赤ちゃんのお魚レシピ。冷凍保存を活用して離乳食作りを時短しよう!

赤ちゃんのお魚レシピ。冷凍保存を活用して離乳食作りを時短しよう!

離乳食の時期別メニューと食べ進め方

2019.08.19

離乳食に魚を取り入れたいと考えるとき、どんなレシピがあるのか気になるママもいるかもしれません。ママたちの声をもとに魚を使った離乳食レシピをご紹介します。併せて生魚の保存方法、魚のにおいやパサパサした食感を食べやすくするためのポイントもお伝えします。

魚はいつから離乳食に使える?

赤ちゃんはいつから魚を食べ始めてよいのでしょうか。

魚は離乳食初期から食べられる食材ですが、離乳食初期は白身魚、中期は赤身魚、後期は青魚、1歳をすぎた完了期には甲殻類など、離乳食の時期に合わせて食べられる魚の種類がステップアップしていくようです。

魚を離乳食に取り入れる際は、赤ちゃんの成長に合わせて魚の種類を増やし、調理方法を工夫しましょう。

【時期別】魚を使った離乳食レシピ

離乳食の時期に合わせた魚を使ったレシピをご紹介します。


【離乳食初期】白身魚とキャベツのスープ煮

  1. キャベツの葉先を柔らかく茹ですり潰す
  2. お刺身用の白身魚を茹ですり潰す
  3. すり潰したキャベツ大さじ1とすり潰した白身魚小さじ1~2、だし汁50cc(氷1個分)を鍋に入れ加熱する
  4. 水溶き片栗粉でトロミをつける

調理に使用する魚や野菜を変え、レシピのバリエーションを増やしてもよいでしょう。魚のパサパサした食感が苦手な赤ちゃんには、片栗粉でトロミをつけて食べやすくしてあげてはいかがでしょうか。

離乳食初期は、脂肪分が少なく消化がよいと言われる鯛や平目、カレイなどの白身魚を取り入れるとよいようです。シラスは塩分が含まれているので、少量を副材料として取り入れていたというママの声がありました。


【離乳食中期】鮭とブロッコリーのミルクリゾット

鮭とブロッコリー
iStock.com/Elena_Danileiko
  1. ブロッコリーを柔らかく茹で、細かく刻む
  2. 鮭を茹で骨を取り除いてほぐす
  3. 刻んだブロッコリー大さじ1、ほぐした鮭大さじ1、調乳した粉ミルク大さじ1~2を鍋に入れ煮立てる
  4. 鍋に7倍粥大さじ3を入れひと煮立ちさせる

生魚の臭みやにおいが苦手な赤ちゃんには、粉ミルクや加熱した牛乳を調理に取り入れると食べやすくなるかもしれません。多めに作り冷凍保存しておくのもよいでしょう。

離乳食中期に入ると比較的脂の多い鮭、かつおやまぐろなどの赤身魚も取り入れることができるようです。この時期からツナの缶詰を離乳食に取り入れ始めるママも多くいました。


【離乳食後期】お魚ハンバーグ

  1. キッチンペーパーに豆腐20gを包み、電子レンジで30秒加熱する
  2. 骨と皮を取り除いたアジ40gを包丁でたたきにする
  3. 豆腐、たたいたアジ、パン粉小さじ2、塩少々、片栗粉小さじ1/2を合わせ混ぜる
  4. 手づかみ食べしやすい大きさに成型し、フライパンで焼く

離乳食後期は手づかみできるメニューを取り入れるとよいようです。季節の青魚を使いレシピをアレンジしてみてはいかがでしょうか。生の青魚が手に入らない場合は、サバの水煮を使って代用してみてくださいね。ハンバーグのタネは、だし汁と合わせお吸い物の具材としてもよいかもしれません。

離乳食後期に入った頃には、アジやさんま、サバ、さわらなどの青魚を取り入れることができるようです。生魚の調理が苦手なママは、お刺身や切り身などを使ってみましょう。


【離乳食完了期】エビとコーンのバター醤油炒飯

エビとコーンのバター醤油炒飯
iStock.com/Takoyaki
  1. むきエビ5個、にんじん1/8本、青ネギ1本を食べやすい大きさに刻む
  2. むきエビ、ニンジン、缶詰のコーン大さじ1をバターで炒める
  3. 具材に火が通ったら醤油小さじ1、水大さじ1を入れ炒める
  4. お茶碗1杯分のごはん、青ネギを入れ強火で炒める

赤ちゃん用の炒飯を作るときは、少量の水を加えパサパサした食感にならないように工夫するとよいかもしれません。ママもいっしょに食べるときは、具材とごはんの量を増やし、赤ちゃんの分を取り分けてから塩コショウで味を調節しましょう。

1歳をすぎた頃には、エビやカニなどの甲殻類を少しずつ取り入れはじめたというママの声がありました。完了期には、ほとんど大人と同じ食材を食べれるようになります。初めて与える食材は少量ずつ様子を見ながら進めてくださいね。

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離乳食に使う魚の冷凍保存方法

離乳食に使う魚の冷凍保存の仕方をご紹介します。


まるごと1尾の生魚の冷凍保存方法

頭、内臓、えら、ウロコを取り除き水洗いし、キッチンペーパーで水分をふき取ったあと、

1尾ずつラップで包み、フリージングパックに入れ冷凍保存しましょう。

離乳食1回分の量に切り分け、骨や皮を取り除いてから小分けして冷凍保存すると、調理するときに便利に使えます。

頭や内臓がそのまま残っている生魚は傷みやすいので、鮮度がよい買ってきたその日のうちに早めに下処理し冷凍するのがよいようです。


切り身・刺身の冷凍保存方法

ドリップが出ている場合はキッチンペーパーでふき取り、離乳食1回分の量に分けてからラップで包み、フリージングパックに入れ冷凍保存しましょう。

生のまま冷凍保存する方法、茹でてから食べやすい大きさに刻んだり、ほぐしたりしてから保存する方法もあります。


ペースト状の魚の冷凍保存方法

魚を茹で、骨や皮を取り除いたあとに少量の水を加えなめらかにすり潰し、離乳食1回分の量に分けてからラップで包み冷凍保存する方法があります。その他にラップに平らになるように広げ、菜箸で筋目をつけてから一度冷凍し、凍ったあと筋目にそって小分けしフリージングパックに入れて保存する方法も便利でしょう。

ラップを使わず、直接フリージングパックに入れ、筋目をつけて冷凍保存しているママもいるようです。使いやすさを考えて冷凍保存方法を選び、活用できるとよいですね。

魚を使っておいしい離乳食を作ろう

離乳食を食べる赤ちゃんとママ
© yamasan - Fotolia

頭がついた魚を捌き、離乳食を作るのは難しそうと思うママもいるかもしれません。生魚の調理が苦手なときは、切り身や刺身を上手に活用するのもひとつの方法です。

魚のにおい、パサパサした食感は鮮度がよいものを選んだり、とろみをつけたりすることで食べやすくなるでしょう。

魚は、買ってきた日の下処理や冷凍保存のひと手間で離乳食作りに便利に活用でき、季節の旬をおいしく感じることもできる食材です。離乳期からたくさんのお魚が食べれるとよいですね。


出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2019年8月6日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.08.19

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