入学式にあう着物の種類は?着物選びでママたちが心がけたこと

入学式にあう着物の種類は?着物選びでママたちが心がけたこと

小学校の入学式に着用するとき

2020.01.09

小学校の入学式に着物を着て参加したいと考えているけれど、どのような着物を選べばよいのか知りたいママもいるかもしれません。今回の記事では入学式にふさわしい着物の種類や着物を選ぶポイント、着物にあわせてママたちが用意した小物について、体験談を交えてご紹介します。

小学校の入学式に着物で出席したい

子どもの小学校の入学式に特別な装いをしたいと考え、着物での出席を考えるママもいるかもしれません。着物には状況にあわせた格式があるので、小学校の入学式にはどのような着物の種類や色、柄などを選べばよいのか戸惑ってしまうこともあるかもしれませんね。

今回は着物の種類や色、柄など小学校の入学式にふさわしい着物や、ママたちが選んだ小物などについてご紹介します。

入学式にふさわしい着物の種類

着物にはいくつか種類がありますが、入学式にはどのようなものがよいのでしょうか。ママたちが実際に着た着物について種類別にご紹介します。


訪問着

着物を着た女性
violetblue/Shutterstock.com

訪問着は模様が肩の部分から裾の部分にかけて入っている華やかな着物で、留袖(とめそで)に次いで格式の高い着物です。着物に入った紋の数によっても格式が異なるといわれています。

パステルカラーのような淡い色使いがされていることが多く、入学式や卒業式のような場面でも着用できる着物のようです。


色無地

色無地は、一色で染め上げた無地の着物を指します。色無地の着物は、紋の数によって着物の格式が変わります。紋がないものは街着用として利用されますが、袋帯とあわせることで略礼装として卒業式や入学式に着用することもできるようです。

シンプルな色無地は主役となる子どもを引き立てて、周囲に上品な印象を与えるかもしれません。明るく華やかな帯をおしゃれなポイントとして選ぶママもいるようです。


付け下げ

付け下げは、元々訪問着の豪華さをおさえる目的で作られた着物といわれています。全体に絵柄が染めつけてありますが、着物の形にする前の反物の状態で模様つけをするため訪問着とは違い絵柄がつながっていないことが特徴です。

訪問着に次ぐ格式の高さがあるので、小学校の入学式に着て行くこともできるようです。柄も華やかなものからシンプルなものまであるので、好みや状況にあわせて選べるのがよいですね。

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入学式に着る着物を選ぶときのポイント

小学校の入学式に着る着物を選ぶとき、ママたちはどのようなことをポイントにしているのでしょうか。


着物の色

30代ママ
30代ママ

入学式に着る着物は、少し華やかさを演出するためにも明るい色の着物を選びたいと考え、薄い藤色の訪問着を選びました。あまり派手になりすぎず、子どもにも「ママ素敵!」と喜んでもらえました。

入学式に着る着物を選ぶときに、明るく淡い色あいをポイントにして選んだというママがいました。入学式の着物の色に決まりはありませんが、主役の子どもを引きたて、かつ華やかさをプラスしてくれそうな色の着物を選ぶとよいと感じたというママの声もありました。

着物の色は藤色、黄色、ピンク以外にもライトグレーやグリーンがかったものなどさまざまな種類があるので、年齢や好みにあわせて選ぶのも楽しそうですね。

地域によって母親のドレスコードは、卒業式は華やかにし、入学式は控えめにするところもあるようなので、先輩ママや近所のママに入学式の雰囲気を事前に聞いておくと安心できそうです。


着物の柄

40代ママ
40代ママ

息子の入学式に着物を着ましたが、柄はあまり派手になりすぎず、品のある花柄のものを選びました。

着物の柄を選ぶとき、花柄や古典柄を選んだというママがいるようです。インパクトの強い柄は避け、落ち着いて優しい印象を与えるものを選ぶとよいかもしれませんね。

桜など季節の花をあしらったものは、春の温かな雰囲気が醸し出されそうです。


帯の柄や結び方

着付け
buritora/Shutterstock.com
20代ママ
20代ママ

帯にも格式があると知り、驚きました。入学式のようなフォーマルな場では、袋帯を選ぶとよいようです。

帯の色や柄によっても着物の印象が変わるので、着物とあわせてバランスのよい帯を選べると、素敵になりますよ。

帯の柄や色によっても着物の印象が変化するため、着物とのバランスを考えて帯を選んだというママがいました。他にも、濃い色やカラフルな着物には淡色の帯、大きな柄のある着物には柄の小さい帯など着物と帯は違うタイプを組みあわせると、きれいに見えたというママの声が聞かれました。

入学式のようなフォーマルな場では、帯は袋帯を選ぶとよさそうです。

入学式の着物にあわせて用意した小物

入学式に着物を着て行くとき、入学式にあわせて小物を工夫をしたというママがいるようです。ママたちの声を聞いてみました。


履物

30代ママ
30代ママ

入学式は体育館や教室など室内にいることが多いため、室内履きも着物の雰囲気を壊さないものを選びました。柄や色の派手なスリッパは避け、ベージュなど落ち着いた色あいのものを選ぶと、足袋にも馴染むように思います。

入学式に着物を着て参列する際は、スリッパなどの室内履きも着物の雰囲気とあうものを選んだママがいました。他にもヒールがあるスリッパにすると、着物の裾を引きずらなくてよかったという声も聞かれました。


バッグ類

20代ママ
20代ママ

入学式には保護者に向けた配布物も多いので、礼装用の小ぶりなバックの中に小さく折りたためるタイプのサブバッグを入れていきました。

小さめな手持ちバッグの他に、配布物などの荷物を入れる大きめのバッグを持って行ったというママがいるようです。たためるタイプのものを選べば、手持ちバッグに入れておいてもかさばらず、式典の間も荷物になりにくいかもしれません。


防寒着

40代ママ
40代ママ

入学式はまだ肌寒いことがあるので、着物の色にあった大きめのショールを用意しておきました。着物とあわせて事前に用意しておけば、当日天候が悪くても慌てずに安心して入学式に出席できると思います。

地域によっては入学式の季節はまだ肌寒いこともあり、着物での防寒対策をしたというママがいました。4月でも雪の降る地方では、着物用のコートや羽織を用意しておいたというママもいるようです。

入学式当日に慌てないように、事前に検討しておくとよさそうです。

入学式の雰囲気にあう着物を選ぼう

桜
DRN Studio/Shutterstock.com

小学校の入学式に着物を着て行くときは、訪問着や色無地、付け下げといった種類の着物を選ぶママがいるようです。着物は紋のあるなしや数によっても格が異なるため、手持ちの場合は事前に確認してみるとよいかもしれません。

着物は柄や色、帯との組みあわせなど豊富にバリエーションがあるので、ママの好みを取り入れながら、入学式の雰囲気にあった素敵な装いで、子どもの門出をお祝いできるとよいですね。

2020.01.09

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