
赤ちゃんにとって初めての食事が始まる離乳食初期。レシピを調べると「食材を裏ごしします」と書かれていることもありますよね。裏ごしした状態とはどのような状態なのでしょう。裏ごし器の使い方や選び方、すり鉢、ブレンダーなどの代用品について体験談を交えてご紹介します。
離乳食の裏ごしはいつまで行えばよいのでしょうか。
「離乳食初期の生後5、6カ月頃まで裏ごしをしていました。裏ごししていた食材も、離乳食中期頃には徐々にみじん切りに変えて粒を大きくして与えていました。」(30代ママ)
離乳食の裏ごしは離乳食初期を中心に行います。離乳食初期はゴックン期とも呼ばれ、まだ歯が生えていない赤ちゃんが飲み込めるようペースト状にする必要があります。
裏ごしをすることで口当たりがなめらかになり、離乳食初期の赤ちゃんでもゴックンと飲み込めるようになります。
裏ごし器で、芋類をすり潰してポタージュを作ったりプリンや白和えなどを作ることもできるようです。網目の荒い裏ごし器だと、ふるいとして使うこともできるためパン作りに使うこともできそうですね。
裏ごし器を選ぶときは、離乳食以外の用途で使用するかどうか考えて選ぶとよいでしょう。離乳食のみで使用する場合は、離乳食調理セットや代用品でもよいかもしれません。
1.裏ごし器が滑らないよう、下に濡れタオルをセットする
2.網の中央に食材を置く
3.木べらなどですり潰す
4.網に残った材料を木べらで集める
一度に裏ごしする量が多いと、こぼれたり作業しづらいため網の半量以下を乗せるようにします。食材をやわらかく茹でておくとよい、というママの声もありました。
裏ごしができる調理器具は、裏ごし器のほかにどのようなものがあるのでしょうか。
裏ごし器の代わりにすり鉢を使用したというママもいました。裏ごし器ほど食材をペースト状にするのは難しいようですが、食材の硬さを調節できるため離乳食中期以降も重宝するようです。
すぐに食材を裏ごしした状態にできるブレンダーは、離乳食作りが終わったあとにも使うことができ便利なようです。ブレンダーはある程度まとめて食材を細かくすることができるため、作り置きをしたいというママにも向いているかもしれません。
フードプロセッサーは据え置きタイプ、スティックタイプ、チョッパータイプなどいくつか種類があるようです。ブレンダーのように、離乳食を裏ごししたいとき時短になりそうですね。
食材の裏ごしに茶こしやザルを使うこともできるようです。茶こしは一度に少量しか裏ごしすることができませんが、離乳食初期にはちょうどよい量を裏ごしすることができそうです。網目が細かいため、食材が詰まりやすいことがあるようですが、その分きれいに裏ごしすることができるでしょう。
ザルは裏ごし器や茶こしに比べると網目が荒いようですが、食材の粒を徐々に大きくしたいときに使えるかもしれません。
離乳食に使う裏ごしをする調理器具を選ぶとき、どのようなことをポイントにするとよいのかママたちに聞いてみました。
離乳食以外の料理を作るためにも使いたいママは長く使えることを重視したようです。離乳食作りセットではなく、裏ごし器やブレンダーなどを選ぶと長く使えるかもしれません。
赤ちゃんの口にするものを作るため、特に衛生面には注意したいですよね。裏ごし器は網目が細かいため、食材が詰まることがあります。スポンジで取り切れなかったときは、ブラシを使ったり、あら塩を手に揉みこんで洗うとよいようです。
裏ごし器のほか、代用品としてすり鉢やブレンダーなどでも裏ごしをすることができるようです。
裏ごしは手間がかかることもあるかもれませんが、裏ごしをすることで食材を赤ちゃんが食べやすいペースト状にすることができます。赤ちゃんが食べやすい離乳食を作り、離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんに食べることの楽しさを知ってもらいましょう。
2019年10月07日
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