生後10ヶ月の頃の離乳食を作るとき、食事の量やバランスが気になったり、レシピのバリエーションを増やしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、生後10ヶ月の離乳食の進め方や量について、主食や手づかみ食べのレシピをママたちの体験談を交えてご紹介します。
生後10ヶ月になり、1日3回食になるとレシピのマンネリ化に悩んだり、この時期にあった手づかみ食べの形状が気になることもあるようです。ママのなかには、離乳食の味つけについて悩むという声もありました。
実際に、ママたちは生後10ヶ月の離乳食をどのように作っているのでしょう。今回は、主食レシピや手づかみ食べのレシピを中心にご紹介します。
厚生労働省の資料によると、生後9カ月から11カ月頃が離乳食後期とされています。この時期の離乳食は、1日3回食に進めながら、子どもの食欲に応じて離乳食の量を増やしていき、調理形態は歯茎で押しつぶせる固さ(指でつぶせるバナナくらい)がよいようです。
また、離乳食後期である生後9カ月以降になると鉄を不足しやすいことから、赤みの魚や肉、レバーなどを必要に応じて取り入れる工夫ができるとよさそうです。
厚生労働省の資料によると、生後10ヶ月頃の離乳食の1回あたりの食事量の目安は以下の量と言われています。
穀類:全がゆ90g ~軟飯80g
野菜・果物:30g~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2個
乳製品:80g
生後10ヶ月の主食レシピにはどのようなものがあるのでしょう。ママたちに、生後10ヶ月頃に作っていた主食レシピについて聞いてみました。
「ひじきと切り干し大根は水で戻し刻みます。鍋に出汁と材料を加えて、煮込むと完成です。鶏ひき肉を入れてアレンジすることもありました」(30代ママ)
切り干し大根など、野菜の乾物の出汁を使うことで風味が増すレシピのようです。ごはんの固さを変えたいときは、炊き込みご飯風にアレンジしてもよいかもしれません。
「かぼちゃやにんじんを細かくしたものと、湯通しして塩抜きしたしらすとご飯を鍋に入れ、野菜スープを加えていっしょに煮ます。野菜は下ごしらえしたものを冷凍しておくと、時短で作れるので便利です」(20代ママ)
カラフルな野菜を使うことで、目でも楽しめるリゾットのようです。色味のはっきりしたパプリカなどを入れてもよさそうですね。ママのなかには、すりごまや焼き海苔を加えてアレンジしたという声もありました。
「ブロッコリーは茹でてみじん切りし、豚ひき肉は炒めておきます。耐熱皿に食パンを切って並べブロッコリーとひき肉を加えます。溶き卵と牛乳と少量の水を混ぜたものを注ぎ、粉チーズをふりかけ焼きます。電子レンジで少し加熱してからオーブンで焼くとパンによくソースが染み込みおいしく仕上がります」(30代ママ)
食パンにソースをよく染み込ませてから焼くことで、しっとり仕上がり赤ちゃんも食べやすそうなレシピのようです。ブロッコリーの他に、トマトを加えたり、白身魚などを使ってアレンジしてもよさそうですね。
厚生労働省の資料によると、赤ちゃんが離乳食を自分で食べたいといった気持ちを大事にして、手づかみ食べしやすいメニューを取り入れることも重要としているようです。実際に、ママたちが生後10ヶ月頃に作っていた手づかみ食べレシピを聞いてみました。
「キャベツをみじん切りしボウルに入れて、卵と小麦粉、ツナを加えて混ぜます。子どもの持ちやすいサイズになるようフライパンに流し入れて焼いたら完成です」(30代ママ)
お好み焼きは、具によっていろいろなアレンジができそうなレシピです。他には、ご飯を混ぜてもちもちの食感にしたり、強力粉を使ってサクサクの食感になるよう工夫していたというママの声もありました。
「水切りした豆腐にパン粉を混ぜ、みじん切りにした玉ねぎと鶏ひき肉と卵を入れてさらによく混ぜます。水で戻したひじきとかつお節を加えて、少量の油をひいたフライパンで両面焼くと完成です」(30代ママ)
つくねは両面に焼き目をつけたあとに水を入れて蒸し焼きにすると、ふっくら仕上がるようです。赤ちゃんが、つくねのパサつきを感じて食べにくそうにしている場合は、野菜餡かけにしてとろみをつけたというママの声もありました。
「シリコンスチーマーにバターを入れて、レンジでやわらかくします。細かくしたにんじん、卵、潰したバナナをホットケーキミックスと混ぜてシリコンスチーマーに入れ、電子レンジで加熱するとできあがりです。バナナの甘味が気に入ったのか赤ちゃんもよく食べてくれました」(20代ママ)
シリコンスチーマーを使うと、電子レンジで簡単に蒸しパンが作れるようです。バナナの代わりに、さつまいもやかぼちゃなどの甘みのある野菜を使うと主食に近いアレンジができそうですね。
生後10ヶ月の離乳食をあげるときに、ママたちはどのようなことを工夫していたのでしょう。
「離乳食の時間がバラバラだったので、食べムラにつながるのかもしれないと感じていました。そこで、起床やお風呂、食事の時間を決めて生活リズムをつけていくよう意識しました。食事の時間が整ったことで食べムラが減ったように思います」(20代ママ)
生後10ヶ月の赤ちゃんに離乳食をきちんと食べてもらうために、生活のリズムを整えることを意識することがあるようです。他には、食事のタイミングにあわせて、外出やお昼寝の時間を調節したといったママの声もありました。
「赤ちゃんといっしょに私も同じものを食べながら、『おいしいね』と声をかけたり、食べられたときは『すごいね』と笑顔で褒めたりしながら、楽しく食べることを心がけました」(30代ママ)
赤ちゃんが楽しく食事ができるように、声がけに工夫していたママもいるようです。家族でいっしょに食卓を囲むことで、赤ちゃんの食べる喜びにつながるかもしれませんね。
ママたちは生後10ヶ月の赤ちゃんに離乳食を作るとき、レシピの味つけを工夫したり、手づかみ食べしやすいようアレンジしているようでした。また、この時期の赤ちゃんの食事の環境を見直すことで、「もっと食べたい」といった意欲につながるかもしれません。
赤ちゃんが喜んでく食べてくれる離乳食が作れるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年9月7日時点で作成した記事になります。
2018年09月10日
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