離乳食はいつから?ブロッコリーの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?ブロッコリーの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の”ブロッコリー”はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。

厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は”ブロッコリー”です!

ブロッコリーを離乳食で始める前に

離乳食の開始時はお米のお粥から始め、慣れてきたらじゃがいもや野菜、果物、さらに慣れてきたら豆腐や白身魚と種類を増やしていくとよいようです。厚生労働省の資料をもとに平均値を割り出した結果、ブロッコリーを含む野菜は、完了期には平均89.9%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

ブロッコリーはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食中期の7〜8カ月頃には、約半数のママが、ブロッコリーを含む野菜を子どもに与えているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料をもとに平均値を割り出した結果、平均29.9%のママがこの時期にブロッコリーを含む野菜を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料をもとに平均値を割り出した結果、平均69.0%のママがこの時期にブロッコリーを含む野菜を離乳食で与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料をもとに平均値を割り出した結果、平均85.7%のママがこの時期にブロッコリーを含む野菜を離乳食で与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料をもとに平均値を割り出した結果、平均89.9%のママがこの時期にブロッコリーを含む野菜を離乳食で与えているようです。



出典:離乳編/厚生労働省
離乳食 食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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ブロッコリーを使った離乳食のメニュー例

ブロッコリー入りお粥

「離乳食初期の頃、お粥にバリエーションがほしいと思い作りました。やわらかく茹でたブロッコリーの穂先をすりつぶしたものを、お粥に混ぜてあげました」(30代ママ)

初期のお粥を食べることに慣れた頃、初めてブロッコリーを与えたというママが多くいました。


豆腐のブロッコリーあんかけ

「離乳食中期の頃に作りました。ブロッコリーの穂先をやわらかく茹で細かくしたものに、片栗粉を混ぜとろみをつけます。それを豆腐の上にのせて食べさせました」(30代ママ)

中期は穂先をすりつぶさなくてもよいかもしれませんが、子どもの反応を見ながら進めた方がよさそうです。

保存方法

初期・中期

「大人が食べるとき房にして茹でたものから、やわらかい穂先の部分だけを削いで、すりつぶして小分けにし、製氷器に入れて冷凍しました」(30代ママ)

初期・中期は、食べる量も少ないので、保存はしなかったというママもいました。


後期・完了期

「小さい房にしたものを、他の野菜といっしょに圧力鍋で茹でました。それを製氷皿に小分けにして冷凍保存しておきました」(30代ママ)

後期・完了期になると、食べられるものも増えてくるので、あらかじめ他の野菜などといっしょに茹でておいてもよいかもしれません。

気をつけていた点

下ごしらえ

「初期・中期には、硬い茎の部分は使わないようにしました。茹でた後、下ごしらえのときに穂先だけを残し、茎は切ってしまいました」(30代ママ)
「完了期に茎を使う場合は、硬そうな外側の皮を厚めに剥いて使うようにしました」(30代ママ)

離乳食の進みに応じて、硬さも変わってくるようです。ママたちは子どもが食べやすいよう工夫しているようでした。


調理法

「後期に茎の部分を食べさせてみたところ、まだ硬すぎたのか嫌がって食べてくれませんでした。なので圧力鍋で調理して茎もやわらくして食べさせました」(30代ママ)
「完了期になってから手づかみで食べる練習になるよう、茹でたブロッコリーを小さな房にしてあげました」(30代ママ)

離乳食を食べるときに、食感は大事なようです。また小さな房であげると手づかみ食べの練習になるので、完了期以降、子どもの様子を見ながら与えてみてもよいかもしれません。

ブロッコリーを離乳食に取り入れよう

離乳食 赤ちゃん
Yaoinlove/shutterstock.com

ブロッコリーは離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、初期はやわらかい穂先から使用するとよいようです。完了期には手づかみで食べられるよう、小さな房であげてみてもよいかもしれません。下ごしらえもしやすいようなので、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れられるとよさそうですね。

離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。

2017.11.29

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