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<室内でも運動遊び>新聞紙やロープを使ってできる、幼児向けの運動
雨の日や寒い日、花粉が多い日…外に遊びには行けないけれど、ありあまる子どものパワーを発散させてあげたい!そんなときには、室内で体を動かす遊びをしてみるのはどうでしょうか?うちはマンション住まいだから厳しいというご家庭でも、少し工夫をするだけで室内でちょっとした運動遊びをさせてあげることができます。
遊び盛りの子を持つ親の悩みごと
毎日、公園に行くのはちょっと…
子どもは体を動かすのが大好き。筆者の子ども(2歳)も「どこへ行きたい?」と聞くと大抵は「公園がいい!」という答えが返ってきます。
でも、下の子(生後数か月)を一緒に連れて行かなくてはならないので、風の強い日や天気の悪い日は外出は難しいのが現状です。それなら室内で、と考えてもわが家はマンション住まい。ドタバタ遊ばせたら下の人に大迷惑ですよね。
室内で、騒がずに運動できる方法は
前回の記事では、幼児期の運動が大切な理由を説明させていただきました。
そこで今回は、使う道具や動き方を工夫して「室内でできる運動遊び」について考えてみました。
どんな運動がいい?
走る、跳ぶ、だけではない
「運動」というと、多くの人は走ったり跳んだりすることを連想するかもしれません。しかし、運動はそれだけではありません。体の使い方という部分に視点を当てれば、跳ねる、転がる、押す、登る、投げる……など、さまざまな体の動かし方がありますよね。できない動きがあれば、遊びながら自宅で練習するチャンスです。
「柔軟」も運動のひとつ
また、見落とされがちですが実は柔軟も運動のひとつです。室内遊びのときにこそ取り入れてみましょう。大きな音が出せないマンション住まいの場合は、音の出なさそうな動きを遊びや運動に取り入れてみるといいのではないでしょうか。
身近なものを使って運動できる
さらに新聞紙やロープなど、身近な物を使うだけで運動のレパートリーはぐっと広がります。子どもと一緒に準備すれば、その作業も遊びになるので一石二鳥ですね。そこで今回は、新聞紙とロープを使った室内でできる運動遊びをご紹介します。
新聞紙を使った遊びや運動
新聞紙は折ったり、丸めたりと形を変えて遊ぶことができるので非常に便利なアイテム。新聞がなければ、大きめの広告などで代用して下さい。一人でできる遊びから、親子・兄弟姉妹できるものまでと種類も豊富なので、お子さんの年齢や成長に合わせた楽しみ方を選びましょう。
バランスじゃんけん(バランスを取る運動)
①新聞紙を広げて、その上に乗ります。
②じゃんけんをして、負けた方が乗っている新聞紙を半分に折りましょう。これを何度も繰り返します。
③新聞紙が小さくなってきたら片足で立ってバランスを取るなど工夫して、紙から落ちない様に粘ります!
④足が新聞紙から出てしまったり、バランスが取りきれなくなってしまった方の負けです。
シューティングゲーム(投げる・拾う・受け取る運動)
①新聞紙を丸めて、小さい球をたくさん作ります。
②球を投げ入れるカゴを用意します。
③準備ができたら、新聞紙で作った球を投げ入れて遊びましょう。
④的を用意して的当てをしたり、キャッチボールをしたりと応用もできます。
新聞紙サンドバッグ(叩く・突く運動)
①新聞紙を丸めてたくさん球を作り、レジ袋やゴミ袋などに詰めてサンドバッグを作ります。
②袋に紐をつけて上から吊るしましょう。吊せない場合は、少々大変ですがパパやママが紐を手で持っても大丈夫です。
③袋を蹴ったり、叩いたりして遊んでみましょう。
ロープを使った遊びや運動
ロープも新聞紙同様に形を変えることで様々な遊びができます。新聞紙に比べると、円形を作ったり、引っ張ったり、繋げたりできるというメリットがありますよ。ロープがなければ、なわとびなどで代用もできます。
ロープくぐり(くぐる・這う運動)
①ロープの端を持って引っ張り、ロープをピンと伸ばします。ロープを持つ人は2人必要なので、人が足りない場合は、テーブルなどに片方のロープを結びつけましょう。
②最初はくぐりやすい高さからスタートし、張られたロープに触れないようにくぐります。
③成功したら少しずつ低くしていき、難易度を上げていきましょう。最後の方は這ってくぐるようにしましょう。
綱渡り(バランスをとる運動)
①ロープを床に置いて、コースを作ります。
②ロープの上をバランスを取りながら歩きましょう。
③クネクネさせたりカーブさせたり、難易度はお子さんによって工夫して下さい。歩き方に「横歩き」「うしろ歩き」などのルールを作っていろんな遊びができます。
ケンケンパ(跳ぶ・止まる運動)
①床の上にロープで小さな円を作って、ケンケンパの要領で遊んでみましょう。
マット運動や動物ごっこも
ふとんを使えば、前回りをしたり転がったりと、マット運動のようなことができます。また、道具を使わずにアイディア勝負で遊ぶ方法もあります。例えば動物のモノマネをすれば、跳んだり、膝を曲げたりと、全身を使うので楽しいですよ。
【体験談】わが家の室内遊び
うちの2歳の娘は、いくつかの運動を組み合わせた「サーキット」が大好きです。室内遊びのときには、寝室にふとんを敷いて、その上にサーキットコースを作ります。サーキットコースは、前転や細く切った新聞紙の上を歩く、手足4本でクマ歩きをするなど、5・6個の異なる動きを組み合わせるようにしています。
ちょっとした工夫で
室内でも少しの工夫とアイディアで、たくさん体を動かすことができます。筆者はマンション住まいなので、跳ぶ・跳ねる・走るなどの運動は難しいので、這う・くぐるなどの動きを選んだり、ふとんを丸めてその上を登ったり転がったりと、ドタバタと音が出ないように工夫しています。公園に行けない日には、ご家庭の環境やお子さんの年齢に合わせて運動遊びを工夫してみると、室内でも楽しくすごせますよ。