離乳食はいつから?ささみの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?ささみの離乳食時期別の進め方とアイディア

2017.11.30

離乳食はいつから始めたらよいのでしょうか。離乳食を始めるときに、食材別の開始時期や形状・硬さ、進め方の目安など、どう進めていくのか悩む方もいると思います。今回は、高たんぱく・低カロリーのささみについて、いつから始めたらよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別の目安量や保存方法、おいしいメニュー例、気をつけていた点など、先輩ママの体験談も交えながらご紹介します。

ささみを離乳食で始める前に

ささみを離乳食に取り入れるときは、すりおろしから始め、徐々に細かくほぐしたものにしていくとよいようです。

ささみは、下ごしらえや冷凍保存がしやすいようで、離乳食として最初に与えるお肉として最も用いられることが多いようです。厚生労働省の資料によると、ささみを含む鶏肉は、完了期に85%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

ささみはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、ささみを含む鶏肉は、離乳食中期の7〜8カ月頃あたりから子どもに与えられているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると7.0%のママがこの時期に、ささみを含む鶏肉を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると43.8%のママがこの時期に、ささみを含む鶏肉を離乳食で与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると77.2%のママがこの時期に、ささみを含む鶏肉を離乳食で与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると85.0%のママがこの時期に、ささみを含む鶏肉を離乳食で与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は10~15g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g

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ささみを使った離乳食のメニュー例

スプーンとお皿
Africa Studio/Shutterstock.com

ささみ入り野菜うどん

「8カ月の頃、野菜うどんにおろし金ですりおろしたささみを入れていました」(30代ママ)

初期から中期のお粥やすりつぶした野菜を食べることに慣れた頃、初めてささみを与えたというママが多くいました。


ささみの和風あんかけ

「10カ月の頃に作ったメニューです。茹でたささみを細かくほぐし、野菜を軟らかく和風だしで煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけたあんかけをかけたものです」(30代ママ)

ささみのパサパサした食感もとろみつけることで、食べやすくなるようです。

保存方法

中期

「筋取りしてあるささみを購入し、完全に火が通るまで茹でてから、1回の分量にはさみで切り、フォークでほぐしてからラップで包み冷凍保存していました」(30代ママ)

ささみを離乳食で取り入れた中期の頃は、1回の量も多くないので、冷凍保存しても多く作らなかったという声もありました。


後期・完了期

「茹でてほぐした状態のささみをフードプロセッサーにかけて製氷皿に入れて冷凍し、食品保存用パックに入れ冷凍保存していました。また、冷凍保存できるレシピを何食か作り置きしておき、もう1品欲しい場合などにサッと出せるようにしておきました」(30代ママ)

子どもがよく動くようになると、ママはゆっくり調理する時間も減ってくるようです。食事のタイミングに子どもを待たすことなく出せるように意識し、すぐに食べられる状態に調理してから冷凍保存していたママもいました。

気をつけていた点

下ごしらえ

「ささみの筋をしっかりと取るようにしていました」(30代ママ)
「筋が残っていて喉に詰まると心配なので、筋を取ってあるささみを購入していました」(30代ママ)

ささみの筋取りには、下ごしらえのときから気をつけていたママが多いようでした。


調理時

「8カ月の頃、ささみをフレーク状にして与えたところ、子どもはパサつきを感じたようで、口の中を気にする仕草をしました。そこで、お粥に入れて自然のとろみがつくように工夫して調理しました」(30代ママ)

ささみは調理の仕方で食感や子どもの反応が変わるようです。子どもの食事の様子を見ながら食べやすいように調理できるとよさそうです。

ささみは離乳食中期から活躍

ごはんをおいしく食べる子ども
kazoka/shutterstock.com

ささみはいつから離乳食として使ってよいのか悩むママもいるようですが、多くのママたちは初期には取り入れず、離乳食中期から後期、完了期に与えているようです。

ささみは、下ごしらえや冷凍保存もしやすいようなので、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れられるとよさそうですね。

離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月29日時点で作成した記事になります。

2017.11.30

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