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食物繊維豊富で便秘にもおすすめのまいたけを使った離乳食後期レシピ。下ごしらえや保存方法など
冷凍保存と冷蔵保存の方法
離乳食後期~離乳食完了期にまいたけを取り入れるとき、加熱方法や保存方法について気になるママもいるかもしれません。ビタミンや食物繊維が豊富なまいたけは、便秘対策としてもおすすめの食材です。今回は、下ごしらえの方法やレシピ、おいしいまいたけの選び方や保存方法についてご紹介します。離乳食後期から離乳食完了期の赤ちゃんにまいたけを与えるときに気になったことについて、ママたちの声も集めました。
ビタミンや食物繊維が豊富?まいたけの栄養素
まいたけは、ビタミンや食物繊維を含む食材として知られています。きのこ類に含まれるビタミンは、赤ちゃんの成長をサポートする栄養素のひとつです。また、まいたけに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える働きがあるとされ、便秘が気になる赤ちゃんにもおすすめされることがあります。
きのこ類の中でもまいたけは比較的取り入れやすく、低カロリーでありながらビタミンや食物繊維などの栄養素を摂取できる食材のひとつであり、離乳食後期~離乳食完了期にもおすすめといえるでしょう。
離乳食後期~離乳食完了期のまいたけについて
離乳食後期~離乳食完了期にまいたけを与えるときに、ママたちが気になったことを聞いてみました。
30代ママ
30代ママ
食べやすい大きさにするために、毎回細かく切るのが大変でした。アレルギーの心配もあったので、最初は少量から始めました。
まいたけは、きのこ類の中では比較的弾力が少ないため離乳食に取り入れられるようですが、しっかり噛んで消化できるのか気になるママが多いようです。また、きのこ類はまれにアレルギーを起こすことがあるため、初めて与えるときは注意が必要です。
まいたけの下ごしらえの方法
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- 石づきを切り落とす
- 汚れているときは、濡らしたキッチンペーパーなどで拭き取る
- 適当な大きさに割く
- 鍋にお湯をいれて1~2分しっかり加熱して柔らかく茹でる
基本的な下ごしらえの手順は適当な大きさに割くまででよいですが、赤ちゃんに与えるときは、食べやすいように十分に加熱して柔らかく茹でましょう。加熱することで消化もしやすくなり、アレルギーのリスクも軽減されます。
まいたけは水で洗うと風味が失われてしまうと言われています。洗うときはさっと水に通す程度にするとよいようです。
離乳食後期~離乳食完了期にまいたけを使ったレシピ
離乳食後期~離乳食完了期にまいたけを使ったレシピにはどのようなものがあるのでしょうか。以下のおすすめレシピをご紹介します。
まいたけの炊き込みご飯
- にんじんとまいたけをみじん切りにする
- 研いだお米に、にんじんとまいたけ、生の鶏ひき肉を入れる
- だし汁、醤油、みりんを加えて軽く混ぜる
- 炊飯器のお粥モードで炊く
- 炊けたら混ぜて、蒸らす
この炊き込みご飯レシピは、ビタミンと食物繊維が一緒に摂れるおすすめの調理法です。炊き込みご飯には、さつまいもやホタテ、ひじきなどさまざまな食材を入れてアレンジを楽しめるようです。少ない量で作りたいときは、小鍋で作るとよいでしょう。
鶏団子
- 玉ねぎやにらなどの野菜をみじん切りにする
- ボウルに野菜と鶏ひき肉、ひじきを入れて混ぜる
- 食べやすい大きさに丸めてしっかり加熱して茹でる
野菜と鶏ひき肉を組み合わせたこのレシピは、栄養バランスが良くおすすめです。野菜は赤ちゃんの好きなものを入れてあげるとよいでしょう。水を切った豆腐や、すりおろしたれんこんなどを入れてもよいですね。加熱して焼くとハンバーグのようになるので、タネを多めに作るとさまざまな調理に使えて便利かもしれません。
野菜とまいたけの煮物
- にんじんと大根を食べやすい大きさに切り、茹でて加熱して柔らかくする
- まいたけを刻む
- 鍋に野菜とまいたけ、だし汁と醤油を入れる
- 大根に味がなじむまで弱火で加熱して煮る
大根やにんじんは下茹でしたりレンジで加熱すると、柔らかくなりやすく、できあがりも早くなるようです。このレシピは食物繊維も豊富で、便秘気味の赤ちゃんにもおすすめです。味がしっかり染み込んだ煮物は赤ちゃんもよろこんで食べてくれるかもしれませんね。
まいたけと野菜のスープ
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- 白菜とにんじん、まいたけを刻む
- かつおと昆布のだし汁が沸騰したら材料を入れて加熱して煮る
- 十分に加熱して煮込んだら少量の醤油を入れる
小さく刻んだ鶏のささみなどを入れると、旨味が出てよりおいしくなるようです。このスープレシピは、だしの旨味とビタミンが豊富でおすすめです。水溶き片栗粉を加えてとろみのあるスープにしてもよいでしょう。
豆腐とまいたけの炒め物
- 豆腐を茹でて火を通す
- まいたけは下ごしらえを済ませる
- フライパンに少量のゴマ油を入れ、豆腐とまいたけをしっかり加熱しながら炒める
- まいたけのゆで汁を加えて、水分がとぶまで炒める
豆腐とまいたけを組み合わせたこのレシピは、タンパク質と食物繊維が同時に摂れるおすすめの一品です。豆腐は崩しながら炒めるとよいようです。ごま油やまいたけのゆで汁で風味が出るので、赤ちゃんもおいしく食べれるでしょう。
おいしいまいたけの選び方
新鮮で栄養価の高いまいたけは、カサの部分に厚みがあり、触るとすぐに折れてしまいそうなものと言われています。軸は白く、カサの色が濃くて光沢のあるまいたけがおいしくておすすめです。古くなるとカサの表面に水分がにじみ出てくるので、購入する前に確認するとよいでしょう。良質な食材を選ぶことで、ビタミンや食物繊維をより効率的に摂取できます。
まいたけの保存方法
まいたけをすぐに使わないときや、1回の調理で使い切れずに余ってしまうときもあるでしょう。栄養素を保ちながら鮮度のよい状態で保存するための方法をご紹介します。
冷蔵保存
購入したまいたけをすぐに使わないときは、ラップに包んで冷蔵保存するとよいようです。
まいたけのビタミンや食物繊維を保ちながら鮮度のよい状態で保つためには、キッチンペーパーで包んでからビニール袋や保存用密封袋に入れるとよいでしょう。使うときのために、石づきをとり食べやすい大きさにほぐしておくと調理時に便利ですね。
冷凍保存
下ごしらえの済んだまいたけは冷凍保存することができます。保存用密封袋に入れたり、1回分ずつラップに包む方法がおすすめです。
生のまま冷凍する場合は、石づきをとってほぐした状態にしてから、保存用密封袋に入れるとよいようです。冷凍保存することで、ビタミンや食物繊維などの栄養素を長期間保つことができます。
まいたけの下ごしらえを済ませたあとに残ったお湯は、栄養豊富なだし汁として使えます。製氷皿などに入れて冷凍保存すると調理に活用できてよいかもしれません。
アレルギーについての注意点
まいたけを含むきのこ類は、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。初めて赤ちゃんにまいたけを与えるときは、少量から始めて様子を見ることがおすすめです。アレルギー症状が出た場合は、すぐに使用を中止し、必要に応じて医師に相談しましょう。また、他の食材と組み合わせる際も、アレルギーの原因となる食材がないか確認することが大切です。
離乳食後期~離乳食完了期にまいたけの調理を楽しもう
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離乳食後期~離乳食完了期では、炊き込みご飯や鶏団子、煮物やスープ、炒め物などさまざまな離乳食にまいたけを取り入れられることがわかりました。ビタミンや食物繊維が豊富なまいたけは、便秘対策にもおすすめの食材です。離乳食後期にまいたけを使うときには、しっかりと加熱を済ませて、細かく刻んで使いましょう。アレルギーにも注意しながら、安全に調理することが大切です。
使いきれないまいたけは、保存方法の仕方を工夫すると最後まで上手に使うことができるかもしれません。栄養価の高い食材であるまいたけを使って、赤ちゃんが楽しく食事ができるとよいですね。玉ねぎや豆腐、鶏ひき肉などと組み合わせたレシピで、バランスの良い離乳食を作れるとよいですね。
くたっとなるまで加熱していましたが、きちんと噛めるかや飲み込めるかが気になりました。