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離乳食はいつから?レバーの離乳食時期別の進め方とアイディア
離乳食のレバーはいつから始めればよいのか、離乳食中期・後期・完了期別に解説していきます。
離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。
厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はレバーです!
レバーを離乳食で始める前に
レバーには鶏・豚・牛とあるようですが、離乳食に取り入れるときは、鶏のレバーをペーストにした形状から始めるとよいようです。母乳やミルクから、離乳食が多くなっていく離乳食中期以降に鉄分が不足しないように、取り入れるママが多いようです。完了期には鶏肉を85%のママが取り入れているようです。
いつから食べさせてよい?
レバーはいつから離乳食に使用できるのでしょうか。厚生労働省の資料によると、鶏肉は7~8カ月頃から離乳食として与えているママがいるようです。また、鉄分が不足しやすい9カ月頃から、積極的にレバーや肉を取り入れるとよいとされています。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
進め方の目安
離乳食初期(5~6カ月)
食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。
市販のベビーフードでも多いように、レバーを始める際は、鶏レバーから始めているというママの声があります。
厚生労働省の資料によると7.0%のママがこの時期に鶏肉を離乳食で与えているようです。
離乳食中期(7~8カ月)
離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。
厚生労働省の資料によると43.8%のママがこの時期に離乳食で鶏肉を与えているようです。
離乳食後期(9~11カ月)
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。
厚生労働省の資料によると77.2%のママがこの時期に離乳食で鶏肉を与えているようです。
離乳食完了期(12~18カ月)
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。
厚生労働省の資料によると85.0%のママがこの時期に離乳食で鶏肉を与えているようです。
目安の量
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。
離乳食中期(7~8カ月)
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
1回当たりの目安量は10~15g
離乳食後期(9~11カ月)
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g
離乳食完了期(12~18カ月)
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g
レバーを使った離乳食のメニュー例
鶏レバーと水煮大豆のペースト
「8カ月の頃に作ったメニューです。水煮大豆をすりつぶして、豆腐と和えたところに鶏レバーのペーストを少し加えたものです。最初は難しい顔をしていましたが、慣れてくると完食できるようになりました」(30代ママ)
子どもの様子を見ながら、今まで食べていたものに少しずつレバーのペーストを加えたというママが多くいました。
鶏レバーの野菜スープ
「11カ月の頃、小さく切ったじゃがいも、玉ねぎ、にんじんをあごだしで野菜スープにし、下茹でして細かく刻んだ鶏レバーを加えました。食が進まないときは、溶いた片栗粉を使ってスープにとろみを付けると食べやすいようでした」(30代ママ)
レバーは苦手な子どもも多いので、他の具材といっしょにスープや、野菜煮の中に入れて調理したようです。
保存方法
中期
「下処理して、完全に火が通った鶏レバーを裏ごししてペースト状態にしてから、食品保存パックに入れ冷凍保存していました」(30代ママ)
鶏レバーを離乳食に取り始めた頃は、1回の量も多くないので、冷凍保存しても多く作らなかったという声もありました。
後期・完了期
「マッシュにしたじゃがいもに、茹でて細かく刻んだ鶏レバーを少しだけ加えて混ぜ、子どもが食べやすいような大きさにして、フライパンで焼き、冷めてから一つずつラップに包んで冷凍しておきました」(30代ママ)
子どもがよく動くようになると、ママはゆっくり調理する時間も減ってくるようです。食事のタイミングに子どもを待たすことなく出せるように意識し、すぐに食べられる状態に調理してから冷凍保存していたママもいました。
気をつけていた点
下ごしらえ
「レバーは臭みがあるので、冷水にさらしてしっかり血抜きをし、牛乳にしばらくつけ置きしてから、長ネギの葉を少し入れて茹でるようにしました」(30代ママ)
臭いで赤ちゃんがレバーを苦手にならないように、下ごしらえのときから気をつけていたママが多いようでした。
調理時
「11カ月の頃、茹でた鶏レバーを細かく刻んで、じゃがいも餅の中に入れてみました。手づかみで食べたい時期だったので、気づかずに食べてしまったようです」(30代ママ)
レバーのちょっとした臭みやパサパサ感も細かく刻んで好きなものの中に入れてしまうと食べられるかもしれません。
「10カ月頃から、生のレバーを調理しても、まったく食べてくれなかったのに、市販のレバーペーストや焼いてあるレバーをペーストにしたり刻んだりして離乳食に加えたときには、臭みがなかったのか食べてくれました」(20代ママ)
市販されているレバーはうまく臭み取りしてあるので、子どもが食べやすいようで利用していたママもいました。
レバーは離乳食中期から活躍
レバーはいつから離乳食として使ってよいのか悩むママもいるようですが、多くのママたちは離乳食中期に鶏肉を取り入れられるようになるので、鶏レバーから始め、後期、完了期に与えているようです。
下ごしらえの臭み取りをしっかりしておけば、保存方法は子どもに与える量に合わせて、ペーストにしたり、細かく刻んで製氷皿に入れたりして冷凍できますが、1週間以内に使い切るとよいようです。
離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。