離乳食はいつから?10倍粥の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?10倍粥の離乳食時期別の進め方とアイディア

2017.11.30

離乳食の10倍粥はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、いつから離乳食に取り入れたのか、ママたちによる、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は10倍粥です!

10倍粥を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるときは、10倍粥から始め、全がゆ、軟飯と順に進めていくようです。厚生労働省の資料によると、完了期には、97.8%のママが与えているようです。

いつから食べさせてよい?

10倍粥はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月あたりから子どもに与えているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると74.8%のママがこの時期に10倍粥を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると96.7%のママがこの時期に離乳食で10倍粥を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると98%のママがこの時期に離乳食で10倍粥を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると97.8%のママがこの時期に離乳食で10倍粥を与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省
スプーンとフォーク
Africa Studio/Shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は50~80g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1日3回与える。1回当たりの目安量は90(全がゆ)~80g(軟飯)


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は90(軟飯)~80g(ご飯)

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10倍粥を使った離乳食のメニュー例

かぼちゃ入り10倍粥

「離乳食初期の5カ月頃にあげたメニューです。10倍粥をあげ始めて2週間ほどした頃、ペースト状のかぼちゃ入り10倍粥をあげました。甘みがあって食べやすいようでした」(30代ママ)

10倍粥に慣れてきたら、ペースト状の野菜を、1さじずつ、増やしてあげているママが多くいました。


グリーンピースとしらすの10倍粥

「6カ月の頃にあげました。裏ごししたグリーンピースと、湯通しをして塩分を取り、すり潰したしらすを、10倍粥に混ぜてみました。味に変化があったのか、よく食べてくれました」(30代ママ)

ペースト状の野菜に慣れて来た頃、すり潰したしらすなど、魚を入れてあげているママが多くいました。

保存方法

初期・中期

「離乳食初期の6カ月頃、10倍粥をまとめて作り置きしていました。ミキサーですり潰して、製氷器に入れて冷凍保存していました」(30代ママ)

10倍粥はまとめて冷蔵保存しているママが多くいました。あらかじめすり潰しておけば食事の用意もスムーズにできそうです。

気をつけていた点

初めてあげるとき

「6カ月頃、10倍粥を初めてあげるときは、1さじだけ食べさせていました。検診で、初めての食材は早い時間にあげるようにと言われたので、午前中にあげるようにしました」(30代ママ)

離乳食初期に10倍粥を初めてあげるときは、子どもの様子を見ながら食べさせていたというママが多くいました。


調理時

「離乳食初期の5カ月頃、10倍粥をあげるときは、すり鉢でよくすり潰すようにしていました」(30代ママ)
「6カ月頃、10倍粥にも慣れてきたので、すり潰した人にんじんと大根を混ぜて与えました。お粥と野菜を混ぜると、とろみがあって食べやすいようでした」(30代ママ)

5カ月頃に10倍粥を初めてあげるときは、十分、すり潰して食べさせていたママが多いようです。6カ月頃、離乳食に慣れてくると、にんじんや大根などの野菜をいくつか混ぜて、調理するママもいました。

初めての離乳食は10倍粥で

赤ちゃんがスプーンを加えてる
TierneyMJ/Shutterstock.com

いつから10倍粥を食べさせてよいか迷うママも多いかもしれませんが、10倍粥は離乳食初期から与えられる食材で、5~6カ月頃に初めて食べさせるママが多くいました。保存方法は冷凍保存が便利なようです。慣れてくると野菜のペーストや魚を加えたり、食べやすいよう味に工夫をしているようでした。混ぜる食材を少しずつ増やしていき、食べる楽しさを感じられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月29日時点で作成した記事になります。

2017.11.30

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