離乳食のそうめんはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。
離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。
厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はそうめんです!
そうめんは小麦を多く含む食材なので、お粥や野菜のペーストに慣れた頃から、与えられるようです。主食にもなり、調理も茹でるだけですので、離乳食として用いられることが多い食材といえそうです。
そうめんはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、そうめんのような穀類は、離乳食初期の5~6カ月頃から子どもに与えられているようです。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。
厚生労働省の資料によると30.8%のママがこの時期に、そうめんのような穀類を離乳食で与えているようです。
離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。
厚生労働省の資料によると72.2%のママがこの時期に、そうめんのような穀類を離乳食で与えているようです。。
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。
厚生労働省の資料による91.2%のママがこの時期に、そうめんのような穀類を離乳食で与えているようです。
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。
厚生労働省の資料によると95.5%のママがこの時期に、そうめんのような穀類を離乳食で与えているようです。
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は50~80g
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は80g~90g
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は80g~90g
「生後7カ月のときに作りました。細かく折ったそうめんをくたくたに茹でて、裏ごししてすりつぶしたしらすとあえました。そうめんは他の食材にも合わせやすいので、離乳食によく活用しました」(30代ママ)
そうめんは主食にもなるので、子どもがお粥に食べ慣れてきた頃に初めてそうめんを与えたというママもいました。
「後期に作ったメニューです。そうめんとにんじん、ほうれん草を細かくして茹でて、片栗粉を少し入れて焼きました。クッキーの型抜きで星やハートの形にすると、おいしそうに食べてくれました」(20代ママ)
短くしておやきに、暑いときは冷たく、寒いときは温めてとそうめんは一年中幅広いメニューで作ることができる食材のようです。
「細かく折ったそうめんをやわらかく茹でて、ペースト状にして冷凍保存しています」(30代ママ)
茹でる前のそうめんをビニール袋に入れて、めん棒でたたくとそうめんが飛び散ることなく簡単に小さくできるとママたちの工夫が見られます。
「2、3㎝の長さに折ったそうめんを多めに茹でて、一回分ずつに分けてラップで巻いて冷凍していました」(30代ママ)
子どもの喉につまらせないように、様子を見ながら短くしてあげるとよさそうです。
「そうめんは塩分が含まれているようなので、茹でてから流水で洗い流しています」(20代ママ)
スープや汁物にそうめんを使う場合も、そのまま入れるのではなく、茹でて水洗いしてから入れるほうが離乳食には向いているようです。
「大人が食べるそうめんは沸騰後1、2分程度で茹で上がりますが、離乳食で作る場合は4、5分と長めに茹でるようにしています」(30代ママ)
子どもの月齢に合わせて、そうめんを食べやすい長さに折っておくと、茹で上がったあとの調理時間が短く済みそうですね。
そうめんは離乳食初期、中期、後期、完了期といつからでも使える食材ですが、子どもの様子を見ながら少量ずつ与えるとよさそうです。冷凍保存もしやすく茹でる時間も短いので、手早く離乳食の準備をしたいときにはぴったりの食材かもしれません。
そうめんはご飯にかわる主食にもなるので、野菜や肉、魚などもいっしょに合わせてバランスよく食べさせてあげるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2017年11月29日時点で作成した記事になります。
2017年11月30日
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