出産前は仲良しだったのに、出産後に不仲になってしまった、という夫婦は珍しくないようです。夫婦げんかが増えてしまった夫婦の仲を再び修復することは可能なのでしょうか?今回はパパたちへのアンケートや体験談ふまえて、産後に夫婦げんかがおこりやすい原因や夫婦仲の修復方法、パパたちの心の声をまとめました。
近年「産後クライシス」という言葉を耳にしたことのある人もいるかもしれません。世に浸透してしまうほど、産後に夫婦げんかを繰り返し不仲になる夫婦が増えているのではないでしょうか。
しかし、夫婦関係を修復し、その後も夫婦生活を続けているケースが多いようです。
不仲になってしまった夫婦でも修復を可能にするために、ママが夫婦げんか中のパパの気持ちやパートナーの立場から夫婦げんかの原因は何だろう?と考えみるのも、ひとつの方法かもしれません。
産後に夫婦仲が悪くなる原因は家庭によってさまざまな背景があるようです。また夫婦の間でも、ママとパパではけんかの原因と考えているものに違いがあるようです。
多くのママたちは出産による体のダメージが回復していないまま、新生児のお世話、家事などをこなしているでしょう。妊娠、出産、授乳とママを取り巻く環境が変化し続ける時期でもあります。体調や精神面で多くのママが「余裕がない」と感じているようです。
また赤ちゃんが加わった産後の新生活も、多くのママにとって幸せであるものの、戸惑いや緊張の連続かもしれません。第一子のママや、赤ちゃんが兄弟と性別や成長速度が異なるといった子育ての悩みがストレスにつながることも少なくないようです。
そうした状況の中、パパが無関心に感じる、子育ての悩みや苦労を共有してくれないなどとママが感じてしまうことから、すれ違いが生じていくのかもしれません。
パパたちへのアンケート結果によると、産後ママとの夫婦げんかが増えたと感じていたパパの半数が「夫婦げんかの原因はお金のこと」と感じていたようです。
ほかにも「子どもの教育方針などでけんかをするようになった」と感じているパパもいるとのことでした。
一般的にママたちの考える産後の夫婦不仲の原因が、不安や不満を訴えるものが多いのに対して、パパが考える夫婦げんかの原因は現実的な理由なのかもしれません。
産後の夫婦不仲についてのアンケート結果から、夫婦げんか中のパパの本音をご紹介します。
「子育てが大変で不安定になりやすい時期なのだろうなと思っていた」
「もうすこし上手に感情をコントロールしてほしいと思っていた」
「ママの機嫌がいいことを願っていた」
パパたちにとっては、ママと夫婦げんかしているときは、ママの感情が鎮まることを願っていたり、時期的なものに原因があると考えているようです。ほかにも「ママの言うことが矛盾している」と感じたというパパの意見もありました。
やはりママとパパ、女性と男性では考えていることや表現の仕方などが違うのかもしれません。矛盾が生まれないよう意見や気持ちを冷静に伝える、ということが夫婦仲の修復を可能にする第一歩なのかもしれませんね。
パパが経験した夫婦仲を改善するための仲直りの方法を聞きました。
「ママへの本音をオブラートに包んで伝えるようにしていました。いつも仲良く過ごせるように普段から努力しています」
「ママが矛盾していると感じても、こちらから折れるようにしました」
というようにパパ側が折れている、気を使っていると感じている人が半数いました。さらに
「本音をぶつけてけんかになっても、子どもに仲直りを頼まれたことをきっかけに仲直りできました」
というように、子どもに言われたタイミングで仲直りをするというパパもいるようです。
パパたちへのアンケート結果では、産後の夫婦仲があまりよくないとき、パパがママに歩みよっていたり、ママを尊重していると感じているパパが多数という印象を受けました。
実際にどんな方法で夫婦仲を修復したのか、ママたちに話をきいてみました。
「産後、ちょっとしたこと、例えば、洗い物をしてもらいたかったのにしてもらえなかったなどのことで言い合いのけんかをするようになりました。
話し合いをしたところ、こちらは夫にはわかるはずだと思っていても、夫からは『具体的にお願いしてもらえないとわからない』といわれました。
お互いにもう少しコミュニケーションが必要だと感じ、夫婦だけの時間を作るようにしました。具体的には、遅い時間になっても夕飯を一緒に食べたり、年に一度は夫婦だけでお出かけをして2人で顔を合わせる時間を意識的に作るようにしています。
2人の時間はお互いに大事な時間だと意識でき、お互いに理解を深めることにつながっています(30代 /2児のママ)」
「第一子の出産後、パパとは挨拶すらなく、会話をすれば夫婦げんかになるという状況でした。私からパパには『せめて挨拶は返事をしてほしい。気に入らないことがあれば言ってほしい』と伝えました。
パパからは『よくやっているから、もっと自分に自信を持てばいいんじゃない?話しかけなかったのは時間に余裕がなさそうだったから遠慮してた』『自分もさみしくて態度が悪かったかもしれない』といわれました。
子どもを産んでからパパに初めてほめられたことや、自分が不仲だと思っていたのはパパなりの気遣いやさみしさだったことを知り、仲直りできました(40代 / 1児のママ)」
どちらのケースでもパパはパパなりにママに気を使っていたり、お互いの気持ちが具体的にわからないだけだったりということがあるようですね。
この二人のママのケースでは、話し合ってお願いをしたり、コミュニケーションを深めたことが夫婦仲の修復を可能にした理由なのかもしれません。
もしパパと不仲になってしまったと感じたときには、まずママが冷静になり「自分のストレスの原因は何か」などの考えをまとめられるとよいかもしれません。
ママの考えがパパに具体的に伝わることで、パパもママの気持ちをくみとった対応方法をとることができるのではないでしょうか。
お互いに理解を深めて、より良い夫婦関係を築いていけるとよいですね。
2018年05月06日
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