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離乳食にポタージュを作ろう。離乳食初期から完了期のレシピ
離乳食に赤ちゃんや子どもが喜んでくれるポタージュを作りたいと考えているママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食初期、中期、後期、完了期それぞれのポタージュのレシピや、離乳食にポタージュを取り入れるときのコツについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
離乳食にポタージュを作ろう
ポタージュはさまざまな食材を使って作れるので、離乳食に取り入れやすいといったママの声がありました。離乳食の各時期にあわせて材料や調理の仕方を変えることで、バランスのよい離乳食の一品となりそうですね。
実際に、ママたちは離乳食の時期にあわせてどのようなポタージュを作っているのでしょう。
離乳食初期のポタージュのレシピ
離乳食初期の頃に作っていたポタージュのレシピをママたちに聞きました。
じゃがいものポタージュ
「じゃがいもは茹でて裏ごしし、お湯で溶かしたミルクと混ぜて作りました。赤ちゃんが慣れてきたら、茹でてすりつぶした玉ねぎを少し加えました」(5カ月の赤ちゃんのママ)
じゃがいもは離乳食初期の頃から取り入れやすい野菜のひとつで、裏ごしをすると舌ざわりもよくなるのでポタージュにも使いやすいようです。この時期は、ミルクを多めに混ぜることで、赤ちゃんが食べやすそうだったというママの声もありました。
かぶとしらすのポタージュ
「柔らかく茹でたかぶと湯通ししたしらすをいっしょにミキサーでつぶし、お湯で溶いたミルクに混ぜてポタージュを作りました。しらすを使うことでたんぱく質も摂れ、赤ちゃんもおいしそうに食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)
かぶは柔らかくしやすい野菜のため、離乳食にも使いやすそうです。しらすの他に、白身魚のすり身などを入れてもよいかもしれません。
離乳食中期のポタージュのレシピ
離乳食中期にママたちはどのようなポタージュを作っているのでしょう。
ほうれん草のミルクポタージュ
「この時期から、少し鉄分のある野菜を取り入れようと思い、ほうれん草のポタージュを作りました。柔かく茹でたほうれん草と玉ねぎをブレンダーでつぶしミルクと混ぜたら、赤ちゃんが食べやすそうでした」(8カ月の赤ちゃんのママ)
赤ちゃんが食べ物を飲み込むことにも慣れてくる離乳食中期になると、栄養のバランスのとれた離乳食について考え始めるママもいるようです。ほうれん草や玉ねぎは柔かくしやすいので、ポタージュの材料として使いやすいかもしれません。
パプリカと豆乳のポタージュ
「離乳食に豆乳を使ってみようと思い、ポタージュを作りました。赤いパプリカを柔らかくなるまで茹でて荒くつぶして豆乳を加えたら、カラフルなポタージュができました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
離乳食中期になると、豆腐以外に豆乳を離乳食に取り入れることを考えるママがいました。豆乳はミルクと少し味が違うために、初めは赤ちゃんの様子を見ながら量を増やすとよいようです。また、パプリカの皮が気になる場合は湯剥きしてから使ってもよいかもしれません。
離乳食後期のポタージュのレシピ
離乳食後期のポタージュのレシピをママたちに聞いてみました。
白身魚の入った和風ポタージュ
「離乳食後期に和風のポタージュを考えました。鍋に白身魚と玉ねぎ、白菜を入れ、かつお出汁で煮込んでから赤ちゃんが食べやすいようにブレンダーでつぶしました。少し豆乳を足すとより風味がよくなったように感じます」(10カ月の赤ちゃんのママ)
かつおなどの和風出汁を使うポタージュを、離乳食後期に取り入れるママもいるようです。オーソドックスな洋風の味つけもよいですが、赤ちゃんがさまざまな味に慣れるように味つけを変えてみるのもよいかもしれません。
小松菜のポタージュ
「赤ちゃんの栄養について意識するようになり、小松菜のポタージュを作りました。茹でた小松菜に牛乳を加えてブレンダーで撹拌してから弱火でコトコト煮ました。たまに、鶏ひき肉で肉団子を作って入れるなど、アレンジすることもありました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
離乳食後期になり1日3回食を進めていくことで、栄養のバランスを考えて離乳食を作ろうと考えるママもいるようです。小松菜はやわらかく茹でることでポタージュに入れやすそうです。
離乳食完了期のポタージュのレシピ
1歳をすぎて離乳食完了期になると、使える食材も増えるようです。ママたちに完了期のポタージュのレシピを聞きました。
さつまいものポタージュ
「大人用から取りわけてポタージュを作りました。蒸したさつまいもと玉ねぎをミキサーですりつぶし、牛乳を混ぜて味を整えたところで子ども用を取りわけてから味つけしました。さつまいもには甘さもあることで、子どもが喜んで食べてくれました」(1歳2カ月の子どものママ)
さつまいもは甘みがあり、柔らかくなりやすいことからポタージュにも使いやすい食材のようです。この時期から、ポタージュは大人のメニューから取り分けて作るようになり、子どもと同じような食事を楽しめたというママの声もありました。
鶏のレバーとにんじんのポタージュ
「1歳をすぎてから鉄分を意識してレバーを使うようになりました。鶏レバーとにんじんを茹でてつぶし、牛乳とコンソメを使ってひと煮立ちさせてポタージュを作りました。にんじんの甘さとコンソメで子どものお気に入りのレシピになりました」(1歳4カ月の子どものママ)
レバーの臭みが気になるときは、下ごしらえのときに牛乳に漬けるとよいようです。ママのなかには、鶏のレバーの入ったポタージュはとろみがつきやすいので水分調整し、パンにつけて手づかみ食べにしたという声もありました。
離乳食にポタージュを取り入れるときのコツ
離乳食にポタージュを取り入れるときのコツをママたちに聞いてみました。
ブレンダーやミキサーを使う
「野菜や魚などをポタージュに入れるときにはブレンダーを使っています。鍋に直接ブレンダーを入れてつぶすことができるのでとても便利です」(10カ月の赤ちゃんのママ)
ブレンダーやミキサーを使うことで、ポタージュのように食材をすりつぶしたり混ぜたりする作業が簡単にできそうです。また、鍋に直接使えるタイプを使うことで、洗い物が少なくなり家事の時短につながったというママの声もありました。
多めに作って冷凍しておく
「子ども用のポタージュは一度に何食分か作り、製氷皿を使って冷凍しています。スープが欲しいときに手軽に使えて便利です」(1歳2カ月の子どものママ)
離乳食のポタージュを作るときには、多めに作って冷凍保存しておくとよいかもしれません。ママのなかには、冷凍のポタージュは、朝の忙しい時間にもう一品欲しいときにさっと用意できて使いやすいという声もありました。
子どもの好みに合わせてポタージュスープを作ろう
離乳食にさまざまな食材を取り入れてポタージュを作っているママがいました。ポタージュには葉野菜、根菜、魚、肉などをすりつぶして入れることができるので、離乳食初期から完了期までのレシピを工夫できそうです。
赤ちゃんや子どもが喜ぶ、おいしいポタージュを作れるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。