもあるので控える方がよいでしょう。

また、パン屋さんにもライ麦食パンや黒糖パンなど、さまざまな種類のパンがありますが、シンプルな食パンが消化によいようです。市販のパンを選ぶときのポイントにするとよいでしょう。

離乳食や幼児食の期間である1歳の子どもにはシンプルな食パンを買って、食べ慣れている食材を使ってアレンジしたママが多いようです。

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パンの保存について

食パンを食べるとき、枚数が多く消費期限内に食べきれずに困った経験をした方もいるでしょう。保存する場所によっては、傷みが早い場合もあるようです。

おいしいパンを安心して子どもに食べさせるために、パンの保存方法についてもしっかりと頭に入れておきましょう。


封を開けたら早めに食べる

パンには水分が多く含まれており、カビが好む栄養分が豊富に含まれているようです。カビが生えやすいので、封を開けたらすぐに食べるようにしたいですね。封を開けて数日経っているものは、子どもに与えないように気をつけましょう。


食べきれない分は冷凍保存する

冷凍庫
iStock.com/Christian Horz

基本的に日陰の涼しいところで保存するか、食べきれない分は冷凍保存をしましょう。冷凍保存するときは、パンをラップに包み、フリーザーバッグなどに入れて保存し、1カ月以内を心がけて早めに食べきりましょう。


冷蔵庫で保存しない

食パンは傷みやすいので、冷蔵庫で保存しているママも多いかもしれません。冷蔵庫の温度や乾燥している環境はパンの劣化を進めるといわれているようです。保存する場合は、常温保存または冷凍保存することを覚えておくとよいかもしれませんね。

パンのおすすめレシピ

手軽に準備できる食パンですが、毎回同じようなレシピになって子どもが飽きないように、アレンジしたいママやパパもいるでしょう。

食パンを使ったアレンジおすすめレシピを紹介します。おすすめレシピのアレンジ方法もそれぞれお伝えします。


フレンチトースト

  1. 卵を溶いて、砂糖、牛乳を混ぜ合わせる
  2. 食パンを子どもが食べやすい大きさに切る
  3. 食パンを1の卵液に浸し、薄く油をひいたフライパンで弱火で焼く
  4. 両面焼き色がつくまで焼く

フレンチトーストは卵液に浸して焼くだけなので、忙しいママやパパも簡単に作ることができるかもしれません。砂糖がない場合も、牛乳のやさしい甘みとふわふわの食感で食べやすく、子どもが好むレシピのようです。

アレンジレシピとして、卵液に小松菜や人参などの野菜を混ぜて入れると、栄養が摂れてよいかもしれません。にんじんや枝豆のペーストを混ぜたというママの声もありました。また、タンパク質の摂れるきな粉を入れて、きなこフレンチトーストにアレンジもできるようです。野菜入りフレンチトースト、きなこフレンチトーストどちらもおいしそうですね。


きな粉パン

  1. 食パンは耳を取り除き、ひとくちサイズに切る
  2. トースターでかるく焼き目をつける
  3. ビニール袋やタッパーにきな粉と少量の砂糖を入れる
  4. 2を3に入れてきな粉をまぶす

食パンを焼いて、きな粉を入れた袋やタッパーの中でふるだけで簡単にきな粉パンを作ることができます。きな粉をまぶしたあとに豆乳や牛乳を少量かけると、程よくしんなりして食べやすいでしょう。

トースターで焼く代わりに、フライパンでバターで炒めるとより味に深みが出るので、子どものおやつにぴったりかもしれません。バターは使いすぎず、風味付け程度の量を使って仕上げるようにしましょう。

他のアレンジおすすめレシピとして、トーストでカリカリに焼くときな粉ラスクになるようです。きな粉ラスクは、ごはんとしてだけでなくおやつとしても食べられそうですね。


バナナチーズパン

  1. バナナをうすく輪切りにする
  2. 食パンを食べやすい大きさに切る
  3. 食パンにチーズ、バナナの順にのせる
  4. トースターでかるく焼く

蒸しパンにしたり、食パンを細長く切ってロールパンにしてもアレンジがきいてよいかもしれません。バナナは年中手に入れやすく、調理しやすい食材なので便利で作りやすいでしょう。子どもがひとくちで食べられると、手づかみ食べの練習にもなってよいですね。

離乳食や幼児食で子どもに人気のあるバナナ。チーズではなくヨーグルトを使ってバナナヨーグルトサンドにアレンジができるようです。カットしたバナナとヨーグルトを混ぜ合わせたものを食パンにはさんでサンドイッチに仕上げます。バナナヨーグルトサンドも、ごはん・おやつどちらでも活用できそうですね。

パンを食べない子のアレンジおすすめレシピは?

離乳食・幼児食の食材としてパンを食べないという子どももいるでしょう。朝ごはんのときに時短になるパンを活用したいママやパパに向けて、パンを食べない子へのおすすめレシピをご紹介します。


のりマヨチーズトースト

  1. 食パンにマヨネーズを塗り、チーズ・青のりをかける
  2. トースターでチーズが溶けるまで焼く
  3. 焼きあがったら、食べやすい大きさに切る

食パンを食べない子に向けた青のりで風味付けをしたアレンジレシピです。のりマヨチーズトーストは和風の風味のため、パンが苦手でも食べてくれる子どももかもしれません。のりマヨチーズトーストは、マヨネーズの使い過ぎに気をつけて、風味付け程度に使用しましょう。のりの他にも、食感を楽しめる枝豆やコーンなどを乗せてもおいしいかもしれません。


ツナキャベツトースト

  1. ボウルに千切りキャベツ、ツナ、チーズ、マヨネーズを入れて混ぜる
  2. 食パンに1を乗せる
  3. トースターでチーズが溶けるまで焼く
  4. 焼き上がったら、食べやすい大きさに切る

さまざまな料理に使えるツナを使った食パンのアレンジレシピです。ツナのうまみをキャベツと食パンが吸収して、パクパクと食べる子どももいるようです。

ツナキャベツトーストのレシピについても、マヨネーズの使用量に気をつけ、風味付け程度に使用しましょう。ツナキャベツトーストは、食パンだけでなくロールパンやミルクパンにはさんで食べるのもいいかもしれません。このレシピを作ったママからは、大人用と取り分けて作ったという声もありました。

パンで食卓を楽しく

パンを食べる赤ちゃん
iStock.com/kuppa_rock

今回の記事では、幼児食へ移行する1歳頃に食べるパンの注意点や保存方法、アレンジレシピなどをご紹介します。

パンはアレンジしやすく、ママにとっても手軽な食べ物です。シンプルな食パンだけでは栄養面が心配というママやパパも、パンに野菜や果物などを取り入れた簡単なアレンジレシピもあるので、栄養バランスを考えて作ってみるとよいかもしれません。1歳の子どもが楽しく食事できるように、いろんな食材と合わせて、食卓を鮮やかに彩りましょう。


※記事内で使用している参照内容は、2024年9月5日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう。

2020.01.27

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