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離乳食の手づかみ食べはいつから?野菜を使った人気の手づかみレシピや食べやすくする工夫
離乳食が進むと、いつから手づかみ食べを始めてもよいのか、気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、手づかみ食べはいつからできるのか、離乳食中期から完了期までの野菜を使った冷凍保存できる人気のレシピ、食べやすくする工夫などをご紹介します。
離乳食の手づかみ食べはいつから?
手づかみ食べにはどのような意味があるのでしょう。厚生労働省の資料を参考に手づかみ食べの役割をご紹介すると共に、ママたちがいつから手づかみ食べを取り入れていたのか聞いてみました。
手づかみ食べの重要性
厚生労働省の資料によると、手づかみ食べは、食べ物を目で確かめ、手指でつまんで、口まで運び入れるという、目と手と口の協調運動であるとされています。手づかみ食べを練習することで、フォークやスプーンも上手に使えるようになるといわれています。
手づかみ食べをいつから取り入れた?
手づかみ食べはいつから始めたらよいのだろうと、悩むママもいるのではないでしょうか。ママたちは手づかみ食べをいつから取り入れていたのか聞いてみました。
「中期の頃、離乳食も進んできたので、形を残して柔らかく茹でたじゃがいもをあげてみました。手づかみしてくれるかなと思いましたが、なかなか難しかったです」(9カ月の赤ちゃんのママ)
「離乳食後期に、茹でたにんじんを手づかみで食べられるようにあげてみました。上手に握って、自分の口運んでいました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
子どもの離乳食への興味に応じて、ママたちは手づかみ食べを少しずつ取り入れているようでした。離乳食が中期から後期、完了期へと進む過程で、少しずつ取り入れられるとよいかもしれません。
手づかみ食べをしやすくする工夫
手づかみ食べを始めるとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。食べやすくした工夫についてママたちに聞いてみました。
食べやすい大きさ
「離乳食完了期の頃、食べやすいものをと思いサイコロ状にしたオムレツをあげました。サイコロ状にすることでつまみやすくなり進んで食べてくれるようになりました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
子どもが一口で飲み込んでしまわないよう、2口程度で食べられる大きさにするのがよさそうです。子どもの手でつかみやすい大きさにするというのも、大きさの目安となるかもしれません。
握りやすさ
「茹でて持ちやすい太さに切った、にんじんやだいこんをあげました。握りやすかったようで、自分から手づかみ食べをしてくれました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
握りやすい形や太さにすることで、自分でしっかり持ち手づかみ食べをしてくれるようになったというママもいました。握りやすさを意識して切り方を変えてみてもよさそうです。
持ちやすい固さ
「離乳食中期の後半で、茹でたにんじんをあげてみたとき、柔らか過ぎたのか子どもが握りつぶして遊んでしまうことがありました。食べやすいけれども、しっかり握れるという固さを目指しました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
柔らかすぎると、うまく持てずいたというママの声がありました。子どもの様子に応じて、固さを調節してあげるとよいかもしれません。
野菜の手づかみ食べの人気レシピ
手づかみ食べのメニューとして、野菜を使ったレシピを取り入れているママもいるようです。野菜を使った手づかみ食べのレシピをママたちの体験談でご紹介します。
野菜オムレツ
「野菜オムレツをよく作っていました。にんじんやじゃがいもなどの野菜に、しらすやひじきなどを混ぜて作ると、味や食感を変化させることができます」(10カ月の赤ちゃんのママ)
「卵を溶いた中に、野菜やご飯、鰹節などを入れて焼きました。オムレツの中に入れれば、ご飯も野菜も食べてくれるので、多めに作って冷凍しておきました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
卵の中に入れる野菜は、食べやすいよう茹でたり、蒸したりして柔らかくするとよさそうです。多めに作り、食べやすい大きさに冷凍しておくと、忙しい時の離乳食として便利かもしれません。
野菜蒸しパン
「電子レンジを使って蒸しパンを作りました。ペーストにしたほうれん草やにんじんを生地に入れて少しでも野菜が取れるようにしました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
蒸しパンの中に小さく刻んだ野菜を入れると、食感が気になって口から出してしまうこともあるようです。ペースト状にして生地に混ぜ込むと口当たりもよく食べやすくなるかもしれません。蒸しパンも冷凍が可能なので、時間のあるときに多めに作っておいてもよさそうです。
おやき
「茹でたかぼちゃをつぶしたものに、刻んだキャベツ、豆腐と片栗粉を入れ混ぜ、食べやすい大きさに焼きました。食べごたえがあるようでもぐもぐ食べてくれました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
小麦粉や片栗粉などにいろいろな食材を混ぜて作るお焼きは、手づかみ食べしやすいメニューといえるかもしれません。じゃがいもやかぼちゃなどを練り込み、離乳食中期の後半からおやきを取り入れてみたというママもいました。
手づかみ食べで周りを汚さないための工夫
離乳食で手づかみ食べをすると、服や床が汚れることがあるかもしれません。ママたちは、汚さないためにどのような工夫をしていたのでしょうか。
シートをひく
「離乳食中期に手づかみ食べを始めると、食べこぼしが増えたので、椅子の下に小さいレジャーシートを広げるようにしました。汚れてもすぐに片づけることができるので、子どもが食べたいように食べてもらっていました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
新聞紙を椅子の下に広げ、食べ終わったら新聞紙ごと片づけてしまうというママもいました。シートを敷くことで、食べこぼしが床に落ちてしまっても、汚れが気にならなくなるかもしれませんね。
量を多く出さない
「一度にたくさん出すと、遊び食べをしてしまうことがあったので、量を少しずつ出すようにしました。遊び食べが減り、食べてくれる量も増えました」(9カ月児ママ)
手づかみ食べをすると遊び食べになってしまい、周りを汚すことが増えたというママの声もありました。手づかみするメニューは一つずつ出して、食べたら足していくという方法をとると、汚れることも少なくなるかもしれません。
受け皿付きのエプロンを使う
「手づかみ食べを取り入れるようになってから、離乳食をごぼすことが増えました。受け皿のついた食事用エプロンを使ってみると、床にこぼすことが減って掃除も楽になりました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
受け皿付きエプロンを使うと、ポケットの部分が食べ物を受け取ってくれるので、離乳食を落とすことが減るようです。受け皿付きエプロンにも袖付きがあったり、汁も受け止めてくれるようなものなどさまざまなタイプがあるので、使い勝手のよさで選ぶとよさそうです。
離乳食に手づかみ食べを取り入れよう
ママたちが手づかみ食べをいつから取り入れるのかは、赤ちゃんの成長によりさまざまなようです。ママたちは手づかみ食べにおいて、食べやすさや、片づけやすさ、冷凍保存など、さまざまな工夫をしているようです。離乳食が進み始めた中期から完了期にかけて、少しずつメニューに取り入れるようにするとよいかもしれませんね。ママたちに人気のある野菜を使った手づかみ食べレシピを参考にしながら、子どもといっしょに楽しく食事ができたらよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年6月13日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。