離乳食中期のひらめはどう進める?レシピや冷凍保存方法

離乳食中期のひらめはどう進める?レシピや冷凍保存方法

2018.03.06

離乳食中期にひらめを調理してあげようと考えたとき、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫などに悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、離乳食レシピや冷凍保存できるレシピなどママたちの体験談を紹介します。

離乳食中期の進め方

離乳食中期になると多くのママは初期の経験から離乳食を作ることも食べさせることにも慣れてきた頃でしょう。しかし形状をペースト状から粗つぶしに変えたことで、子どもは食べにくさを感じて口から食べ物を出してしまうなど、新しい悩みも出てくることもあるようです。

基本的な離乳食中期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食中期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後7カ月から8カ月頃が離乳食中期とされています。離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくとよいでしょう。

調理形態は舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食中期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。

穀類:全がゆ50g~80g
野菜・果物:20g~30g
魚:10g~15g
肉:10g~15g
豆腐:30g~40g
卵:卵黄1個~全卵1/3個
乳製品:50g~70g

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食で困ったこと

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厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。

食べる量が少ない / 20.6%

食べるのをいやがる / 13.1%

食べる量が多い / 7.1%

作り方がわからない / 6.6%

相談する人がいない(場所がない) / 1.5%

(回答数:2722)

食べる量が少ないと困っている方が一番多く、食べるのをいやがることに悩んでいる方が多いようです。他にも舌でつぶせるようにと硬さを変えたことで、子どもが上手に食べ物をつぶせずに丸飲みしてしまったり、口から出してしまったりするようになり困っているという意見もありました。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。

食べる適量がわからない / 46.4%

食べさせてよいものがわからない / 15.6%

離乳の進め方がわからない / 14.9%

離乳食の作り方がわからない / 9.0%

(回答数:5223)

食べる適量がわからないと困っている方が一番多く、次に食べさせてよいものがわからないと悩んでいる方が多いようです。初期の食べ物を飲み込むだけの時期と比べて、中期は口を動かして噛むことにつながる食事を意識して進めていくので、離乳食をどのように作ったらうまく進められるのかママたちは悩んでしまうのかもしれません。

魚を離乳食に取り入れるときは、白身魚から始め、次に赤身魚、青皮魚と順に進めていくとよいでしょう。白身魚のひらめは、下ごしらえや冷凍保存がしやすいようで、初期の頃から取り入れているママもいるようです。ひらめを食べやすくするため、ママたちはどのようなアレンジレシピを離乳食に取り入れているのでしょう。

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離乳食の中期のひらめのアレンジレシピ

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Christos Theologou/Shutterstock.com

離乳食中期の頃に、ママたちはどのようにしてひらめを調理していたのでしょうか。レシピの工夫やアレンジ方法などを3つご紹介します。


ひらめのすり身だんご

「初期の頃からひらめのパサついた食感が苦手なようで、茹でてほぐしてあげても口から出してしまうこともあり、どうやって調理したらパサついたひらめを子どもが食べやすいのか悩んでいました。そこで、ひらめをすり身にして豆腐を加えたら食べやすくなるのではないかと考え、すり身だんごにしてみました。

ひらめをすり鉢でペースト状にして水を切った豆腐と青のりを加えよく混ぜ、小さなボール状に成形したら沸騰したお湯に落としすり身だんごを作り、片栗粉でとろみを付けただし汁をかけてあげてみました。

1口食べさせてみると気に入ったようで自分から手をのばして、おかわりをせがんできました。すり身だんごはしっかり加熱してから、保存バッグに入れ冷凍保存していました。食事のバランスをみて必要と感じたら食事に加えていました」(30代ママ)


ひらめと野菜の彩りパスタ

「中期も後半に入ってくると、いつも同じメニューばかりの離乳食に飽きてしまったようで口を開かなくなってしまい、何か子どもの興味を引くようなレシピはないかと悩んでいました。そこで、離乳食の彩りをよくしたら子どもの興味を引くことができるかもしれないと考え、ひらめと彩りのよい野菜とマカロニを使ってパスタを作ってみました。

小さく切ったにんじんとアスパラ、サラダマカロニを1つの鍋でやわらかく茹でて湯切りしたところに、別の鍋で茹でてほぐしたひらめを入れて混ぜ合わせお皿に盛ります。豆乳と種を取り茹でてつぶしたトマトを入れて電子レンジで加熱してから、粉チーズを加えてよく混ぜパスタソースを作り、マカロニを盛ったお皿にかけてコーンをちらしたら完成です。

子どもに前においてみると、コーンの黄色やトマトソースの赤い彩りに目を引かれたようで口を開き食べ始め、完食してくれました」(20代ママ)


ひらめと野菜のおやき

「8カ月頃から離乳食を噛まずに丸飲みしてしまい次を欲しがるので、しっかり噛んで食べることができなくなってしまうのではないかと心配していました。どんなレシピで調理したら子どもは噛んで食べてくれるのかわからず悩んでいました。

そこで、1口では口に入り切らないサイズにしてみたら飲み込まず口を動かしてくれるのではないかと考え、ひらめを使っておやきを作ってみました。ひらめを包丁で叩いてからすり鉢ですり潰し小麦粉を加えて混ぜ、そこに細かく刻んで茹でたにんじんと玉ねぎ、ひじきを加えて成形しフライパンで両面を焼いてあげてみました。

子どもはすぐに手をのばし口に運びましたが、1口では口に入らなかったようで、かじりとり噛みながら食べ始めました。おやきのタネは食べやすい大きさに成形して、沸騰したお湯で茹でてから冷凍保存しておき、スープに入れたり、野菜炒めに入れたりして使っていました」(20代ママ)

子どもは前歯が生えるにしたがって、前歯でかじりとって1口量を学習していくようです。舌と上あごでつぶせないものを歯ぐきの上でつぶすようになるので、食事中の子どもの様子を見ながら硬さを調節できるとよいでしょう。

厚生労働省の資料に乳歯が生え始める時期の平均についてはこのように書かれています。

・下の歯
 :男子8カ月(前後1カ月)
 :女子9カ月(前後1カ月)

・上の歯
 :男女10カ月(前後1カ月)

離乳食は様子をみながら進めていこう

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© buritora - Fotolia

離乳食中期には、初期の頃よりも使える食材の数が増えるので、いろいろな味や舌ざわりを楽しめるようになるようです。ひらめなどの白身魚は加熱調理するとパサつきやすいですが、他の食材といっしょに調理することで食べやすくなるように工夫できるとよいかもしれません。

この時期には、子どもも行動範囲が広くなり、あちこちに動き始めるのでママも目が離せなくなるようです。冷凍できるレシピなどを活用し、ひらめを上手に離乳食の中に取り入れていけるとよいですね。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年3月5日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.03.06

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