「次はどんな写真を投稿しよう」に生活を支配される…SNS中毒になった元アナウンサーが自分を取り戻した方法
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「キラキラ投稿」は本人のすべてではない
SNSで見かける著名人の華やかな投稿を「うらやましい」と思ったことはないだろうか。元アナウンサーでエグゼクティブコーチの白崎あゆみさんは「どんなにキラキラした投稿も一部分の切り取りでしかない。うのみにしてはいけない」という――。
※本稿は、白崎あゆみ『「人と比べるくせ」を手放す 自分サイズの幸せを見つける5つの習慣』(KADOKAWA)を再編集したものです。
私たちは無意識に人と比べてしまう
人は、他人と自分をどうしても比べてしまうものです。そして、悩みます。
背が低い、背が高い。きれいだ、きれいでない。そういう容姿のことから、学生時代なら成績を、習い事をすれば得意不得意を他人と比べてしまいます。就職して社会人になれば、給与や昇進スピードを、プライベートでは独身か結婚しているか。さらに子どもが欲しいと思って妊活を始めると、不妊治療のスピードを他の人と比べ、晴れて妊娠できたとしても、自分の子どもの成長スピードや成績を他の子どもと比べてしまいます。
私たちは、どんなときも、無意識に人と比べてしまいます。
人と比べてしまう理由の1つは、他人と違うと攻撃されたり、立場が弱くなったりするのではないかという恐れです。
小さい頃、みんなと同じ制服を着て同じようなランドセルを持ち、同じ行動をすることで安心できた記憶はありませんか。忘れていても、多くの人の潜在意識に残っています。
その記憶によって逆に「人と違うことをしたら危険な目に遭うのではないか」という一種の防衛本能から、人と違うことをしないために、人と比べてしまうのです。「自分を守りたい」、その気持ちが大きくなりすぎてしまうことで、何でもかんでも、人と比べてしまうのではないでしょうか。