離乳食完了期の牛肉はどう進める?レシピやアレンジ方法をご紹介

離乳食完了期の牛肉はどう進める?レシピやアレンジ方法をご紹介

2018.02.14

離乳食完了期に牛肉を使って調理しようと考えたとき、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫などに悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、牛肉を使った離乳食レシピやアレンジ方法などママたちの体験談を紹介します。

離乳食完了期の進め方

離乳食完了期になると多くのママは初期、中期、後期の経験から離乳食を作ることも食べさせることにも慣れてきた頃でしょう。しかしこの時期になると、食べ物の好き嫌いが出てくることで離乳食のレシピ作りが難しくなったり、手づかみ食べの練習がなかなか進まなかったりなど新しい悩みが出てくることもあるようです。

基本的な離乳食完了期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食完了期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後12カ月から18カ月頃が離乳食完了期とされています。1日3回の食事のリズムを大切にし、生活リズムを整えるきっかけ作りとする時期と言われています。

完了期の調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉だんごくらい)がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食完了期の1回あたりの食事量の目安は下記の量と言われています。


穀類:軟飯90g~、ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食で困ったこと

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厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。

食べるものの種類が偏っている / 28.5%

食べるのをいやがる / 13.1%

食べさせるのが苦痛・面倒 / 7.5%

開始の時期がわからない / 5.1%

作り方がわからない / 6.6%

(回答数:2722)

食べるものの種類が偏っていることや、子どもが食べるのをいやがることに困っているようです。この他、子どもが遊び食べをするようになったことで、離乳食を食べさせるのが大変になってきているという意見がありました。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。

食べる適量がわからない / 46.4%

食べさせてよいものがわからない / 15.6%

離乳の進め方がわからない / 14.9%

(回答数:5223)

食べる適量がわからないと困っている方が一番多く、次に食べさせてよいものがわからないと悩んでいる方が多いようです。離乳食完了期に入り、好き嫌いが増えるようになると、どうやって子どもの苦手な食材を食べさせようか迷うこともあるようで、食べるものに偏りや食事のバランス面で不安に感じることもあるかもしれません。

牛肉は、鶏肉や豚肉が食べられるようになった後に、子どもの離乳食レシピに取り入れていくようです。牛肉はいろいろな野菜と組み合わせやすい食材ですが、硬くて噛み切れなかったり、ボソボソとした食感があったりするため、苦手な子どももいるかもしれません。牛肉を食べやすくするために、ママたちはどんな工夫をしていたのでしょうか。

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離乳食完了期の牛肉のアレンジレシピ

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離乳食完了期の頃に、ママたちはどのようにして牛肉を使った離乳食を作っていたのでしょうか。レシピの工夫やアレンジ方法などを3つ聞いてみました。


牛ひき肉とキャベツの焼きそうめん

「牛肉はひき肉を食べさせることが多かったのですが、ボソボソとした食感が好きではないようで残してしまうことが多く、どうしたら牛ひき肉を残さず食べてくれるか悩んでいました。そこで、つるっとした食感の食材と組み合わせれば食べやすいのではと考えて、牛ひき肉とキャベツの焼きそうめんを作りました。

下準備として、牛ひき肉はしょうゆ1、2滴を入れて混ぜ、キャベツはやわらかく茹でて細切りにし、そうめんはやわらかく茹でてから水で洗って2、3センチの長さに切ります。フライパンに油と牛ひき肉を入れて炒め、火が通ったら、キャベツとそうめんを加えて軽く炒めます。

つるっとしたそうめんに牛ひき肉を組み合わせたことでボソボソとした食感が気にならなくなったようで、残さず食べてくれました。青のりやかつお節をトッピングして風味をプラスすることもありました」(30代ママ)


やわらか牛丼

「牛肉は豚肉などと比べると硬くて噛み切りづらいようで、口から出してしまっていました。どうしたら、硬くて噛み切りづらい牛肉を子どもが食べてくれるのか分からず困っていました。そこで、牛肉をやわらかく茹でたら食べやすくなるのではないかと考えて、やわらか牛丼を作りました。

牛肉の薄切り肉はやわらかくなるまで茹でて5~8ミリくらいの大きさに切り、たまねぎも同様にやわらかく茹でて5~8ミリくらいに切ります。小鍋に牛肉とたまねぎ、かつお昆布だしを入れて軽く炒め合わせたら、軟飯またはご飯にのせて完成です。

牛肉をやわらかく茹でたことで子どもでも噛み切りやすくなったようで、牛肉を口から出すことなく、ペロリと完食してくれました。食事のバランスを考えて、牛丼ににんじんやきのこなどの野菜を加えることもありました」(30代ママ)


野菜の肉巻き

「離乳食後期から手づかみ食べの練習を始めましたが、上手につかめないことにイライラしたのか手づかみ食べをしてくれなくなりました。どうしたら、子どもが手づかみしやすくなるのかと悩んでいました。そこで、小さな子どもの手でもつかみやすいレシピを作ってみたらよいのではと考えて、野菜の牛肉巻きを作りました。

牛肉は、しゃぶしゃぶ用の赤味のものを広げて表面に小麦粉をふります。いんげんやアスパラ、にんじんなどの野菜を茹で、牛肉に野菜をのせてくるくる巻き、油を入れたフライパンで転がしながら焼き、だし汁と少量の砂糖、しょうゆを加えたたれを絡め、焼き終わったら子どもが手に持ちやすいサイズに切ります。子どもの持ちやすいサイズにしたことや、彩りがよいことから食べてみたくなったようで、手づかみ食べの苦手な子どもが自分から手に取って、パクパクと食べてくれました」(20代ママ)

厚生労働省の資料でも、手づかみ食べを重要としています。食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び口に入れるという目と手と口の協調運動により、スプーンやフォークを上手に使えるようになるようです。

離乳食完了期の牛肉は様子をみながら進めていこう

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離乳食完了期になると、多くの食材を使った離乳食作りができるようになります。牛肉は硬くてボソボソした食感がありますが、他の食材と組み合わせたり、やわらかく茹でるなど離乳食の調理を工夫したりすることで食べにくさを解消できるようです。

この時期は3回食になり、1回の食事量も増える時期ですので、食事のバランスを考えながら、牛肉を使った離乳食レシピを考えていけるとよいかもしれません。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年2月14日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.02.14

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