こちらの記事も読まれています
3歳の保育園児が食べやすい、完食できるお弁当づくりのコツ
保育園に通う3歳児のお弁当は、どんなところに気をつければよいのでしょうか。自分でご飯を食べられるようになってきた3歳の子どもが食べやすく、完食して自信をつけられるお弁当づくりにはいろいろなコツがあるようです。ママたちに、保育園で3歳児が完食できるお弁当づくりの工夫を聞いてみました。
ママたちが作る3歳の保育園のお弁当
保育園のママたちはどんなお弁当をつくっているのでしょうか。
自分で食べられるお弁当
「3歳になってお箸を少しずつ使えるようになってきたので、つまみやすいおかずを入れて、つるっと滑りやすいスパゲッティなどは控えるようにしています」(30代ママ)
「フォークとスプーンを上手に使えるようになり、自分でお弁当を食べられるようになってきたので、おにぎりにするだけでなく、詰めご飯にすることもあります」(20代ママ)
3歳になるとスプーンやフォークを上手に使えるようになり、お箸を使える子どもも出てくる時期のようです。
おにぎりやおかずは、子どもに合わせた食べやすいサイズを心掛けるとよいかもしれません。詰めご飯の場合は、子どもが右利きの場合は左側に詰めて、すくったときにお弁当の淵に寄せて食べられるようにするなど、ちょっとした工夫も3歳児の食べやすさにつながるようです。
3歳児が食べきれる量
「全部お弁当を食べた日は、保育園から帰ってくると嬉しそうに空になったお弁当箱を見せてくれます。完食すると子どもも嬉しいようです」(40代ママ)
「『ママ、今日は1番にお弁当を全部食べられたよ!』と、嬉しそうに報告してくれると、こちらも嬉しくなります」(30代ママ)
「『ご飯残しちゃってごめんね』と悲しそうに言われると、量が多すぎたのかな?と思い、次回からは少し量を減らすなど調整するようにしています」(30代ママ)
食べられる量は子どもによって違うので、自分の子どもに合った量や少し小さめのお弁当箱を選ぶとよいようです。お弁当を時間内に食べ終わることを目標にしている保育園もあるようなので、残すことが多い場合は量を減らすなどして、子どもが食べきれるように量を調節してあげるとよいでしょう。
保育園のお弁当は子どもが喜ぶものを!
子どもの好物を入れる
「保育園に入園したばかりの頃は栄養面も考えて子どもが苦手な野菜も入れていましたが、お弁当はたまに作るだけなので、子どもの好きなものを入れて完食できるようなメニューに変えました」(30代ママ)
「家や給食で苦手なものを頑張って食べているので、お弁当は大好きなおかずを入れています」(30代ママ)
毎日好物ばかりを入れるのは親としては少し気が引けますが、たまに作るお弁当だからこそ、保育園では子どもが喜んで食べられるお弁当にしているママも多くいました。
「お弁当のおかずは何がよい?」と子どもにリクエストを聞くのもよいかもしれませんね。
食べ慣れたおかずや味付け
「気合いを入れてキャラ弁にしたら、『食べるのがかわいそうで、食べられなかった』と残してきてしまいました。次からは普段通りのシンプルなお弁当に戻しました」(20代ママ)
「食が細い娘はすりおろした人参を入れたパンケーキやお好み焼きはよく食べるので、お弁当にも入れてみたら時間内に無理なく完食できたようです。その子に合ったお弁当作りが大事なんだな、と感じました」(30代ママ)
キャラ弁も子どもによって反応はさまざまなようです。「今日のお弁当はどうだった?」と子どもに聞いて反応や感想をうかがい、次のお弁当作りにつなげたいですね。
3歳でも食べやすいお弁当
おにぎりは小さめにする
「ぱくっと食べられる小さめのおにぎりは、手を汚さずに食べやすく、味付けをひとつずつ変えることもできるので我が家の定番です」(40代ママ)
「三角おにぎりや俵おにぎりは、子どもが持っても崩れにくいように小さめにしています」(30代のママ)
大人サイズのおにぎりだと食べたときに崩れやすいので、小さめに作るママが多いようです。
筆者も、ラップにご飯をしいてから味付けをして、細長い棒状にしてから一口サイズにねじってコロコロおにぎりを作っていました。作るママも、食べる子どもも、手を汚さずに済むので助かっていました。
おかずは一口サイズにする
「おかずが大きいと噛み切れずいつまでも口の中に残っていたり、手を使ったり、落とす原因になるようです。大好きなから揚げがおいしく食べられるように一口サイズにしてお弁当に入れるように気をつけています」(30代ママ)
「ほうれん草など噛み切りにくい野菜は、細かく刻んでミートボールに混ぜたり、卵焼きに混ぜて、一口サイズに切ってから入れています」(20代ママ)
3歳の頃は、子どもに合わせて一口サイズにするとお箸やフォークでも取りやすいようです。野菜が苦手な子どもでも小さく刻んで、好物に混ぜることで食べやすくなるようです。
のりは嚙み切れるよう工夫をする
「おにぎり全面にのりを使うと噛み切れず出してしまうので、細長いきざみのりをボーダー模様やストライプ模様にするなど、食べやすい工夫をしています」(30代ママ)
「サッカーが好きな息子のために小さい五角に切ったのりを丸いおにぎりに貼り付け、サッカーボールのようにしています。まとめて作って小さなタッパーにストックしておくと、忙しい朝でも慌てずお弁当作りができて助かります」(30代ママ)
<のりをきれいにデコレーションするポイント>
・キッチンペーペーに星型の型を押し当て、角をつないで切るときれいな五角形の型紙が作れる。型紙に合わせてのりを切る。おにぎり1つにつきのりは6枚用意する
・1枚を中央に貼り、五角形の角の延長に外側の五角形の角が来るように貼るとバランスよく仕上がる
・おにぎりがあたたかいうちに貼るとのりがふやけてしまうので、少し冷めてから貼る
3歳だと大きなのりは噛み切れなかったり、食べづらいということもあるようです。細いタイプのきざみのりを使ったり、小さくカットして使うなど、食べやすい工夫ができるとよいのではないでしょうか。
全部食べられた!と3歳が達成感を感じられるお弁当
3歳児が保育園での食べ慣れたおかずや味、食べやすい工夫がされたママのお弁当を完食することで、子どもが自信を持てるきっかけになるのではないでしょうか。3歳は自分でできたことに達成感を感じる子どもが多いようなので、ママもお弁当でサポートできるとよいですね。