「田舎暮らしの本」で2021年版「住みたい田舎」ランキングが発表
村ランキングは長野県宮田村・木島平村、町ランキングは島根県飯南町・北海道沼田町が1位に
「宝島社」が発行する月刊誌「田舎暮らしの本」2月号にて、「2021年版 第9回 住みたい田舎ベストランキング」が発表。
「住みたい田舎ベストランキング」は、“日本で唯一”の田舎暮らしを紹介する月刊誌「田舎暮らしの本」が、2013年2月号より毎年実施しているもの。
移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む272項目のアンケートを行い、645の自治体から集めた回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化したものをランキング形式で紹介している。
今回は、魅力的な町や村の紹介に力を入れ、人口10万人以上の「大きな市」、人口10万人未満の「小さな市」「町」「村」の全4グループに分けてランキング。また、世代によって移住者のニーズや施策が多岐にわたるため、全世代対象の「総合部門」のほか、「若者世代部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」の全4部門を設置した。
「大きな市」では愛媛県西条市、「小さな市」では大分県豊後高田市が4冠を達成。「町」では島根県飯南町が「総合部門」「若者世代部門」「子育て世代部門」3部門で1位に。。医療・教育環境がよく住宅支援も手厚いため、豪雪地帯でありながら子育て世代の移住が増えている。
「シニア世代部門」1位は北海道沼田町が獲得。幅広い世代の住みやすさ向上に取り組み、コンパクトなまちづくりも進めている。
「村」では長野県宮田村が「総合部門」「子育て世代部門」で1位に。村内企業が多く、隣接する市にも通勤圏で、3歳未満児専用の保育園もある。「若者世代部門」「シニア世代部門」では、長野県木島平村が1位を獲得。長年の交流から移住へと踏み切った若者が多い美しい農村だ。
また現在、コロナ禍により、リモート勤務が基本になったり、週1~2回程度出社するというスタイルが増えたりと、テレワーク支援に熱心な自治体への注目も高まっているなか、「コロナ禍で田舎暮らしへの憧れが強まった」という読者の声も。
そうした意識の変化を背景に、「相談数の伸びが2019年度を上回っている印象」と回答した市町村も約38%と多くあった。
移住に役立つ情報やランキングが満載の、移住希望者の背中を押してくれる「田舎暮らしの本」を、この機会にぜひ手に取ってみては。
田舎暮らしの本 2月号
宝島社刊 本体850円(税込)
問い合わせ先/宝島社
tel.03-3239-1926