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おせちに入れる栗きんとん。意味や基本の作り方、アレンジレシピなど
ママたちに聞いた簡単に作るコツ
おせち料理に栗きんとんを作ろうと考えたとき、意味や作り方が気になったり、栗だけや餡だけ残ったときはどのようにアレンジしたらよいのか気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、栗きんとんの意味や由来、基本的な栗きんとんの作り方、簡単に作るコツ、和菓子へのアレンジレシピをご紹介します。
おせちの栗きんとんとは
おせち料理として食べられる栗きんとんにはどのような意味や由来があるのか気になるママもいるのではないでしょうか。栗きんとんの意味や由来と子どもへの使え方を調べてみました。
栗きんとんを入れる意味や由来
おせちに用意される栗きんとんには、いつくか意味があるようです。栗きんとんの「きんとん」を漢字にすると「金団」と書き、金の団子や金の布団という意味が、金塊や金の小判に例えられて、商売繁盛や金運をもたらすといった意味で縁起がよいとされているようです。
また、栗は「勝ち栗」とも言われ「何事にも勝つ」と縁起のよい食材いわれているようです。
子どもへの伝え方
栗きんとんの意味を子どもへ伝えるときは「毎日豊かに暮らせるようにという意味があるんだよ」「栗きんとんは金色のような色をしているね。これは宝物や昔のお金の色に例えられていて、お金が貯まって豊かな1年になりますようにという意味なんだよ」などと子どもの年齢などに応じて、わかりやすく伝えられるとよいかもしれません。
基本的な栗きんとんの作り方
栗きんとんを手作りしたいと考えるママもいるかもしれません。実際に、ママたちが作った基本的な栗きんとんの作り方をご紹介します。
材料
- 栗
- さつまいも
- 砂糖
- はちみつ
- みりん
- 塩
- くちなしの実
下ごしらえとして、さつまいもの皮は少し厚めに剥き、アクをしっかり抜くときれいな色に仕上がるようです。くちなしの実は栗やさつまいもを黄色く色づけるために使いますが、普段あまり馴染みのない食材かもしれません。
しかし、スーパーの乾物コーナーか中華食材のコーナーに並んでいるので比較的入手しやすいようです。
栗きんとんを作る手順としては、栗の甘露煮を作る工程と餡を作り絡める工程の2段階あるようです。次に工程ごとに栗きんとんの作り方を紹介します。
栗の甘露煮の作り方
1.栗はしばらく水に漬けて皮を柔らかくしてから、鬼皮と渋皮を剥き、30分ほど水にさらしておきます。
2.鍋に水と栗、潰したくちなしの実を入れて火が通るまで20分ほど茹でます。栗を鍋に入れたまま冷ましてから取り出します。
3.水と砂糖を煮詰めた鍋に栗を入れて、15分ほどに煮たら火を止めて味を馴染ませて完成です。
下茹でのときにくちなしの実をいっしょに入れて茹でることで、きれいな黄色い栗になるそうです。蜜の甘さはお好みにあわせて砂糖の量で調節するとよいかもしれません。
栗きんとんの作り方
1.輪切りにしてアク抜きをしたさつまいもをくちなしといっしょに茹でてザルにあげて粗熱を取ります。
2.鍋にさつまいもと砂糖を半量を入れてさつまいもを潰しながら混ぜます。さつまいもがある程度潰れたら、残りの砂糖とはちみつ、みりん、塩を加えて弱火で煮詰めます。
3.煮詰まったら、火を止めて栗を加え混ぜあわせ、冷めたらでき上がりです。
さつまいもを茹でるときにも、くちなしの実を割って鍋にいっしょに入れることできれいな黄色になるようです。さつまいもを煮詰めるときは、焦げないように火加減に気をつけたというママもいました。
栗きんとんを簡単に作るコツ
子どもが小さい場合や、ゆっくりと料理をする時間がない場合に栗きんとんを簡単に作る方法はないか考えるママもいるかもしれません。そこで、栗きんとんを簡単に作るコツを聞いてみました。
電子レンジを使う
「適当な大きさに切ってアク抜きをしたさつまいもを電子レンジで加熱した後、さつまいもを潰し砂糖とお湯を加えて混ぜあわせたところに、栗の甘露煮を加えでき上がりです。耐熱ボウルを使うと、洗い物も少なく後片づけも簡単です」(30代ママ)
電子レンジを使うと加熱時間が短く、簡単に作れるようです。他には、炊飯器を使って加熱したり、さつまいもを潰すときにフードプロセッサーで撹拌するなど、できるだけ作業が簡単になるよう工夫したというママもいました。
栗の甘露煮は購入する
「栗の甘露煮は、皮を剥いた下茹でしたり手間がかかるので瓶詰めのものを購入し、餡だけ手作りしました。短時間で簡単に作ることができるので子どもに混ぜる作業をお手伝いしてもらいながら作りました」(20代ママ)
栗の甘露煮を購入することで、栗きんとんを作る工数を減らす工夫をしたようです。ママのなかには、栗の甘露煮のシロップをさつまいも餡の味つけに利用し、砂糖などを使わずにさつまいもと栗の甘露煮だけで栗きんとんを作ったという声もありました。
栗きんとんの和菓子アレンジレシピ
定番の栗きんとんを楽しむのもよいですが、ママのなかには和菓子にアレンジして楽しむこともあるようです。実際にママたちが作った栗きんとんの和菓子アレンジレシピをご紹介します。
栗きんとんぜんざい
「我が家では、余った栗きんとんを使ってぜんざいを作ることがあります。鍋に栗きんとんと牛乳を入れて火にかけ、焼いた餅を鍋に入れて絡ませたら栗きんとんぜんざいにします。栗の風味も際立ちおいしく食べられます」(30代ママ)
お正月に食べきれなかった、栗きんとんとお餅でぜんざいを作ったようです。ママのなかには、小豆のぜんざいにのなかに少し餡を拭った栗だけを入れて栗ぜんざいにしたという声もありました。
栗きんとんどら焼き
「我が家は、栗きんとんの栗だけ食べて餡が多く残るので、ホットケーキに栗きんとんの餡を挟み、どら焼きにして食べます。子どもたちは普段と違うどら焼きに驚きながらも、喜んで食べてくれました」(20代ママ)
栗きんとんの餡を使って和菓子のどら焼きにアレンジすることもできるようです。栗が余ったときは、刻んで餡に混ぜると栗の食感も楽しめるという声もありました。
栗きんとんの茶巾絞り
「栗きんとんの餡をラップで包み形を整え、その上に栗を乗せます。ちょっと手を加えて茶巾絞りにすることで、おしゃれなお茶菓子として楽しめます」(30代ママ)
栗きんとんの見た目を変えて、おしゃれな和菓子にアレンジしたようです。手軽にできるので、子どもといっしょに作るというママもいました。
おせち料理に栗きんとんを作ろう
おせちに栗きんとんを入れるのは、勝負運や金運を願う意味があるそうです。基本の栗きんとんの作り方としては、栗とさつまいもで作るとよいようです。栗きんとんが余ったときは餡だけや栗だけにして、和菓子にアレンジして楽むのもよいかもしれません。