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下ごしらえの仕方や調理方法
離乳食ごっくん期にしらすを取り入れるとき、与える時期や調理方法、下ごしらえの仕方をどのようにすればよいか悩むママやパパもいるかもしれません。今回は、離乳食の進め方からしらすのアレンジレシピをご紹介いたします。
離乳食ごっくん期の進め方
離乳食ごっくん期は、ママもはじめて与える食材や調理の仕方など戸惑うことがあるかもしれません。食材選びや調理方法など、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきたいですよね。
まずは、離乳食ごっくん期の進め方について、厚生労働省の資料を参考にご紹介いたします。
離乳食ごっくん期はいつから?
離乳食ごっくん期といわれる離乳食初期は、厚生労働省の資料によると生後5カ月から6カ月ころとされています。調理状態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。
離乳食の量の目安
食べることが初めての赤ちゃんにとって、食材を口に入れることは新しい経験になります。子どもによって個人差があるので、離乳食を始めるときは、子どもの様子を見ながら1日1回、離乳食用のスプーンで1さじずつ与えるようにしましょう。
厚生労働省の資料によると、離乳食をはじめる月齢と同様に、離乳食の量も目安となるので、赤ちゃんの成長や食欲などの状況に応じて調整することが望ましいようです。
子どもの離乳食で困ったこと
厚生労働省が出している資料の中で、離乳食で困ったことについて次のような内容が挙げられています。
・作るのが負担・大変/33.5%
・もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%
・食べものの種類が偏っている/21.2%
・食べさせるのが負担、大変/17.8%
・乳汁(母乳や人工乳)と離乳食のバランスがわからない/17.1%
・食べるのをいやがる/15.9%
・作り方がわからない/5.3%
・開始の時期がわからない/3.5%
(回答数:1240)
離乳食を作ることだけでなく、調理方法や食材を与える時期などに不安を感じているママもいるようです。
離乳食の進め方に不安を感じているとき、学ぶ機会を得ることも大切かもしれません。厚生労働省の資料にもあるように、保健所や市町村保健センターで離乳食についての講座を受けたというママも多くいるようです。
しらすはいつから与えていいの?
赤ちゃんが食べることに慣れてくると、魚などのタンパク質も取り入れたいと考えるママもいるでしょう。
しらすは調理しやすく、骨を気にせず食べれらるので、離乳食にも取り入れやすい食材ですよね。
しらすを取り入れるのは、離乳食ごっくん期の後半がよいようです。離乳食をはじめて1カ月くらいの、赤ちゃんが食べることに慣れてきた頃がよいかもしれません。
離乳食ごっくん期のしらすの取り入れ方
離乳食ごっくん期にしらすを取り入れる際、どのように調理したらよいかまとめてみました。
しらすの下ごしらえ
しらすは、赤ちゃんに与える前に塩抜きをすることが大切のようです。塩抜き方法はいろいろあるようですが、しっかり塩抜きしたいときは熱湯で茹で上げましょう。
ほかにも、茶こしなどにしらすを入れて熱湯を回しかけると簡単に塩抜きできるでしょう。
調理方法
熱湯にしらすを入れて、しっかり茹でたあとに、ざるなどにあげて水気を切りましょう。
離乳食ごっくん期にしらすを使用する場合は、裏ごしをするかすりつぶしてから与えるとよいようです。
冷凍保存の方法
しらすは冷凍保存できる食材のようです。いたみやすいため、保存するときは冷凍保存しておくとよいでしょう。
塩抜きなどの下ごしらえをして水気をとったあと、裏ごししたりすりつぶしてから、製氷皿や冷凍保存用のトレーで冷凍保存しましょう。
離乳食ごっくん期のしらすのアレンジレシピ
離乳食ごっくん期のしらすを使ったレシピをご紹介いたします。
しらすのミルク粥
- 下ごしらえをして、すりつぶしたしらすを用意する
- 粉ミルクを用意する
- 10倍粥に1.と2.を加えて混ぜる
はじめての魚も食べ慣れたおかゆと合わせれば、赤ちゃんも食べやすいかもしれません。
しらすの豆腐和え
- 豆腐は茹でて、裏ごしする
- しらすは下ごしらえして、熱湯で茹で、すりつぶす
- 1.と2.を和える
やわらかい豆腐を和えることで、ぱさつきがちなしらすも舌ざわりが良くなって、赤ちゃんんも飲み込みやすいでしょう。
時短の調理方法として、豆腐としらすをそのまま電子レンジで加熱してすりつぶしてもよいかもしれません。
しらすとにんじんのポタージュ
- しらすを下ごしらえしたあと、よく茹でて、すりつぶしておく
- にんじんを適当な大きさに切って、やわらかくなるまでだし汁と一緒に茹でる
- 2.をミキサーにかけて再び鍋に戻す
- 粉ミルクを入れて、ひと煮立ちさせる
玉ねぎやじゃがいもなどの野菜を一緒に入れて、アレンジしてみるのもよいかもしれません。さまざまな野菜をペーストにして保存しておくと、混ぜ合わせるだけで簡単にポタージュができるので便利でしょう。
だしと粉ミルクで深い味になり、赤ちゃんも食べる楽しさを感じてくれそうですね。
しらすとさつまいものスープ
- にんじんや玉ねぎなどの野菜を小さく切り、水と一緒に加熱する
- 沸騰後、さらに20分ほど加熱したあと、ざるでこして野菜スープを作る
- しらすは下ごしらえをして、加熱したあと、すりつぶす
- さつまいもをやわらかくなるまで煮たあとにつぶす
- しらすとさつまいもと野菜スープを混ぜ合わせる
あらかじめ野菜スープを作って、製氷皿などに冷凍保存しておくと、いろいろな食材と合わせるだけで簡単においしいスープを作ることができそうです。
栄養が豊富なしらすもさつまいもで甘みを出して、赤ちゃんが食べやすいようにアレンジできるとよいですね。
離乳食ごっくん期は赤ちゃんの様子を見ながら進めよう
しらすは、離乳食に慣れてきた、ごっくん期後期にぴったりな食材です。やわらかいので熱した後にすりつぶすだけで赤ちゃんに食べさせることができる手軽さがよいというママの声もありました。
おかゆやスープなどにアレンジしやすい食材で、冷凍保存もできるので、忙しいママが離乳食を作るときに大活躍しそうですね。
赤ちゃんの様子を見ながら、魚デビューを迎えましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2019年11月1日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。